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審判の判定「二転三転」抗議1時間 秋季県高校野球
23日、姫路球場であった秋季兵庫県高校野球大会3回戦の明石商-加古川北戦で、九回のプレーをめぐって審判の判定が二転三転し、両校の抗議で試合が1時間近く中断した。結局、明石商高のサヨナラ勝ちとなったが、裁定に納得できない加古川北高ナインが試合後の整列をしないままゲームセットが告げられる異例の事態となった。
九回裏、明石商の攻撃。5-6と1点差に迫ってなお1死満塁の場面で、小平凌選手が放った打球は、右翼フェンス付近で弾みグラウンドへ。一塁塁審はインプレー(本塁打ではない)と判定し三塁、二塁走者が生還したが、加古川北高側は「二塁走者が本塁を踏まなかった」とアピール。審判もこの主張を認め「二塁走者はアウト。得点は1点」とした。
これに対し、明石商高側が「打球は本塁打。走者はベースを踏んだ」と猛抗議。控え審判を交えて再協議した結果、「打球は右越え安打。二塁走者は生還」と裁定を覆し、明石商高の勝利を告げた。
ところが、今度は加古川北高の福村順一監督が「判定が二転三転するのはおかしい」と再抗議。中断時間は計53分に及んだ。選手が整列しなかったことについて、福村監督は「審判に(判定が覆った)経緯を選手に説明してほしいと頼んだが、聞いてもらえなかった。とても整列を指示できなかった」としている。
浜田正二球審は「判定が覆ったのはこちらのミスだが、最終的な裁定は適正だと思っている」と話した。
同大会には55チームが参加。上位3校は、来春の選抜高校野球大会の出場校を選考する近畿大会に出場できる。(伊藤大介)
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