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吉田育実さんの俳句<その6>〜生みの苦しみからの脱出〜
                                *吉田育実は俳号です。

 
  入院等のため2か月間訪問授業ができなかった後、再び訪問授業を再開し、俳句を作ろうとしていました。しかし、2月に1句を仕上げた後、体調が思わしくない日が多く、育美さんは、生みの苦しみを味わっていました。
  以前は、月2回の授業の間に1〜2句は頭の中で仕上げていたのに、1句も完成に至らずに次の授業を迎えることが続きました。  

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▲ソメイヨシノのつぼみ(大田区立下丸子公園にて)

  授業で何とか春の句を1句仕上げようと、言葉を探します。前回は、文字盤の読み取りで「手にも春」というフレーズが出てきていて、「手で春を感じるのは、どんな対象に向き合った時か」の問いかけに「つぼみ」という言葉が出たところで終わっていました。
   今回は、「つぼみ」をキーワードにスタートです。育実さんから「撫でる」「頭」「母」という言葉が2時間の授業の終わり近くに出てきます。
  「つぼみ」「手にも春」と結びつけて4回の授業でやっと1句が完成にこぎつけます。
 
母撫でる つぼみの頭 手にも春

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  育実さんは、自分自身の手ではなく、母の手をそこに浮かび上がらせました。この1句には、育実さんのお母さんの深い愛情も詠みこまれることになります。何度か口にしていると自分が母に頭を撫でてもらった記憶も蘇るようでした。

  育実さんの険しかった表情が笑顔に変わり、私もほっと胸をなでおろす想いでした。肩の力も抜け、今、いたるところで開き始めた桜の花のつぼみを目に浮かべて、そのつぼみの頭を心の中で自然と撫でていました。

 そして、「さあ、今だよ、咲いていいよ」と話しかけたくなるのでした。 

イメージ 2
▲キンセンカのつぼみ

イメージ 1▲キンセンカ

*吉田育実さんの俳句<その5>は、こちらです
                                         (相澤純一)

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