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帝国劇場に、「ラ・マンチャの男」を観にいってきました。
この作品のすごいところは、松本幸四郎さんが、1969年の初演から
セルバンテスを演じ続けているということですよね。
ストーリーは・・・
16世紀の末、スペイン、セビリア市の牢獄。教会を侮辱した罪で、セルバンテスは従僕ともども、投獄される。刺激に飢えていた囚人たちは、新入りを格好のなぐさみもの、とばかりにこづきまわす。騒ぎをききつけた牢名主が、セルバンテスを詰問する。そしてあげくに裁判をやろうと言う。セルバンテスは、即興劇の形で申し開きをしようと思い立ち、提案する。牢名主の許しを得たセルバンテスは、"舞台"の準備にとりかかる。配役が多いのでここに居る全員の方に御登場願おうという趣向だ。
私は1人の男、私が創り出した男を見てくれ、そして決して若くはない田舎の郷士、名をアロソン・キハーノと言う……。その男こそ、人呼んでラ・マンチャのドン・キホーテ。
従僕のサンチョ・パンサをひき連れて、勇躍出陣する騎士ドン・キホーテ。主人思いの従僕サンチョ、突飛な道行きとは知りつつ、喜々としてお供をつとめるのだが、他人の眼から見れば常識はずれの好人物でも、神経はいたって正常だ。キホーテにとっては、4本の腕を持つ巨人マタゴーヘルも、サンチョにはただの風車にすぎない。城壁をめぐらした広壮な城もただの旅籠。そんなサンチョなどに目もくれず、巨人退治に敗れたキホーテはやにわに馬を乗り入れ、城の主はおられるか、と呼び張るのだった。驚いたのは牢名主扮する宿屋の亭主や、そこにたむろする囚人たちの扮するあらくれ男ども。今どき見慣れぬ鎧冑の男が現われた。そこにはひときわ目立つ女、アルドンサがいた。
松本幸四郎さんの台詞は、とても印象的なものが多く、
そのひとつひとつは、とても人生と深くかかわるものが多いと思います。
たとえば、物事を違う角度からとらえる、真実の敵は真実、
憎むべき狂気は、ありのままの人生に折り合いをつけて、あるべき姿のために戦わないこと、
など、もっともっとあるんですけど、
原作を読んでいないので、ちょっとはっきり覚えていません。。。
最後、セルバンテスが階段を上がっていく姿は、
そのさまざまな台詞を思い起こさせる、人生そのもののように感じます。
また、松たか子さんも、とても素敵ですね。
地声と裏声が最高でした。
アルドンサの感情が、強さといとしさ、しっかり伝わってきました。
最後の、セルバンテスに寄り添う姿も印象的ですが、
サンチョに声をかけられた後の表情がすばらしいですよね。
周囲の眼や評価にとらわれず、自分が自分らしく生きることを大切にしてるいるセルバンテス。
なかなかできることではないけれど、とても大切なことではないかと思います。
何度観ても、この作品は深い。
人間が生きていくことという当たり前のことに、一番近いことが
表現されている作品なのではないでしょうか。
ずっとずっと、続いてほしいです。
カテコの途中で松本幸四郎さんが、見果てぬ夢を英語で歌われ、
「本日、会場に世界初演の演出家○さんと、初代のアントニア役の方が観劇されています」
と話され、松たか子さんと月影瞳さんが花束を持って、客席に降りてこられました。
松本幸四郎さんは、とても、興奮していらしてご挨拶されていました。
あと驚いたんですけど、男性客が多くて、男子トイレが行列になっていました。
女子トイレは、普段の半分以下。
この作品は老若男女から愛されているんだなと実感した瞬間でした。
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とっても立派なブログですね。
参考にさせて頂きますね。
また、お伺いしま〜す。
2008/4/13(日) 午前 2:10 [ 山本かおり@元アナウンサー ]
はじめまして、私も4・12マチネを観て来ました。
10年前に初見で今回2度目でしたが、今回の舞台とっても素晴らしく楽しんで来ました。幸四郎さんのほかにラ・マンチャの男は考えられないです♪
2008/4/13(日) 午後 2:01
山本さん、はじめまして。コメントありがとうございます。私も遊びに行きますね。よろしくお願いいたします。
2008/4/13(日) 午後 11:06
むうさん、はじめまして。本当に今回の舞台、すばらしいですよね。わたしも、幸四郎さん以外に考えられません!
2008/4/13(日) 午後 11:07