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カテゴリー:メディアリテラシーを磨く【5】
小泉内閣は末期にきて今でも約50%の高支持率を保っている。にもかかわらず、小泉内閣の政策の評価をめぐる世論調査では評価が低い。このことはつまり、小泉首相の支持者が必ずしも小泉首相の政策をしっかり理解し、評価して支持したわけではないことを示しています。
あたかもブッシュ大統領がアフガンやイラクを敵としてでっち上げたように、守旧派という敵をわざと作り対決をことさらに煽ることで、抵抗されても屈しないという「改革者」を演じ続けました。この過剰なパフォーマンスが小泉ファンを作ったのです。
9月8日の毎日新聞にこう記述されています。飯島勲秘書官が「日本の新聞が全部批判しようとも、30%は小泉個人の固定ファンである」と。政治に無関心で無知な若者や、ミーハーの主婦、そして権力に追従して恩恵にあずかろうとする利権主義者、彼らこそが30%の固定ファンなのです。
小泉政権の正体。それは、代わりになる首相がいないという消極的な理由のみで、小泉首相を支持した国民が前述の層に加わって50%前後の支持票を維持し続けたというのが真相です。
しかし、そういう「固定ファン」の多くは、小泉首相の降板とともにあっさりと小泉政治を忘れてしまうでしょう。夏の甲子園が終わって半年も経てばその存在を忘れられてしまう早実の斎藤君と同じ性質のものなのです。
しかしながら、一方で多くの勤勉な国民は5年半の小泉劇場にうんざりし始めています。豊かで平和な政治を求めているのです。 安倍内閣の成否は、民主党に先んじて小泉政治を否定することができるかどうかにかかっているといえるでしょう。
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