「米国の悪あがき」第2回朝米首脳会談の終了後、朝鮮中央通信は両首脳が「会談で議論された問題解決のための対話を続けていくことにした」と伝えた。トランプ大統領は会見の冒頭発言で「生産的な会談だったが、われわれが走るのではなく歩くべき時」だと述べた。日本メディアが騒ぎ立てる「決裂」の文字はそこにない。http://chosonsinbo.com/jp/files/2012/01/logo_4season2-150x150.png
▼しかし大統領の発言にはフェイク(まやかし)があった。朝鮮が「すべての制裁の解除を要求」したと述べたが、実際は国連制裁の一部解除を求めた。寧辺核施設を廃棄する朝鮮に対して米国が信頼醸成の一環として制裁の一部解除で応えるのは現実的で妥当な措置だが、大統領はあえて「朝鮮側の過度な要求に決して譲歩しない」というイメージを与える情報操作を行おうとした。
▼二回目の首脳合意の達成を米国内の対朝鮮強硬派は妨害したはずだ。一方、元顧問弁護士の議会証言などで米国内で広がる政治スキャンダルに大統領は心理的圧迫を受けているようだ。内政の苦境を対朝鮮外交で挽回するにしても「ディールの達人」らしく交渉の主導権を握っている姿を見せたかったのかもしれない。しかし朝米核対決の帰趨はすでに決まっており、交渉長期化は米国に不利になる。
▼朝鮮は米本土への核報復能力を持ち、大統領はシンガポール共同声明を履行する以外に選択肢がない。今回の首脳会談の結果について朝鮮側は「米国の最後の悪あがき」と見ているに違いない。(永)
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