日本の孤立外交口先だけの「融和」は信用されない。安倍首相は今国会の施政方針演説で朝・日関係に触れ「次は私自身が金正恩委員長と直接向き合う」と述べた。翌日、米国務省は「イージス・アショア」の日本売却を承認した。安倍政権が「北の脅威」を理由に購入を決めた陸上配備型迎撃ミサイルシステムだ。http://chosonsinbo.com/jp/files/2012/01/logo_4season2-150x150.png
▼朝鮮敵視の姿勢を示す兵器購入が閣議決定されたのは2017年12月。翌月に金正恩委員長が新年の辞で平昌五輪参加の意向を表明し、北南和解の気運が高まった。日本政府は「北の微笑み外交に騙されるな」と冷や水を浴びせたが、安倍首相と「強い絆」で結ばれているはずのトランプ大統領は北南がつくった平和の潮流に乗り、史上初の朝米首脳会談に臨んだ。
▼「イージス・アショア」購入の閣議決定の後、朝鮮の弾道ロケット試射は1度も行われていない。北南首脳は板門店で「朝鮮半島にもはや戦争はない」と宣言し、朝米首脳は「平和体制構築のための共同努力」を約束した。いま振り返れば、日本が戦争危機を煽り、官邸主導で高額な米国製兵器の購入を決めた時、関係国は対立から対話へと舵を切る準備をしていた。
▼国際情勢を見通せない政府の無能さは相変わらずだ。2回目の朝米首脳会談の開催が目前に迫っても「制裁の維持」を力説し、朝鮮への対決姿勢を露わにしている。「地球儀を俯瞰する」と喧伝した安倍外交の実態は、世界の大勢に逆行する孤立外交だ。(永)
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不屈のサバイバー、金福童ハルモニ福がある子にと父から名付けられたその人は、人々に希望を与え続ける人だった
▼金福童ハルモニが逝った。この日が遠くないとわかっていたにも行動しなかった忸怩たる思いでいるhttp://chosonsinbo.com/jp/files/2012/01/logo_4season2-150x150.png
▼14歳で日本軍に連行され、筆舌に尽くしがたい苦痛を味わいながら戦場を引き摺り回された。静かに余生を送ることもできた。だがハルモニはそれを拒否した。27年間、奪われた人間の尊厳を取り戻すため誰よりも鋭い言葉で日本政府を糾弾し、誰よりも優しい言葉で世界の片隅で性暴力に苦しむ人たちを支援し続けた。癒えることのない傷を負っても人がどれほど崇高になれるのかを見せてくれた不屈のサバイバー、人権運動家としての気高い生涯だった
▼そして朝鮮学校。立派な朝鮮人に育てと、差別や弾圧なんかに負けるなと、全財産を投じてエールを送ってくれた。最期の瞬間にも「朝鮮学校への支援を頼む」と。なぜか。ハルモニは身をもって知っていた。性奴隷問題と朝鮮学校への差別問題が、植民地支配の未清算に起因する朝鮮民族の真の解放と直結した問題であることを
▼何より望んだ日本の真の謝罪と賠償はついに受けられなかった。ハルモニ自身は幸福だっただろうか。推し量ることもできない。だからこそその人生が伝える意味をあらん限りの想像力で考え続けなければ。性暴力の根絶、戦争のない統一朝鮮。ハルモニが生涯をかけて叫び、残していった歴史的課題は、必ずや引き継ぎ克服しなければならない。(覚)
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