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攻めの過程,大量に買い上がる,つまり煽りの段階になってきたときは,売りもある程度あった方がいい。節節(フシブシ)に売りものがある,「ダイヤモンド型バイカイ」の型が一番いい。
例えば330円が真ん中の値段とすれば,330円ヤリが100万株あって,329円に20万株,328円に10万株あるという具合に,下には逆三角形となっており,上には331円に10万株,332円に5万株というように,三角形となっているバイカイが一番よい。
つまりひし形の売り物というわけである。フシが太く,上の方はスッと細くなっている。そして,その上に行くとまたダイヤモンドをつくる,こういう玉関係が理想的だ。
ただ,ダイヤモンドができてからは,煽らなければならないというわけで,仕手の中でも下手な人たちは一直線に買い上がる。買えば上がるから,上に売りものがないと,喜んでボンボン買って上値をつける。
しかし,これは玉の薄いところをパッと買うだけだから,相場としてはよくない。
なぜならば,売りたい玉はできるだけ場に出させてしまわなければならないが,その前に買ってしまうわけだから,売り残りとなった玉はもう一段高値で出てくることになるわけだ。
売りたい玉を出させてしまうには「フシ」を作ってやることだ。
株というものは,自分ひとりで全部買い占めるわけにはいかない。仮に30万株くらいを一気に買って,あと30円上までを100万株買っても,それで資金が詰まってしまい,しかもその後誰も買わなかったら,1000株の売りものでも株価は下がってしまう。そのために,状況を見て,資金効率を考えて「フシ」をつくっていかなければならないのだ。バイカイを読んだあと,例えば,330円ヤリに売り玉が100万株あったら,100万株とも自分で買ってはいけない。30万株くらい買ってみて様子を見る。場に出た「30万株買い」の注文はそれ以上の効果を発する。
つまり,株価が上を向いていてしかもタイミングが間違ってなければ30万株買うだけで,あとの70万株は誰か不特定多数の人たちがサッと買ってまたたく間に100万株の売り玉はなくなるものだ。
ところが,タイミングを間違えて上げ過程でなかった場合には30万株買うだけで終わってしまい残りの70万株はそのままということなる。相場はそこで止まってしまう。一人では相場はできないということである。また「100万株買った」とやると,相場は活気づくが,その後で必ず一度叩きこまれる。自分は3分の1程度だけ買ってあとは皆に分け与えなければならないのだ。それを欲張って1人で百万株買ったら上には伸びない。買い損なった人は押し目を待ち,買い切った人も後援部隊を待つという心理状態となるからだ。
「30万株買った」ということで,残り70万株がはけたら,自然に値がついて上に行く。そして330円の百万株がはけたところで,不思議とそこが相場にフシとなる、株価が上に行ってその後で330円に下がってくると買い物が入ってくるのだ。百万買ったとやって一気に買ってしまうとその後下がってきても330円には買い物が入ってこないから不思議だ。こうした玉関係は普通の人は知らない。
しかし,本当に相場を知っている人だったらこれは常識なのだ。アキでした。
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