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今回の味祭は、弊社・創業100周年の記念大会。
テーマはずばり「〜百年の絆(きずな)〜」。
100年前。
創業者が、製品「味の素」を世に広めようと会社を興したところから歴史は始まり、
その創業の志は先人達によって脈々と受け継がれ、現在に至る。
今を生きる我々は、その「絆」を再確認し、次の世代に繋げて行こう。
これこそ、会社から発せられた明確なメッセージ。
しかし、単に社員として味祭に参加するのみではなく、
ステージ・格闘技教室というイベントの企画・運営を任されたことによって
幸運にもさらに二つの絆の存在に気が付いた。
一つは、「協力したい」と手を挙げてくれた格闘家仲間の絆。
正直、「味祭」とは何だ?という疑問もあったと思う。
それでも多くの仲間が「格闘技を一般に広める」という志のもと、
貴重な休日を返上して味の素スタジアムに集まってくれた。
そして、ステージでは体を張ったパフォーマンス、
格闘技教室ではマンツーマンの熱血指導。
全員が全力投球、そこに一切の妥協は見られなかった。
所属も競技もライフステージも、すべてが異なる講師陣一同。
普段なかなか一同に集まることもできず、
全員集まっての打ち合わせは、開始前のわずか一時間、という状況にも関わらず
終わってみればイベントは大成功、大盛況であった。
どんなに一緒にいる時間を重ねても分かり合えないこともある。
逆に一緒にいる時間は短くても、魂が共感した仲間たちは強い絆で結ばれ、
大きな力を生み出すことが出来る。
「格闘技」という絆の強さを認識した。
もう一つは、過去と現在の絆。
そもそも今回の企画が成立したのは、
前回の味祭2006での企画が成功したためである。
あの時の我々のメッセージが社会に届いていなければ、
今回の企画自体が存在しなかったはずだ。
「身体を動かすのは楽しいこと。
努力して何かができるようになるのは、かけがえのないこと。」
3年前、「社会」という大きな壁に全力で挑んでくれた先人達がいたからこそ
今回の企画実現に繋がった。
3年前に撒いた種が確実に芽を出していることの証明である。
前回と今回。繋がったバトン。
時間を超越した強い絆を感じることができた。
これからも、格闘技を愛してやまない人間たちが、固い絆で結ばれて
社会に対して積極的にメッセージを発信し続けていけば
格闘技の100年後はきっと明るいものになると確信した。
朝方降っていた小雨も上がり、やがて夏空が雲間から顔を覗かせる。
そんなちょっとした景色の変化の中に、格闘技の明るい未来を感じた。
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