2007/08/24 (金) マスコミは追い風が吹いていると勘違いしてはいけない
しばらくJRA側の話を書いたので、マスコミ側の話に戻って
「これをやったら煽り主義と言われても仕方ないんじゃないの」
と私が考える基準を書いておきたい。
ひとつは、科学的な根拠のない不買推奨。
ファンが意欲を失って「買わない」となるのは仕方ない
(そうならないよう誘導するのがJRAの仕事でもある)。
しかし、合理的な根拠や裏づけ無しに
「これは買ってはいけないレースだ」
「買わないほうがいい」
とマスコミが誘導するのはどうか。まだ「不買運動」なら話としては理解できるが。
ふたつめは、「公正競馬」という言葉の濫用。
もちろんレースの公正は必要かつ重要なことだが、議論を自分の有利に引き寄せるために
公正競馬をどんどん拡大解釈することは慎むべきだと思う。
公正競馬の国境をみんなが勝手にズラしていくと、公正競馬の本質が見失われる。
もともと「公正競馬」を印籠がわりにすることはJRAがことあるごとにしてきた行為でもあるが、
意趣返しをすることが好ましい行為だというわけではない。
みっつめは、レース中の馬の状態とレース後の馬の状態を故意に混同すること。
今週出走する馬で月曜以降にコンディションを落とす馬は(インフルエンザに限らず)
誰かしらいるわけだが、それを利用してファンに競馬不信を植え付けるようなことを
してはならない。
もちろん、「獣医が発症馬を見落とした」というような、実際にレースへの影響があった
ケースなら話は別である。
一応広義のマスコミに属する人間でありながらマスコミ不信を語るのは変な話だが、
理不尽な叩きと殻にこもるJRA、という構図になるともう収拾がつかなくなる。
競馬に携わるあらゆる立場の人間でモラルと節度と誠意を意識していきたい。
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