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〈月間平壌レポート 12月〉大転換の1年を誇らしく振り返る

経済建設に総力集中

【平壌発=姜イルク】歴史に刻まれるまさに激動の1年だった。

金正恩委員長が元日の新年の辞で北南関係大転換方針を打ち出してから、凍りついていた北南関係は良好に発展し、対外関係においても新時代を迎えた。朝鮮半島情勢は一触即発の核戦争危機から平和へと大きく舵を切り、国内では強力な戦争抑止力を背景に経済建設に総力集中、数多くの成果が達成された。国内のメディアは今年を「勝利者の年」と呼び、1年を誇らしく振り返る特集を組んでいる。

戦略的路線の大転換

朝鮮労働党は今年、戦略的路線の大転換をはかった。

朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会(420日、平壌)で金正恩委員長は、「経済建設と核武力建設の新しい並進路線」の偉大なる勝利を高らかに宣言し、全国が社会主義経済建設に総力を集中する新たな党の戦略的路線を打ち出した。

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朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会では全国が社会主義経済建設に総力を集中する新たな党の戦略的路線が提示された(朝鮮通信=朝鮮中央通信)

常に戦争の危機にさらされてきた朝鮮は、国防力の強化にも取り組まなければならなかった。

米国は1962年、社会主義国のキューバに反対してカリブ海危機を醸し出し、その後もベトナムに対する侵略戦争を大々的に拡大。侵略戦争の矛先をアジアに向けた米国は、とくに朝鮮に対する侵略戦争の準備を推し進め、情勢を緊迫させた。

このような状況のもとで、金日成主席は同年121014日に党中央委員会第4期第5回総会を招集し、「経済建設と国防建設の並進路線」を提示した。

それ以来、朝鮮では「並進路線」に沿って経済と国防の双方の発展に努めてきた。

米国による核の恫喝が増す中で、20133月の朝鮮労働党中央委員会総会では「経済建設と核武力建設の新しい並進路線」が提示された。

金正恩委員長の精力的な活動により、それから5年にも満たない短期間に、核爆弾の起爆装置と米本土を射程内に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)を完成させ、国家核武力完成の偉業を成し遂げた。そして今回の戦略的路線の転換がはかられた。

実に56年間の「並進路線」に終止符を打ち、経済建設に総力を集中することを決めた歴史的出来事だった。

国内では今回の総会の決定に沿って「経済建設大進軍」を繰り広げ、年末には各地生産単位での数々の成果が伝えられている。

金星トラクター工場(南浦市)は、11月早々に年間トラクター生産目標を達成した。

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年間生産目標を達成した金星トラクター工場(労働新聞)

これを報道した労働新聞1114日付は、同工場の労働者の自力更生の精神と努力の結実だと強調し、生産において前例のないスピード、新たな記録が創造されたと伝えた。

目を引くのは、千里馬製鋼連合企業所、大安親善ガラス工場、平壌栄誉軍人ろ過機工場など関連部門の協力だ。これら関連部門でも生産活動が活発に行われていることを暗示している。

一番の成果は金属工業

労働新聞は12月に入り、「意義深い今年の激動の日々を振り返って」(15日付)、「自力更生の創造大戦を勝利へと導き」(4日付)など今年1年間の社会主義経済建設における活動を振り返る企画記事を掲載している。これらの記事で1番目にあげる成果が金属工業のチュチェ化である。

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「チュチェ鉄」の大量生産に入った金策製鉄連合企業所(朝鮮通信=朝鮮中央通信)

国内最大の金策製鉄連合企業所(咸鏡北道)で925日、黄海製鉄連合企業所(黄海北道)で930日に、国内にある原料と燃料で鉄材を生産できる工程が完成し、竣工式が現地で行われた。

朝鮮に存在しないコークスではなく、無尽蔵にある石炭を燃料にして銑鉄を生産することは金日成主席と金正日総書記の念願であり、長年の懸案であった。金正恩委員長は今年の新年の辞で、金属工業の主体化を必ず完成させるようにしなければならないと強調し、今年ではなく、来年の鉄鋼材の生産目標を遂行することについて指摘していた。

自国の原料と燃料で生産する鉄を「チュチェ鉄」と呼ぶ。

国内最大の金策製鉄連合企業所で「チュチェ鉄」生産能力拡張工事を開始したのは173月だ。それから2年にも満たない期間で完成させた。

金属工業省の関係者によると、工事の過程には何個もの複雑な工程がある。建設の際には実験を伴うが、すべて一発で成功したと明らかにし、「奇跡」だと述べた。

この関係者は、経済建設に総力を集中するという党の戦略的路線のもと、金策工業総合大学や国家科学院などの有能なスタッフが集結し技術的な問題をクリアしたことが「奇跡」の大きな要因だとし、「人工衛星を打ち上げられる国の科学者たちの頭脳は本当にすばらしい」と感激していた。

黄海製鉄連合企業所ではすでに、「チュチェ鉄」生産工程を2016年に完成させている。その成果に基づいて今回、金策製鉄連合企業所にその2倍規模の工程を完成させた。

また黄海製鉄連合企業所では930日に、さらなる生産能力拡張工事を終えた。

建設ラッシュの朝鮮で鉄鋼材料の需要は日増しに高まっている。

金策製鉄連合企業所と黄海製鉄連合企業所では、さらに規模が大きく生産コストを下げられる工程の設計が完成し、建設に取り掛かる準備ができているという。

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国家経済発展5カ年戦略の課題遂行を呼びかけるポスター(朝鮮通信=朝鮮中央通信)

希望に満ちて新年を

気象水門局によると、今年の冬(1712月〜182月)は平年より1.5度低く、各地で観測史上最低気温も観測された。春(35月)は気温の変動が激しく、日照時間が少なかったのが特徴。夏(68月)は、各地で異常高温現象が数多く観測された。

平壌では例年通り11月末に初雪が降った。が、12月に入っても平年より高い気温が続いている。7日に最高気温でもマイナス7度までしか上がらない日があった他は、特段に寒い日はなく、時折降った雪もすぐに解けてしまう。

大同江のほとりでは、12月に入っても相変わらずバドミントンや体操に明け暮れる年配者たちの姿が広がっている。

祖国を訪問している各地朝鮮学校130人の児童・生徒たちも元気はつらつだ。2019学生少年たちの迎春公演に参加する児童・生徒たちは、12日に早々と初の試演会を終え、完成の段階に入っている。

平壌市民も在日同胞も、激動の2018年を送り希望に満ちて新年を迎える。

(朝鮮新報)

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