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財務諸表(分析)

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収益性を分析3

前回から財務分析を書いていますが、仕事ではこんなの全然使わないんですよねー。というのも、やっぱり財務分析は過去のデータですから、これをもとに将来予測を行なうのは限界がありますからね。

前回の最後に載せた表をもう一度載せます。
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ここではサッポロは無視してアサヒとキリンに注目してみます。前回も書いたとおりアサヒとキリンはROAを分解してみたときに売上営業利益率はそれほど変わりませんでしたが資本回転率はアサヒの方がとてもよいことがわかります。では、今度はこの資本を分解してみましょう。またまた、売上を噛ませます。以下のようにします。
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では、具体的に数字を入れてみます。なお売上債権、棚卸資産、有形固定資産の数字はいちおう、各社のB/Sから取ってきましたが、参考程度に見てください。
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回転率と言うのは一年間に平均何回転したかを示しています。回転率が大きいほど良好とされています。さて分析の結果を見てみます。売上債権、棚卸資産回転率はそれほど変わりませんが、有形固定資産回転率はアサヒがキリンよりも目立ってよいことがわかります。アサヒの方が固定資産を有効に効率的に利用していることがわかります。しかし、有形固定資産回転率には注意が必要です。通常、高い方が良好とされていますが、例えば老朽化した設備を利用していれば簿価が低いため回転率は一般的に高まります。逆に新製品の投入などに伴って多額の先行投資を行なえば一般的に回転率は悪化するためです。

勘のいい方はお気づきかと思いますがやっとこれで宿題が終わりました。以前
「でも証券アナリストが売上高というわざわざ間違った勘定を持ってきているのにも理由があります。それは、またいづれ・・・。」
って書きましたが、以上が答えです。

収益性を分析2

さてさて、前回の続きです。
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前回は最後に具体的な企業のROAを比較して終わってしまいました、分析してみましょう。一番ROAが高いのはアサヒビールです、つまりアサヒビールが一番自社の保有している資産を有効に利用して営業利益を生んでいることになります。サッポロと比較しても3倍近くあります。

ここでわかることは資産を上手く利用しているのはアサヒだとわかります、しかしこれではわかりにくいので、もう少し分析してみましょう。
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以上のように売上高を噛ましてみます。
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以上を見ると売上高営業利益率はアサヒとキリンではあまり変わらないことがわかります。しかし資本回転率はアサヒがキリンよりも三割近く高くなっています。これは、アサヒが資産を有効に利用して売上高をあげていることになります。

収益性を分析

今日は企業の収益性分析についてです。

では、具体的に考えていきましょう。A社とB社があります。A社は税引後利益が2億円、B社は税引後利益が1億円だとします。ここで、この情報だけを見てどちらの企業が評価が高いかとなるとA社になるでしょう。
次に、新しい情報としてA社は総資本が100億円、B社が総資本10億円であることがわかったとします。そうなると先ほどの評価も異なってきます。A社は100億円の投資に対して2億円の利益ですから投資利益率(ROI)は2%になります、B社は10億円の投資に対して1億円の利益ですから投資利益率(ROI)は10%になります。結果B社のほうが評価は高くなります。

この投資利益率(ROI)ですが以下のように3つのパターンがあります。

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実際にこの中でも使用総資本事業利益率(ROA)を利用して企業を分析してみましょう。

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次回は使用総資本事業利益率(ROA)をもう少し深く考えていこうと思います。

なお、今回利用しているROAですが、ヤフーファイナンスのROA指標とは数字が異なっています。これは、ヤフーファイナンスが分子に当期純利益を置いているためになります。ここではより実務に近いよう営業利益を用いています。また営業利益を利用していますが事業利益と営業利益も微妙に数字は異なりますが簡便的にここでは営業利益を事業利益と同視して利用します。

棚卸資産について

今日は棚卸資産の分析についてです。最近密かにトラバ職人になろうという野心を持っています。

私も前職時代によく棚卸資産の商品回転率についてはよく分析させられました。ただこの回転率というのは、なかなか慣れるまで実感しにくいものです。なんで、私は棚卸資産回転期間というものをよく利用していました。計算式は以下の通りです。

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これは棚卸資産が一回転(今あるのが全部売れる)するのに何日かかるかがわかります。これだと単純に日数が短いほうが良いのでわかりやすいと思います。棚卸資産というのは利益の操作に使いやすいので要注意です。

では、ここからが本題です。さきほど計算式を載せましたが実はこれ理論的ではありません。証券アナリストがよく使う分析なんでたぶんこれが世間一般ではメジャーになってるんだと思いますが、理論的には以下の計算式です。

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もちろん棚卸資産回転率の計算もこうです。

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違いは売上高を売上原価にしているところです。というのもB/S上の棚卸資産は買ってきた値段(取得原価)を載せていますが、売上というのは(取得原価+利益)という風になっているので分子と分母が一致していません。だから、売上原価(取得原価)には利益が載ってこないことからこちらの方が理論的な計算になります。まぁ、アナリストでもここまで理解している人間はほとんどいないのが現状ですが・・・。

でも証券アナリストが売上高というわざわざ間違った勘定を持ってきているのにも理由があります。それは、またいづれ・・・。

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