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[ウィキッド(Wicked)のプレイビル]
マンハッタンをウィンドウショッピングしていたら、「How Deep is Your Love」が流れてきた。オリジナルではなく女性ヴォーカリストのカバー。妙になごんで気に入った。後で調べたけど誰だか解らず。
地下鉄に乗ってソーホー(SOHO)へ。
スプリング通り(Spring St.)の Le SprtSac で家内がバッグを買う。
エリザベス通り(Elizabeth st.)のトークン・バッグ(Token Bags)に寄る。
ここは今回の収穫。日本にも入ってきている、マンハッタン・ポーテージ(Manhattan Portage)のメッセンジャーバッグなどもあるけど、トークン(TOKEN)ブランドの製品に気に入ったものがあった。
ただ今回はクローム(CHROME)やダカイン(DAKINE)のバッグを持って帰らなければならないので、買うのは断念。
でも、今度ソーホーに寄るチャンスがあれば必ず立ち寄りたい。ここのメッセンジャーバッグ、何というか、知的なガテン系イメージでマジ格好イイ!
http://www.tokenbags.com/
マルベリー通り(Mulberry st.)をぶらぶら下って、リトルイタリーのオープンカフェでランチ。
9ドル50。サービスチャージを勝手に17%も付けてきた。
地下鉄で移動。
14ストリート/8番街(14th st. 8th Ave.)の専門店でカードを探す。
W4 から 42nd に上がって、5番街を散策。
最初にNYに来た時を思い出す。ピカピカに輝いて見えたアメリカ。物珍しさに一店一店覗いて回った。
いわゆる白人がスーツで闊歩していて、雨が降るとストリートコーナーに黒人の露店(傘)が急に店開きして、それを取り締まるコップと追いかけっこをしていた。
白人は消えた。黒人は買う側になった。
スナップルやプリッツェルは変わらない。
音楽メディアを扱っている家電店に入った。DVDはまだしも、CDは見るも無残な状態。ダウンロードするもので、メディアを買うものじゃあなくなっている。
マンハッタンに店を構えてストックを置くのはナンセンスだろう。
私はデジタル・ミュージックに偏見を持っていて、CDのサンプリングレートがギリギリ許せる範囲で、それより粗いサンプリングのもの(MP3)など絶望的に音質が悪いので、携帯プレーヤーで音楽を聴くことがない。ファイルが大きくなっても96kbps以上のサンプリングでないと、私の耳にはコマ数の少ない安手のアニメーションのような音に聴こえる。
デリでシーザーサラダ(7ドル)を買ってホテルに帰る。
ワインやチーズやラウンジのクロワッサンなど、適当に腹ごしらえして、夜のミュージカルに備える。
唐突に浮かんだ文章をメモする。
「旅は変わったものと変わらないもの、変わっていくものを確認するためのものである」
(trip should be a confirmation of what was changed, or unchanged, or is changing)
◇
この夜のミュージカルは「ウィキッド(Wicked)」。日本でも紹介されている。話はひとことで言えば、「あの有名な『オズの魔法使い』のプロローグ」、『オズの魔法使い』の話に繋がる、時間的にその前の話。今回の旅行でもっともミュージカルらしいミュージカル。「友情」の物語。
メインプレーヤーに大変高いスキルが求められるミュージカルだと感じたが、出演者は皆、それを持っていた。
例えば、グリンダはコメディエンヌであり卓越したソプラノシンガーでなければならず、エルファバはドラマアクトレスでまともに歌えるメゾソプラノシンガーでなければならない。
良い脚本と良い曲の詰まった、良いミュージカルだと思った。
帰りにミュージカルストアのシアターサークル(the Theatre Cilcle)でウィキッドのペーパーバックを買った。最後の一冊で頁が折れたりしていたので、店の主人がセールスタックス分おまけしてくれた。5ドル25。良いお土産ができた。
帰りの飛行機の中で、ジュディ・ガーランドの「オズの魔法使い」の映画がライブラリにあったので観た。
その映画の中でもドロシーが語っていた。
そこがオズの国であろうが、ニューヨークであろうが、旅行の結論はいつもこうだと思う。
「やっぱり、おうちが一番いい」
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