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カテゴリー:世界政治のウラ【2】
中国研究の第一人者の一人である平松茂雄氏は『中国は日本を併合する』(講談社インターナショナル)でとんでもない中華思想を披露しています。
近代の侵略以降、奪われてきた清帝国の領土奪還が1949年の建国当初からの大目標であり、毛沢東元国家主席が、その目的を達成するためには幾億もの国民の命を犠牲にすることも構わないと考えていたと指摘しています。
また、大目標達成のためには、中国は米国との究極の対立をも辞せずという決意を抱いているというのです。平松氏はその証左として、1957年の中国とソ連、毛沢東とフルシチョフ第一書記長のやり取りを紹介しています。
ソ連は人工衛星の打ち上げと大陸間弾道ミサイルで、当時、軍事的優位に立っていた米国を抜いて初めて世界一に躍り出た。そこでフルシチョフは、核兵器拡大路線を続けていけば人類は核戦争に突入すると危惧し、軍事よりも経済で米国に勝利すべきだと考えるようになりました。
毛沢東はこれに猛烈に反発し、ソ連の核兵器で米国を挑発すべきと主張しました。このとき毛沢東は「中国は人口6億人を有する。仮に原水爆で半数が死んでも3億人が生き残り、何年かたてばまた6億人になりもっと多くなる」と述べたといいます。
フルシチョフは呆れはてて、ついに中ソは亀裂を深め対立していきました。私たちは気をつけなければいけません。中国が当時世界ナンバーワンの社会主義国ソ連さえもを驚かす、人命軽視の価値観(人権パーソナリティー)を持つ国であることを。
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