今日は、上高瀬(国道9号より上の高瀬区)で秋の自然を観察します。
先生は、おなじみの波多野さんです。
はじめに、注意啓発を兼ねて、スズメバチの巣を見せてもらいます。
直径30cmくらいの球形の巣です。
この巣は、駆除のため薬品で処理されています。
巣をこわしていきます。中は、5段くらいのビルのようです。
ハチノコが出てきました。
冷たくてプヤプヤと軟らかいです。
このあと、さなぎになって親(成虫)になります。
親のハチです。
頭からお尻の先まで2cmくらいで
「キイロスズメバチ」といいます。
軒下などに球形の巣を作ります。
もっと大きく4〜5cmくらいもあるのは
「オオスズメバチ」で、土の中や木の洞に
巣を作ります。
スズメバチを見かけたら、どこから飛んできたか、何をしているか、どこに飛んで行くのかよく観察し、ハチを驚かさないようにそっと離れましょう。巣を見つけたら絶対に近づいてはいけません。それでも刺されてしまったら、あわてず、スズメバチに刺されたことを大人の人に言って病院に連れて行ってもらいましょう。
朝霧も晴れていいお天気になりました。それでは上高瀬へ出かけます。
この日、つかまえたのは、
バッタの仲間
コバネイナゴ
オンブバッタ
ヒシバッタ
トゲヒシバッタ
ハネナガヒシバッタ
コオロギの仲間
エンマコオロギ
ツヅレサセコオロギ
マダラスズ
ウスイロササキリ
コカマキリ
クモヘリカメムシ
ヨモギハムシ
カドマルエンマコガネ
ヌレチゴミムシ
ウスアカゴモクシ
アキアカネ
モンシロチョウ
ヤマナメクジ
ヤマビル
ジネズミ(死骸)
メダカ(飼育)
以上、21種類の生き物でした。
「気温が低いのにたくさんの虫を見つけました。数が多いのはイナゴとヒシバッタ。
小さいのによく見つけたのは マダラスズかな。」との先生の講評です。
なにがいるかな〜?
マダラスズ
後ろ足がまだら模様です。
体長5mmほどのコオロギの仲間です。
《 波多野さんのおみやげ〜アカマダラコガネ〜 》
アカマダラコガネは、体長2cmほどのコガネムシ(ブンブン)です。
兵庫県では絶滅種になっていましたが、2004年に波多野さんが粟鹿山で再発見されました。
その後、コウノトリの巣で幼虫が発見され生態が話題になっています。
今日は、まなび隊の子どもたちにホンモノを見せていただきました。
寒いせいかちぢこまっていたアカマダラコガネも11時頃には動き始めました。
(市広報9月号「こんなことあったで〜」でも紹介されています。)
ちぢかんでいます。
やった!動き出した!
![]() 今回は、秋の自然を満喫した観察会でした。おつかれさまでした
![]() 大蔵地域自治協議会のHPへ戻る→http://ookura−jichikyo.com
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