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私小説

今回の第144回芥川賞を受賞した「苦役列車」の西村賢太氏が、夜九時のNHKニュース番組で取上げられていて、本人がインタビューに応えていたのを聞いた。
中学卒業学歴ながら独学で芥川賞を受賞する作家になった、今までに無い新たなカラーの私小説作家として紹介されていた。

青山アナウンサーが私(し)小説と読んでいたのに対して、西村氏が私(わたくし)小説と拘って話していたことが印象に残った。
そういえば、私も三浦さんの葬儀の時に、著名な作家達の弔辞では、私(わたくし)小説と拘って読んでいることを聞いて、それまで私(し)小説と思っていたのと違う読み方の拘りがあることを知ってから、私(わたくし)小説と、読み方を拘るように心掛けている。
私(わたくし)小説と読むのが本当だと教えられたものだから、NHKが私(し)小説と読むことに違和感を感じながら聞いていた。

きたぐに

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■写真、夜の雪に輝く「バーきたぐに」のネオン


昨夜は、地元に住みながらも金田一温泉に宿泊する機会が有り、夜には旅館から外に出て「バーきたぐに」を訪れて見た。
ここの店の名前を「きたぐに」と名付けてくれたのは三浦さんだった。
初期の作品『ブンペと湯の花』に描かれているブンペさんのモデルだったこの店の開設者が、三浦さんにお願いして付けて貰ったのだった。そのあたりの経緯は『湯の村の若大将ー私の交遊録』(S43.11小説新潮初出、『おふくろの妙薬』に掲載)に詳しく載っているので、興味を持って読ん頂けると分かる。
そして『林檎畑の林檎作り』(『笹舟日記』S48.5毎日新聞社発行)や、『木靴』(『おらんだ帽子』(s52.10新潮社発行)に掲載)にも描かれているほどの、親交の深い間柄の人の店だったのである。
雪の中の店のネオンの夜景が奇麗だったから、ブログで紹介させて欲しいと“ブンペさん”の後継者であるママさんに相談したら、快く了解してくれたので、写真付きで紹介しよう。

名物の鶉の焼鳥は残念ながら今は取扱っていなかった。

先日来、書籍「初めての愛」(三浦哲郎著S45.主婦の友社発行Cherry Books)を欲しくてネットで探しているが、中々見つからない。
ヤッと見つけた「龍生書林」では、初版、カバー(小口微焼)付とは言え、何と21,000円の値段がついていたのには驚いた。

昨年、亡くなられて密かなブームが起こっているのか、古本の値段が総体に値上がりしている。

●「龍生書林」 三浦哲郎著作・関連 取扱い書籍リスト
 http://www.kosho.ne.jp/~ryusei/bungaku/7m/miura-teturou.htm

活動を始めた5年前に比べたら、物凄く値上がりして、中々手が出せない値段になってきている。
このブログで話題にして、欲しいとか探している等と云うのは控えた方が良いのかも知れない。

湯田りんご

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昨日、パソコン不良により代替で携帯電話から投稿した記事が上手く行かなかったために、再度掲載します。

三浦作品に「林檎」のことが多く描かれている。
NHK朝の連続小説にもなった『繭子ひとり』や林檎試験場の『野の祭』などは青森の林檎で、『ユタとふしぎな仲間たち』『妻の橋』『ブンペと湯の花』などは岩手の林檎が登場する。

随筆『林檎畑の林檎作り』『笹舟日記』S48.5.30毎日新聞社発行)には、旧金田一村湯田つまり二戸市・金田一温泉郷の林檎のことが詳しく描かれている。
三浦さんのこの文章を読んだ読者なら誰でも、美味しそうな湯田りんごを一度は食べてみいと思うに違いない。

やはり、そんな三浦文学愛読者である東京の遠藤さんから「贈り物に金田一温泉の林檎を使いたいので、温泉の林檎農家を紹介して頂けないだろうか?」との連絡を戴いた。
「できれば自分たちも食べたいので、自宅用にも欲しい」とのことだったので、知り合いの林檎農家に相談して対応して戴くことになった。

三浦さんが褒めているとおり転勤族の人達にも二戸の林檎は青森林檎よりも美味しいと評判なので、自信を持ってお薦めできるのである。

生憎、年末年始の贈物時期の後なので、どこの農家にも良いものが残っていないと云われたが、大沼りんご園に対応して頂けたので有難かった。

昨年は気候不順で甘味が例年の様にならなかったそうで、貯蔵している林檎もそろそろ甘味が抜けて味が落ちていくので、今頃が美味しく食べられる限界だろうと言われた。

金田一温泉郷の大きなりんご園農家にはどこも後継者が育ち、三浦さんが絶賛してくれた美味しい湯田りんごづくりは前途洋々の筈である。

〈湯田の林檎は湯田の林檎の匂いがする。よその土地の林檎にはない味がある。私はそう思って文男さんの林檎を食べている。〉(『林檎畑の林檎作り』より)

