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カテゴリー:裏経済インフォメーション【17】
日銀のゼロ金利政策の転換がいつか大々的に話題に上ったのが今年の2月でした。その時、日銀の福井総裁は村上ファンドに投資したお金を引き揚げています。3月に総裁が政策転換の可能性を発表する前に。
また日本のメガバンクの決算も史上最高額。トヨタ並みの利益を上げながら税金は払わないで済んでいるメガバンクもあります。監督官庁は「それでもまだ半人前」と高収益を弁護してくれる。アメリカでは自動車文明の象徴GMの不振を横目に、日本の大企業経営者はなんと楽なのでしょうか。
メガバンクのトヨタ並み利益は単なる数字上・計算上の話で、その実情はというとトヨタと比べるべくもありません。トヨタの増収増益は社員の汗と努力の結晶です。メガバンクの行員がトヨタほど働かなかったと言うわけではありません。
しかし、メガバンクは世界でも異例の日銀のゼロ金利政策の恩恵を大いに享受し、預金者からただ同然でお金を借りて、さらに国民の税金で不良債権処理を助けてもらってきた経緯があります。トヨタ並みの努力があったとは到底言えない。
国民や預金者に利益を還元する姿勢も微塵も見られない。同じ民間企業でも何億円と広告料を払って、一昔前の石油ヒーターの不具合を謝罪し続けている松下電器には高い志があります。
翻ってアメリカ。この程新任のポールソン財務長官が約4億8000万ドルの保有株を売却や信託などして利益相反を避ける処置を取った。この差が日本とアメリカの資本主義の根本的な差といえるのだろう。
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