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ユタと不思議な仲間たち

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八戸市で除幕式

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■画像:八戸公会堂脇に建つ「三浦哲郎文学碑」

又、新たな情報が入った。

八戸市では、今度の劇団四季『ユタと不思議な仲間たち』八戸公演の日(6月16日・月)に併せて、公開堂前の文学碑の説明板の除幕式を挙行するそうだ。

あの立派な記念碑には説明板が無かったので、問い合せが増えていたために、三浦哲郎文学顕彰協議会と市が共同で設置することになったという。

四季の公演に合わせてのセレモニーとは、絶妙のタイミングで、八戸市民の意気込みを感じる。
因みに、説明板の原文作成は森林康さんが担当されて、三浦哲郎さんに了解を頂いたものだという。
製作の過程での様子も伺ったので、内容を見るのが楽しみである。

これで、あの文学碑が益々際立ことになり、三浦哲郎文学散歩『一戸〜金田一温泉郷〜八戸』コース確立の新たなステップに繋がることを期待したい。

広全寺と長寿寺

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■画像:広全寺の銀杏の枯葉の絨毯/ツアー客に講話する春覚和尚/広全寺の三浦家墓

三浦作品には、菩提寺である一戸町の「広全寺」を舞台にした物語がいくつかある。
朝、「早起きラジオ体操会」の帰り道で、体操仲間のSさんから、その広全寺の春覚和尚の話が出た。
金田一の長寿寺の前住職は、中学の時から一戸町の広全寺の春覚和尚のもとで修業をしたのだと言う。
Sさんは春覚和尚とは中学(旧制)時代の同級生だったそうで、春覚和尚のことを随分詳しく知っている様子だった。
そこで、Sさんに三浦さん家族と春覚和尚との繋がりについて話してあげたら、大変興味を示してくれて、続きをもっと話して上げるからと言ってくれた。

そうすると、長寿寺の前和尚も、広全寺で三浦さんやその家族と接触があっただろうと思われるが、今はもう他界されているので、話しを聞くことが出来ないのが残念である。

『ユタとふしぎな仲間たち』に出てくる『安楽寺』の舞台については、『長寿寺』説と『広全寺』説がある。
三浦さんの二戸講演での話しでは、座敷わらしたちが鐘の音の輪に載って、オムツを干しに行く山を折爪岳をモデルに描いたと言っていたので、長寿寺の鐘楼の鐘の音に乗って飛んで行くのが最もイメージに合うことになる。

NHK少年ドラマシリーズのDVD映像を見てみると、『広全寺』と『高森高原』が写っているので、舞台の場所探しが紛らわしくなってしまう。

劇団四季の団員達は、今度の二戸公演で『ユタと不思議な仲間たち』の小説の物語の舞台を訪れることに大変興味を持っているらしい。
噂ではキャストたちが「寅吉じいさん」役の大先輩に、舞台の本場をよく見てくるようにと発破を掛けてられたとのこと。
だから、長寿寺にも是非行って見たいと言っているそうだ。

さぁ、二戸公演まであと1週間と迫って来た。
チケットの販売状況はどうなっているのかな?

分教場

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『ユタと不思議な仲間たち』では、タンカー事故でお父さんを亡くしたユタ(勇太)が、お母さんの実家のある、東北もずっと北の山間にあるこの湯ノ花村(旧金田一村字湯田)の分教場に転校してきた。

クルミ先生のいるこの分教場のモデルになっているのが、金田一温泉郷にある旧長川小学校である。
今は、金田一小学校に統合されて廃校になっているが、跡地には金田一温泉公民館が建ち、片隅にある木造の講堂と門柱が小学校の面影を残してくれている。

小説『ブンペと湯の花』では、この講堂で青年団の演芸会が行われたり、校庭の隅の土俵で相撲を取ったりする場面が描かれている。
読む会の三浦ファン達には、その他の作品にも出てくる分教場のイメージはこの旧長川小学校をモチーフに描かれているように思えてならないのである。

