オンリー・ロンリー

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ASKA大先生に憧れる、素人ポエマーの作品発表です
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Milkyway Blues ケータイ投稿記事

今日は年に一度の逢瀬

だけど、生憎の曇り空

残念ながら、輝く星々は見えないけれど

雲の上には、必ず瞬いている

心配はご無用

そもそも、「逢瀬」自体が、人目晒して行うものじゃなく、

ひっそりとやるから、乙な物

今宵奏でるMilkyway Blues

甘い二人をだしにして、一緒に踊りませんか?

カクテル揺らして、夜を舞う

C−46

「高田馬場〜、高田馬場〜」
 車内アナウンスで、私は、はっと目を覚ました。
 流れる景色が、ゆっくりと落ち着いて、駅のホームに滑り込む。
 ドアが開くと、外のむっとした空気と一緒に、何人か、乗り込んできた。
 反対にも、電車が入ってくるらしく、ホームには「鉄腕アトム」が流れていた。
「ドアが閉まります。ご注意ください」
 アナウンスの後、シューッと音を立てて、ドアが閉まった。
 私は、肩から提げたカバンを、一揺すりすると、抱えなおし、もう一度目を閉じた。
 このところ、残業続きで、40の見えた体は、結構、悲鳴を上げていた。
(そろそろ、考えなきゃね)
 そんな風に、思っていたとき、隣の乗客の聞いている音楽が、「漏れ」として、私の耳にも届いた。
 茶髪にピアスの若者には似合わない、彼の耳元から流れていたのは、70年代のフォークソングだった。
(また、流行ってるのかな…)
 そんな風に思いながら、彼から「漏れ」る音に、耳を傾けた。
 そんな中の1曲に、あの「思い出」の曲もあった。

「ねえ、今度の休み、どこか行こうよ」
 私は、彼のほうに身を乗り出して、甘えた声で、そう言った。
「東京タワーでも、のぼりに行くか」
 彼は、手に入れたばかりの中古ギターをチューニングしながら、そう答えた。
「え〜、そんなのやだぁ!」
 私は、ぷぅっと膨れて、「ハワイ、行きたい、ハワイ!」
「そんな金、ねぇよ」
「ギター買う、お金はあるのに?」
「ば〜か。ケタが違うよ、ケタが。これだって、中古だしよ。見ろよ、このネックの反り具合。ボロボロだぜ?」
「だったら、買わなきゃいいのに」
「ギターくらい、買わせろよ」
「へたっぴぃのくせに」
「…お前、それを言っちゃあ、おしまいだぞ」
 最後の弦を、合わせ終えると、彼は、それらを指で押さえ、流行のフォークソングを、歌い始めた。
 私は、少しの間、それを聞いていたが、
「ねえ」
と、彼の手を握った。「約束、してほしいなぁ」
「約束ぅ?」
「うん。一つ、もう少し、ギターがうまくなること」
「なんだよ、それ?」
「だって、聞くに堪えないんだもん。近所迷惑よ」
「しっつれーな」
「ほら、約束してよ。私の言うこと、くり返してね」
「はいはい」
「一つ、ギターがうまくなること」
「一つ、ギターがうまくなること」
「一つ、仕事をがんばること」
「一つ、仕事をがんばること」
「一つ、そのお金で、ハワイへ行くこと」
「・・・・」
「こら!言いなさい!」
「一つ、そのお金で、ハワイへ行くこと」
「一つ、私を必ず、幸せにすること」
「・・・・」
 彼は、真っ赤な顔で、私を見つめた後、
「一つ、マリを必ず、幸せにすること」
と、言ってくれた。
 私は、思わず抱きついて、
「絶対よ」
と、囁いた。そして、本棚に隠しておいた、テープレコーダーを取り出して、
「ちゃんと、証拠、とっておいたからね」
「お前なぁ」
 彼は、そう苦笑いをしたが、
「大丈夫。必ず、幸せにするよ」
と、もう一度、言ってくれた。

