アメリカ国債の格付けが下がるのは時間の問題。
以下のような記事を目にしました。
デフォルト回避に最後の手段=為替介入資金を活用―米財務省
【ワシントン時事】米財務省は15日、連邦政府の法定債務上限到達に伴うデフォルト(債務不履行)回避のため、為替安定基金(ESF)の資金を財務省証券で運用することを停止すると発表した。これにより、財務省証券の発行残高が230億ドル目減りし、その分借り入れ余地ができるという。
同省によると、ESFは東日本大震災後の急激な円高に対応して3月にG7が実施した協調介入でも利用された。
米国の債務残高は5月中旬に上限に到達。財務省はこれまでに州・地方政府の資金調達支援策や財務省証券での年金運用を停止するなどの措置を取ってきており、ESFは最後の手段。
ギリシャ、ポルトガル、スペイン、イタリアなどEU諸国だけでなくアメリカも深刻な経済危機に陥っています。
リーマンショックを受け経済の立て直し、いわゆる「チェンジ」を掲げて登場した米大統領オバマ。2年数カ月が経過し「チェンジ」どころか失業者は増えアメリカ経済は二番底ともいわれるより深刻な危機に陥ってます。
アメリカ国債の格付けを下げることが検討されています。格付けが下がればアメリカ株、債券、ドルが売られリーマンショックを上回る危機に陥ることは間違いありません。
アメリカはどのような方策でこの難局を切り抜けようとしているのでしょうか。
アメリカには今のドルを見限り金本位制の新たなドルに移行する計画があるともいわれてます。もともとアメリカ人はドルを信用していないのです。今のドルが廃止され新ドルに移行されれば日本や中国が買いこんだ100兆円ともいわれるドルが使い物にならないか二束三文になります。日本はアメリカの従属国ですから「はいはいご主人様、好きなようになさってください。私たちアメリカ様のしもべ・売国独占資本は頑張って日本国内の労働者を今まで以上に非正規にしてこき使います。消費税など人民生活にかかわる税をあげ収奪を強めます。また他国の労働者を今まで以上に搾取します。そうすれば100兆円ぐらいすぐ取り返せます。アメリカ様にはこれまでどおり貢ぎます。」という具合でしょう。
でも中国はそうはいきません。GDPが世界第2位といっても中国は加工工場であり、収入の多くは商品輸出に頼っています。また、ほとんどドル建てです。すでに中国の経済成長率は下がり工業製品は過剰生産になってます。中国共産党指導部の改革開放路線の結果農民の労働意欲が減退し農産物が足りず価格が高騰し、インフレになっています。今の中国のインフレは農産物です。もともと先進国に比べ経済力の弱い途上国が世界の経済をけん引するなどというのはでたらめな話なのです。そんな状況ですから当然にも中国はアメリカに異議を唱えるでしょう。
その時アメリカはどう出るか。アメリカは中国包囲網を強めています。「人権問題」なども使いながら圧倒的な軍事力で中国を攻撃することぐらいアメリカにとって何でもないことです。それぐらいアメリカと中国の軍事力に差があるのです。
アメリカこそ資本の無制限の力で人民を抑圧する民主主義も人権も存在しない非人道的国家です。中国国内で様々な問題が生じていることは事実です。しかしアメリカの利益のための反中国の策動に乗ってはいけません。
私たちは沖縄をはじめとする米軍基地撤去、「日米安保条約」即時廃棄、対米従属を打ち破る闘いを強め、アメリカの中国包囲網を打ち砕かなければなりません。先ごろアメリカの軍幹部が「中国のミサイルが飛んでくるから沖縄にアメリカ軍基地が必要」などといってます。これはペテン師の手口です。アメリカが中国に戦争を仕掛けるから米軍基地のある沖縄に飛んでくる危険性があるのです。米軍基地が沖縄になければそんな危険性はないです。アメリカが中国への戦争策動をやめればいいのです。
私たちの進むべき道はかつての戦争の経験に学び、近隣周辺諸国と銃火を交えるのではなく共存同栄の道です。
|