おやこ鉄◎日記 ススメ親子鉄道!

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保存車両◎観察日記

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第一線を退いたのちも、保存によって姿をとどめる貨車たち。もう営業路線で走っている姿を見ることができない車種や形式を、至近距離で間近で見ることができるのは、現役貨車とはまた違った魅力があります。

アメリカン保存貨車 No.8 まったく謎だらけのボロ貨車

■車両番号 TCIX MX9
■撮影    10/26/2007
■保存地域 Bessemer, Alabama

■解説 
 間違いなく現役は引退しているので、いちおう「保存」のカテゴリーに当てはめてみたが、まったく謎だらけの貨車である。
 
 唯一のヒントは、かすれながらも微かに残っている標記で、それはT.C.I.&RR Coと読み取れる。これは 「Tennessee Coal, Iron and Railroad Company」の略称。

 外見は、一見すると古いボックスカーのように見えるが、両端に貫通扉のような部分があり、ハンドブレーキが屋根の上に突き出るように付いているのが変である。これでは貨車を留置する際のブレーキ操作のたびに、貨車の屋根に上がらなければならないということになる。

 そしてリベットで組み立てられた車体は、筋交いの補強が内部に施されているようで、全体の印象としては、かなり頑丈そうで、お金がかかっていそうな造りに見える。そうまでして造る車両というと・・・あるいは火薬輸送用?

 平軸受けの台車、カラーコードラベルの未整備などの点からすると、1970年代までには引退した古い貨車であることが推定できそうである。

 それにしても、不思議な現況である。広い草地の真ん中に、わざわざレールを敷いて、台車をつけた状態で置かれており、しかも側扉への階段なども設置されていない点からも、倉庫などを目的とした設置ではなさそうである。
 
 かといって、ここは公園でもなく、本当にただの草地である。外観の整備がまったくなされておらず、しかも連結器が片側で切り落とされている点など、保存にしても、おかしな点が多い。

 ベッセマー Bessemerは、プルマン・スタンダードの貨車製造工場の、100万両目の記念車両をちゃんと旧駅舎前に保存しているぐらいの町なので、もし価値がある貨車なら、このまま朽ち果てさせるよりは、その隣にでも保存してもらえるといいのだが。

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第一線を退いたのちも、保存によって姿をとどめる貨車たち。もう営業路線で走っている姿を見ることができない車種や形式を、至近距離で間近で見ることができるのは、現役貨車とはまた違った魅力があります。

アメリカン保存貨車 No.7 100万両目の記念貨車

■車両番号 PLCX 31
■撮影    10/25/2007
■保存地域 Bessemer, Alabama
■詳細場所 The Bessemer hall of history museum

■解説 
 アラバマ州ベッセマー Bessemerは、1929 年から1980年にかけて、鉄道車両メーカーであるプルマン・スタンダードの貨車製造工場があった場所。3400人が従事し、民間の貨車製造工場としては世界最大の規模だったという。ここから国内はもとより、メキシコ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツにも輸出されたという。

 そのプルマン・スタンダードの記念すべき100万両目となったボックスカーが、ベッセマー旧駅舎の前に保存されている。内部にはガラス張りの鉄道模型のレイアウトが設置されている。

 100万両目の記念車両、これをちゃんと工場のあったベッセマーの町に保存していることに感心した。
そこで、ふと思った。
「果たして、これは本当に営業用に使用した貨車なのだろうか?」

 もし営業用に使用したのだとすると、広大なアメリカのどこまで行っているかわからないような、たった1両の記念車両を、ずばり探しあてて引退後にここへ持ってきたことになる。

 逆に営業用に使用しなかったのだとすると、高価な新車の貨車を、最初から記念用として売らずに保存に回したことになる。

 どちらにしてもすごいことには間違いない。

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第一線を退いたのちも、保存によって姿をとどめる貨車たち。もう営業路線で走っている姿を見ることができない車種や形式を、至近距離で間近で見ることができるのは、現役貨車とはまた違った魅力があります。