「恵比寿〜、恵比寿〜」
 車内アナウンスに、目を覚ました私は、慌てて電車を降りた。
 一緒に降りた乗客は、それぞれ目的の出口に向かったが、私は一人、ホームで舌打ちをした。
(もう、この駅に、用はないのに…)
 思わず降りたこの駅は、「彼」と過ごした時期だけ、必要だった駅。
 おそらく、あの「フォークソング」に触発されて、「彼」を久々に、思い出した所為だろう。
 私は、もう一度、電車に乗るべく、ホームで待とうとしたが、久しぶりだしと、駅舎から出てみた。
 あの頃の面影はなく、すっかりお洒落な街に変わってしまっていたが、足はなぜか、自然に動いていた。
 もうないであろう、思い出のアパートへ。
「・・・・」
 私は、思わず立ち尽くした。
3階平屋の「かえで荘」は、10階建ての「メイプル・コーポ」に変わっていたが、当時と同じ場所に、建っていた。
 あれから、どの位して、私たちは別れたのだったか。
 どちらが悪いでもなく、出逢うことが「自然」であったなら、別れることもまた「自然」であるように、なんとなく、別れてしまった。
 結局、ギターはうまくならなかったし、仕事もあちこち、点々としていたし、ましてやハワイなんて、夢のまた夢だったけど、
「あなたと過ごした間、間違いなく、私、幸せだったわ…」
 私たちが暮らしていたであろう、高さを見上げて、そっと呟いた。
 今、どうしているだろう。きっと、職について、結婚して、奥さんと子供に囲まれて、幸せにしているのだろう。
 未練はないけれど、少し、逢ってみたくなった。逢って、あなたの幸せに、あってみたくなった。
「あなたも、たまには、こんな気持ちで、いてくれたかしら?」
「ねえ、今度の休み、どっか行こうよ。私、ハワイ、行きたいっ!」
「そんな金、ねぇよ」
 横を通り抜け、マンションへ入っていく、恋人たちの会話が聞こえた。
 いつの時代も、同じような恋がある。
 彼女たちを見送ると、私は、「今の生活」へと、踵を返した。
 私は、今、胸を張れるぐらい幸せではないけど、今の暮らしに満足してるわ。
 今の私があるのも、あなたと過ごした時間があるからだと、素直に思ってる・・・。

              あのカセットだけが、あの頃の「幸せ」を、今も続けている。

今も遠くも 人は誰も  真っすぐ伸びた 円を歩く

よく
「人は一人で生きている」
なんていう人がいるけど

人は 一人じゃ生きられない

誰かと誰かと誰かと・・・
数え切れない多くの人たちと 影響しあって そこに立ってる

それは 忘れてはいけない 忘れられない
大事な人たち

たとえばそれは
親であったり 祖父母であったり 兄弟であったり 姉妹であったり 近所のおばちゃんであったり

貴女の大事な あの人だったり・・・

今も遠くも 人は誰も 真っすぐ伸びた 円を歩く

人は 一人じゃ生きられないから

目には見えない「縁」で結ばれた人たちと 大きな円を描きながら 歩いてく
それは
終わりのない 果てしない旅

見つけたね? 見つけたね?
ともに歩いていく人を・・・

今まで 交わることのなかったふたつの円が
今ここで 交差した

そしてそれは また大きな円となって 回っていく

楽しいことばかりじゃない 嬉しいことばかりじゃない
苦しいときもある 哀しいときもある

けれど 空は青

Congratulations!
貴女と貴女の大事な人の 歩む先に 幸多かれ!

そして 向かうは
心に花の咲くほうへ・・・

川の流れのように

天気が良いので 川原を散策してみた

石を敷き詰めた テラスのような場所に腰を下ろし

川の流れを見つめながら

仕事のこと、友人のこと、恋愛のこと、自分のこと・・・・

いろいろ 考えて 考えて 考えて 考えて

考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて

ひたすら考えて ため息を一つ ついてみたら

前を横切った猫が くるりと振り向き こう言った

「それが 人生」

変身

生まれて初めて 髪の色を染めてみた
ずっと黒髪だった頭が 美容師さんの手によって 変っていく

イメチェン、なんてカッコいいものでもなく
生まれ変わる、なんて哲学的なものでもない

ただ、なんとなく で 変えてみた

「どうですか?」
と 美容師さんに聞かれ、改めて鏡を見たとき
よく知った顔なのに
よく知らない人が そこにいた

一人になると
「初めまして」
と 鏡に向かっていってみると
「初めまして」
と 間髪いれずに 返事が返った
「よろしくね」
と 鏡に向かっていってみると
「べっつに」
と ひねくれた 返事が返った

自分がいた

これくらいじゃ さほど変らない 自分が・・・・

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