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昨日は、白河市公民館でドキュメンタリー映画「ライファーズ」の上映会を行いました。朝から雨が降り、とても寒い一日となりましたが、予想していた以上の人が集まってくださいました。
映画は、米国の刑務所で行われている社会復帰プログラムの様子を取材したものです。実際に凶悪犯罪を起こし終身刑となった人たちが実名で登場します。日本では考えられないことだと思いました。このプログラムを提供する非営利団体アミティは、出所後に1年間を限度として住むことができる施設も運営しているそうです。100人ほどの人が住んでいるとのことでしたが、寄付文化が成熟した米国だからできるのだと思いました。
このプログラムを受けた後、アミティのスタッフとして社会復帰した男性が登場しました。凶悪犯罪を犯した人たちにクリスマスプレゼントを渡し、温かい言葉を贈る姿が印象的でした。昨日は、薬物依存リハビリ施設ダルクの方も来てくださいましたが、この施設を主宰する方も、現在刑務所の受刑者に社会復帰プログラムを提供しているそうです。ダルクでもNA(同じ苦しみを持った人たちが体験談を語ることで共感し、自分を見つめなおす)を採り入れているそうですが、この方法は性的虐待の被害者やアルコール依存症者にも使用されているそうです。また、東京では、里親さんもこの方法を利用しているそうです。里親さんは本当に勉強しています。里親さんの中には、自費で米国などに勉強に行く人もいるそうです。世間がイメージする里親の姿と実際の里親は違うように思いました。
この映画、私たちの前に上映したのは世界的人権問題団体アムネスティ日本だそうです。アムネスティは死刑廃止を訴えていますし、この映画上映の必要性は誰もが理解するところでしょう。また、他では薬物依存リハビリ施設、刑務所、大学、保護司団体などが多いようですが、その中に子ども虐待防止に関する活動をする団体などもあります。この理由が、一般の方々にはわからないようです。犯罪者の中には、子どもの頃に深刻な虐待を受けている人が多いといわれています。犯罪は悪い。けれど、再犯させないためには、なぜ罪を犯すのかを考えなければならない。幼児期の体験が人を苦しめて反社会的な行動をとるのであれば、その体験(苦しみ)から解放されなければならない。そして、私たちは虐待の深刻さを理解し、防止に努めなければならないのです。
また、人・社会を信用できなくなった子どもたちを社会の一員となるように支援するためには、何らかのケアが必要ではないかと思います。私たちは、自立援助ホームの設立を目標としていますが、現在の自立援助ホームは、家庭の中で一緒に生活をすることに重点を置いているようです。施設で育った子どもたちは、普通の家庭の食事(安心できる団らんの場)を体験していない場合が多いそうです。家庭での食事、これは本当に重要なことだと思います。私たちは、これに自然の力や動物の力を採り入れたいと考えています。園芸療法やアニマルセラピーを採り入れる施設も増えてきたようですので、奇抜なアイディアではないはずです。
このプログラムを作成するための勉強の一つとして、どうしても米国で最も効果があるといわれるアミティのプログラムを知りたかったのが上映の理由のひとつです。一般の方には、あまりにもテーマが重く内容が濃く驚いたという感想もいただきました。でも、ダルクの方々の拍手に、私は感動しました。お互いに前を向いて歩きましょう。人は止まることもあれば休むこともあります。でも、前を向いて生きていきたい。私たちは、応援しています。
今後も独自のプログラム作成のために勉強を続けていきます。
終了後、準備から片付けまで手伝ってくれた仲間たちと食事に出かけました。土日も仕事の仲間が多く人手が足りないもので急にお願いしたのですが、嫌な顔ひとつせずに手伝ってくれました。上映会も終わり、楽しい酒を飲むことができました。仲間たちに感謝。
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