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カテゴリー:メディアリテラシーを磨く【2】
官僚が一度握ったお金と利権を手放すことはない。そのためのあくどさは世間の想像を大きく超えます。
話はさかのぼって中曽根内閣の臨時教育審議会のことです。この審議会の使命は、大学入試共通一次試験の廃止でした。その背景には中曽根氏の鋭い問題提起がありました。それは、大学大衆化が進み、優れた大学が独自に優秀な学生を選ぶ道が狭められ、国の将来を担うエリートが育ちにくくなるのではないかという憂慮でした。
わが省の利権が吹っ飛ぶとこれに危機感を抱いた旧文部官僚がとった「姦策」は、なんと自民党の文教族議員を盲従させ、共通一次を実施する大学入試センターのコンピューターを更新することだったのです。
その挙句に、最新のコンピューターをムダにできないという理由にもならない理由で、センター試験と改名して制度(利権)を残したのです。 そこには官僚らしく、中曽根総理の顔を立てて共通一次の名は捨てるという狡猾な配慮もありました。
そして今回。再生機を使った英語のヒアリングを導入しました。入試改革の流れがあり、入試センターの将来も危うい。ならば前回のように新しい機器を導入して、新規導入したのにムダになってしまうというまたまた汚い手を使って組織延命に走り出しました。
国民のためという発想はこれっぽっちもありません。この制度には受験生の一生がかかっているのです。このような機器も無用な組織も即廃棄・絶滅させるべきです。
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