今年の春、金田一温泉郷一体がりんごの花で一杯になる頃になったら、岩手、青森の人達を対象に、ガイドマップを活かした
三浦文学散歩ツアーでも開催出来ないものかと思っている。

昼飯には手打蕎麦とへっちょこ団子を食べ、温泉に入って散歩後の疲れを治して貰いながら、春の一日三浦文学三昧も悪くないだろう。

金田一温泉雑感

私が子供の頃の旧金田一村だった時には湯田と言って「湯田温泉」として知られていた。それが「金田一温泉」と呼ばれるようになったのは何時頃からだっただろうか。

田んぼから温泉が湧いていたから「湯田」と地名が付けられ、昔は「侍の湯」として南部藩の湯治場だったそうだから、温泉としては古い歴史を持っているが、戦前までは旅館がたった3軒しかない、近在農家の人達のためのひっそりとした湯治場だったそうだ。

焼失した「緑風荘」も元は多くの使用人を置く豪農で、終戦後に旅館を始めたというから、歓楽街など程遠い温泉場だったのであろう。
三浦さんも作品の中で説明しているように、私が子供の頃(昭和30年代)は「日本一のラジウム温泉」として効用を評価されて、それを子供心に「キュリー夫人もビックリのラジウム温泉」と言って自慢したものだった。
一時期は、陸中海岸〜八幡平〜十和田湖という観光名勝地を結ぶ中間宿泊温泉地として旅行会社にも注目されて、観光バスが連なって来た時もあり、又、岩手県北、青森県南地域唯一の温泉場として近隣住民からも親しまれて大いに繁盛したのだった。

それが、最寄りの駅の名前を「金田一」から「金田一温泉」に変えて、知名度向上を図ったにも拘わらず、近隣の方々に新たな温泉場が出現したこともあって、宿泊客の落ち込みが激しく、いつの間にか色々な問題を抱えて、どこの宿も危機状態に陥っているのが現状である。

今の季節に入浴するとこの泉質の効用が最も分かって貰えるほどに、いつまでも体がポカポカして心地よいのである。
また、三浦さんが作品で宣伝してくれているように、オデキ(腫れ物)などの皮膚病に良く効くのも本当である。

幾ら良い泉質でも、宿泊施設の改善を疎かにしてきたことと、源泉の温度が36度と低いために沸かし湯をする経費とその設備の老巧化のメンテナンスの負担が重くのし掛かっているから、この金田一温泉を、何とかしなければと思っても、おいそれと改善策が見当たらないのである。

先ずは、国民保養温泉地指定「座敷わらしの棲む温泉地」と、良い泉質を財産に、日帰り入浴施設「金田一温泉センター」を中心に日帰りの入浴を楽しんで貰えるように、都市圏人口33万人、商圏人口60万人の八戸市中心の南部地方は元より、近隣のトリコロールエリアで、知名度アップの宣伝に力を注ぐことをするべきだろう。
そして、来訪者に楽しんで貰い、お金を使って貰える方法をみんなで考えて取り組んで行き、知名度が上がれば、集客力も増し、各宿泊施設でも設備改善への投資意欲が湧いてくるだろう。
これだけの商圏人口の中にあって、魅力があれば流行らない訳が無い。
むしろ、流行るように努力してこなかったのが不思議でならない、と思うのは私だけだろうか。
役所や事業所、町内会、婦人会、老人会等の総会や新年会・忘年会・慰労会、学校・PTA等の歓送迎会等々、宿泊先選定のターゲットチャンスは沢山有るのだから。
現に、近隣の湯瀬温泉等も生き残り策としてこのことへの営業、送迎に全力を注いでいて、この地域からも大勢出かけているではないか。

これからは暇な時間を自由に使える退職者に力を借りて、昔懐かしい田舎の良さと自然を売りにすることも、喜ばれる時代になって来るように感じている。
兎に角、来てお金を使ってもらえる方法を考えて、その貴重なお金を他所に持って行かれないように、地域で廻すことである。
地域で支える金田一温泉。そんな温泉郷になって欲しいと思っている。

「そんなことは考えてこれまでにやってきた!」と先輩諸兄に一喝されるかも知れない。
でも良い結果にはならなかったからには、何かが足りないのだと思う。
そのためには、金田一温泉全体を統括する力のある営業(戦略)と送迎の対策を講じる必要があるのではないだろうか。

「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」

一昔前に「湯の村の若大将=湯田の文男さん」が、多角経営に乗り出して温泉を賑わせてくれた熱意と、三浦さんが自慢の温泉として全国に宣伝してくれていたことを無駄にしないためにも、この温泉地の繁栄を絶やしてはいけない。

そんなことへのヒントが、三浦さんの作品の中に沢山ちりばめられているので、大いに学んで活用させて頂かなければならないと思っている。


今日は「湯田のりんご」のことを書こうと思って、「湯田」の説明から始めたのだったが、つい熱が入ってしまって、本題がズレてしまったので、「湯田のりんご」についてはこの次に回すことにした。


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