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男の中に女が1人いることを「紅一点」といいます。(当たり前ですネ。すみません)しかし,汗臭い野球部の部室で2年半過ごしたアキが残したものは「ちょっぴりの女の子の髪の匂い」だけではなっかったのです。アキが入部するまでは,信じられないことに「合法的なシゴキ」が横行していたようです。(人から聞いた話なので正確ではないかもしれませんが) |
アキの恋愛
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アキも中3の春に信州に修学旅行に行きました。修学旅行の一大イベントってわかります? |
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アキが野球部でのデビュー戦で「顔面デッドボール」事件に遭遇したことは前回書きました。これはその後日談です。対戦相手のB中学のムテキ君(仮名)から電話がありました。なぜ電話番号を教えたのかというお叱りにはアキは敢然とこう応えることができます。ムテキ君は「整形外科医」の息子でした。アキの顔の「怪我」が心配(笑)で父親に「なんとかアキチャンの顔を後遺症が残らない程度に治して欲しい。」と懇願したと聞いています。私も年頃の女の子です。その言葉を意気に感じて「ムテキ」君のことを憎からずと思っていました。彼からは1週間に1度の割りで手紙が来ました。何とも変てこな手紙で「アキの打撃フォーム」の解説から「好きな歌手は誰か」とか支離滅裂な内容で「男の子…解らない」の世界に再び埋没しました。ムテキ君から「デートの誘い」がありました。アキは本当は友人と一緒に3人でのグループ交際を希望していました。あの当時は「会話がふとしたきかけで途切れる」ことが嫌で明るい(といわれているアキがいつも喋ってばかりだったのです。スマップとかV6とか当時人気がでかかったスターの話で何とか時間を稼いでいたのですが「ムテキ」君はいきなりアキの手を握り「俺と結婚してくれ!」と絶叫したのです。絶叫はオーバーですが声が裏返っていたのです。アキは困惑しました。「結婚は今はできないよ。アキは12歳だし,16になってその時の私がムテキ君の理想にかなっていればいいけど,その時はあなたも多分素敵な彼女がいると思うよ。」というようなことを言いました。 |
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中学に入学するとアキは野球部に入部しました。最初は球拾いです。男子部員はアキのことをマネージャーくらいに考えていたようではっきり言って「小馬鹿」にしていたようです。エッチな男子は「お前短いスコートはいてチアガールやれ!。大根足でもしょっちゅう上げてればすこしは細くなるんとちゃう」とへらず口を叩いていました。5月になると「アキも先輩部員と一緒にキャッチボール」をさせてくれるようになりました。手首の返し方は父から教わっていたので軽くなげても「伸びのある球」が先輩の胸元に届いていたので「ひゃあ。お前男ちゃうか」といって今なら完全にセクハラとなる言葉をつぶやいていました。6月のことです。近くの学校と練習試合をすることになりうちの学校はオール1年生でスタメンを組み,アキはなんと「一番セカンド」で登場しました。 |
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アキにも人並に思春期がありました。アキの中1時代の94年のことです。私は「野球部」でしたが男の子と同じ着替え場所は嫌だったので,誰もいない(はずの)教室で制服を脱いで「ユニホーム」に着替えようとしていました。ところが,信じられないことに教室には男子生徒が3人くらい隠れており,制服を脱いだばかりのアキをからかいはじめたのです。「おまえそんなこと(野球のこと)して何になるんや。筋肉つけてただでさえブスイのにさらに目も当てれんようになるが。はようやめいや。野球」とからかわれました。ショックなことにその中の1人は,アキが「この子いいな」と思っていた本命の男の子だったのでショックは倍加しました。要するにこの3人組はアキの着替えの時間を狙って「アキにダメージを与えようとしていた(アキもそう思っていた)」かのようでした。ところがことはそう単純ではなかったのです。アキの本命のサトル君(仮名)が後で告白したところによると「お前のことが本当は気になっとる。お前偉いよ。俺お前がだんだん人並に綺麗になって(じゃあ以前の私は何なの!とツッコミを入れたいところですが)一緒につれて歩いても恥ずかしくない(失礼です!)程度に可愛くなったからお前のこと好きになったんや。だからもう今度からお前のこと大事にするからな」とぶっきらぼうな調子で叫びました。アキはこのときはじめて「言葉だけではうまくコミニュケーションを取れない(傾向がある)男の子のことを知るに至ったのです。 |





