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カテゴリー:政治のカラクリ【15】
自民党で派閥政治が全盛だったころの話です。
日本の派閥政治では当選回数の多い議員や長期間そして深く派閥に接してきた新聞記者が権力を持つことができました。それにより当選回数が3回以下の代議士と経験年数が10年未満の新聞記者は人間扱いされていませんでした。「彼らは人語を解するゴミにすぎない」とまで言われたのです。
一方、ようやく一人前の資格を得た議員が、社会党、公明党、民社党では早々に引退していきます。なぜでしょうか。
彼らは「我々は自民党の議員のように権力の座には執着しない、早く引退するのはなるべく多くの仲間と国政に参与するチャンスを分かち合うためだ」と論じています。はたして本当だろうか。
それは建前です。本音はこうです。「議員年金を一生涯フトコロに入れるためのチャンスをなるべく多くの労働組合の幹部や創価学会の幹部に与えたい、そのためには議員ポストの回転を速くしたい」
その理由は、議員年金に加入している議員で年金のもらえなく脱退一時金があるのみの議員は、在職10年以下です。その年金のない在職10年以下で引退する議員は、極めて少ないのです。そして10年を超えるとあっという間に先ほどの引退論を述べ辞めていきます。
それほどおいしい年金制度だからです。しかし、議員年金制度は当初からいまのように手厚かったわけではありません。【後編へ】
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