アメリカン保存貨車 No.6 

■車両番号 不詳(19世紀中頃製造)
■撮影   09/13/2007
■保存地域 Birmingham, Alabama
■詳細場所 Bluff Park
■解説 
 No.5でご紹介した19世紀の木造車掌車、9月13日に内部を見せて頂いたので、そのときの画像をご紹介する。

 内部も木造で、それも、ありがちな安っぽい改装などは幸いにもなされていない様子。

 しかもサイドのベイウィンドウの上の部分には、現役時代のオリジナルと思われるペイントも見つかった。
 
 rgsc1940さん、ぜひ鑑定をお願い致します!

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第一線を退いたのちも、保存によって姿をとどめる貨車たち。もう営業路線で走っている姿を見ることができない車種や形式を、至近距離で間近で見ることができるのは、現役貨車とはまた違った魅力があります。


アメリカン保存貨車 No.5 

■車両番号 不詳(19世紀中頃製造)
■撮影   06/03/2007
■保存地域 Birmingham, Alabama
■詳細場所 Bluff Park
■解説 
 アメリカに到着してまもなくの頃、5月30日付の「Birmingham News EXTRA」の1面を飾った「Bluff Park’s short-line railroad」の記事に目が釘付けになった。

 アンティーク店を経営するご夫婦、ある日新聞で車掌車の広告を見つけた。広告主はHickory Steel(ヒッコリー・スチール)で、さっそく電話すると、「この車両の次の停車駅は、スクラップヤードです。」と冗談まじりに、しかし解体が迫っていることを知らせた。

 夫婦は19世紀半ばの古い車掌車を買うことにした。

 次は運ぶ段取りである。運送会社には、「運ぶのは、いつでもいいから」と条件を出す代わりに、運賃を安くしてもらったという。

 そして運搬の当日。18輪の低床トレーラー3台を送り込み、1台には車体、もう1台には台車、最後の1台には車掌車を吊り上げて現場に下ろすためのクレーン車が積み込まれた。 
ご主人自らが設置した40フィートのレールに、設置位置などを相談して昼食に出かけると、戻ったときにはもう車掌車は所定の場所に設置されていたという。

 そしてこの短い展示レールのことを、友人らは「short-line railroad(短い鉄道)」とあだ名を付け、新聞の見出しとして踊ったというわけである。

 このBluff Parkという場所は借りたアパートのすぐ近くだったので、カメラを片手に出かけることにした。車掌車は交差点の角に位置していたためすぐにわかった。

 数十年にもわたって事務所として使われていたため、車体には傷みが目立ち、台車もオリジナルのものではなかったが、それでも木造の車掌車を間近で見られた感激はひとしおで、これがアメリカに来て最初にカメラに収めた鉄道車両となった。

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第一線を退いたのちも、保存によって姿をとどめる貨車たち。もう営業路線で走っている姿を見ることができない車種や形式を、至近距離で間近で見ることができるのは、現役貨車とはまた違った魅力があります。

アメリカン保存貨車 No.4

■車両番号 TRC 315
■撮影    07/03/2007
■保存地域  Tuscumbia, Alabama
■詳細場所 Tuscumbia Depot / Museum
■解説 
 No.2と3でご紹介した旧タスカンビア駅の保存貨車、続いては車掌車。

 車体には「Tuscumbia Railway Company」と書かれている。

 この名前の鉄道は、1830年にこの地方で最初に開業した鉄道で、当初は木製軌条に鉄板を打ちつけた軌道で営業を開始したという。ただし1851年にはMemphis and Charleston Railroadに買収されてその社名は消失している。

 保存されている車掌車・・・、どうみても19世紀当時のスタイルには見えない。

 保存地のゆかりで、150年以上の経過を経て社名が復活した、幻の車掌車とでも言えようか。

 では番号の「315」の由来は・・・? まだ未解明である。

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