劇団四季では、湯ノ花村の分教場の雰囲気をどのようにミュージカルに取り入れようか苦心したそうです、
この劇の立ち上げに先立ち、団員達がこの二戸の山間地の学校を訪ねて廻り、小萩野分校や上斗米小学校などで、授業の実際を体験して、その雰囲気を劇に取り入れたとのことである。

春には桜と山吹の花が講堂を取り囲むように満開に咲いて往年の分教場の佇まいを、誇示してくれている。

ここも、三浦哲郎文学散歩コースとなっていて、講堂の脇には説明板が設置されているので、散歩の際にはお立寄り下さい。

湯温が低い温泉

『ユタとふしぎな仲間たち』に出てくる「湯ノ花村」の温泉は、お湯の温度が低いので、風呂を沸かすのに薪を割って焚いている。

《温泉といっても、湧いている鉱泉は温度が低いから、風呂は沸かさなければはいれない。
その風呂を沸かすための薪を割るのが、寅吉じいさんの仕事なのだ。だから、寅吉じいさんはたいてい薪小屋にいるが、薪小屋にいない時は谷間の浴場の焚口の前で、キセルで一服つけながら火の番をしている。その焚口にもいないときは、谷川のほとりで傾いている朽ちかけた水車小屋のかげで、昼寝をしている。
ぼくは、寅吉じいさんを捜して水車小屋のかげまでいって、そこの草の上に寝そべって昼寝をしているじいさんと並んで、寝てしまうこともあった。薪小屋で、まだ割らない薪に腰をおろして見物しているうちに、だんだん瞼が重たくなってきて、いつのまにか眠ってしまうこともあった》
 
                       ……新潮文庫『ユタとふしぎな仲間たち』より抜粋

金田一温泉郷の湯温は35度位で体温と同じなので沸かさないと入れない。今ではボイラーを使って沸かしているが、三浦さんがいた頃は、薪で沸かしていたのだった。
谷川のほとりの「水車小屋」も、以前には長川沿いに在ったそうだから、三浦さんは、この金田一温泉郷の情景を小説に描いていることがうかがえる。

寅吉じいさんとユタが寝そべっていただろう草むらの所に、いつの日か、この水車小屋を、久慈市の「山根六郷」のように復元できないものかと思っている。

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ペドロたち座敷わらしが、オムツの洗濯場にしていた、谷川の「どんどん淵」が、長川の上流にあることは、以前にもブログで紹介したことがある。

■「どんどん淵の滝」発見! 2007/7/28(土) 午後 9:37 http://blogs.yahoo.co.jp/onikosato/14566682.html

今度、14日(土)の午後3時からの「湯ノ花村」文学お散歩会には、劇団のスタッフたちも参加するかも知れない。
四季の人達は『ユタとふしぎな仲間たち』に関連した場所に大変興味を示しているそうなので、取って置きの場所として、「どんどん淵」は是非案内したい所である。
しかし、まだ未開の地で道も整備されていないし、眺望のできる場所も確保されていないので、どうにかならないものかと思案しているところだ。
ここに案内して上げたら、最も印象に残る場所として喜ばれるに違いないと思っている。
この場所には川原に丸い石のノジュール(団塊)や、割ると化石が出てきそうな石や岩がゴロゴロしているから、尚更のことだろう。

谷川沿いと、ゆかりの家裏門脇からの坂の道を整備できたら回遊できるようになるのだが、地元の人達に協力して頂けないものだろうか?

その他にも、四季の人達には、座敷わらしたちが洗濯物を乾かしに行く「長者山のてっぺん」のモデルの「折爪岳」や、そこまで飛んで行く時に使った鐘の音のもとになる鐘楼がある「安楽寺」のモデルの「長寿寺」も案内したい所であるが、こちらの方は遠いので歩いてはいけないのが残念だ。

当日の劇団四季との交流会が終わるころには、日が暮れて、河鹿の鳴き声も聞けるかもしれないから、そちらの観賞会も一緒にできるかもしれない。

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