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昨日、那須塩原市の犬のしつけ教室を妻と見学してきました。この教室は、元歌手の佐良直美さんが主宰されています。妻は昔何度か通ったことがあり、素晴らしいところだと聞いてはいましたが実際に見て本当に驚きました。私の頭には「身分不相応」という言葉が浮かびましたが、犬好きは格差を平気で乗り越えてしまうのでしょうか。妻は訓練に来ていた方と犬の話で盛り上がっていました。
昨日は、かなり上級者の教室を見学させていただきました。しつけで犬はこんなにも賢くなるのかと驚きました。どの犬も飼い主さんの目を見上げたまま同じペースで歩きます。座った時の姿勢の良さ。飼い主さんを見上げた時の尊敬の目。犬にはしつけが大切だとわかりました。犬のことでお困りの方は、犬が悪いのではなく自分が悪いのでは?と考えてみる必要があるでしょう。
さて、少し前に県南保健所が主催するしつけ教室の見学をしました。こちらは無料。この教室は初心者向けに行っているそうですが、保健所=殺処分というイメージが定着していますので、妻などは保健所の教室には行きたくないようです。現在も保健所には様々な陳情を行っていますが、まったく叶えられないことが多い。何より、市民のボランティアに関して非協力的だと感じます。多くの市民が(県民が)、捨て猫・捨て犬を可哀想だからと拾っています。今年初めにも市内で妊娠した犬が捨てられました。拾った方はご自分で病院に行き診察を受け出産させ、仔犬母犬ともに新しい飼い主を見つけてくださいました。この数ヶ月間、何度も病院に行き、家族全員で世話をしてくださったようです。動物の医療費は大変に高額です。それを愚痴ひとつ言わずに払ってくださる方もいるのです。多分数万円はかかったことでしょう。しかし残念ながら、このような犬は幸運中の幸運。殆どの犬は殺処分されてしまいます。
市民のボランティアに関して、保健所は無関心・無反応です。しかし、他県の動物愛護先進県は違うようです。民間ボランティアとの連携なくしては殺処分を減らすことはできません。福島県は、保健所の非協力的な対応が変わらない限り、何も前進しないのではないでしょうか。
保健所の職員は、埼玉県の犬の訓練所で訓練の練習をしてくるそうです。この研修費も、しつけ教室の費用も、その際の受付等のボランティアへの支払も私たちの税金で支払われるのです。殺処分を減らすために何万円もの出費をし、命を救った市民への理解・支援はまったくなく、短時間の受付等のボランティアにはお金を支払うことは間違っていると思います。民間ボランティアを支援し、民間でできることは民間に委託するべきだと思います。福島県で動物愛護ボランティアが育たない理由は県民の側にだけあるのではない。啓発などの活動を怠っている県にもあります。
無料しつけ教室は良いことだと思います。しかし、実はかなりの税金が投入されているのではないでしょうか。それなら、民間ボランティアに委託するという方法もあると思います。
ふたつの教室を見学しての感想は、主宰者の動物への想いの違いがすべてに現れるということです。佐良さんの教室にはたくさんの訓練士がいらっしゃいますが、捨て犬だった犬の問題行動等の相談も受けてくださいました。大変に残念ですが、保健所は収容された犬に難しいテストを行い、合格点がとれないと譲渡不可能という判定をし殺してしまいます。他県のように何とか生かしたいという考えがあるとは思えないのが現状です。行政側の意識改革が必要ではないでしょうか。
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