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試合当日に息絶えるという衝撃の展開、ネガティブな結果を想起させるに十分な最期であった。だが試合までの間、練習で疲れて帰った俺の心を癒してくれたのは、まぎれもなく「ゆうと」の力強い姿であり、本当はとっくに寿命を過ぎていたにもかかわらず、俺を励ますために試合当日まで頑張って生き延びたんだ、と思いこませて、試合会場に向かった記憶がある。 敗戦の理由は多々ある。ただ、「ゆうと」の死に大きく動揺した、という事実が全てを物語っている気がする。動揺。要は、良い準備が出来ていなかったのだ。そして、そういう状況を招いてしまったのは、紛れもなく2年前の自分。 あれから2年、俺は一体どれだけ成長できただろう。懲りない俺は、また自分の成長を確認するべく、そして生きているという実感を得るために、リングという非日常の舞台に上がることを選んでしまった。 せめて天国から俺の成長を見届けてくれよ、と伝えて、今年の命日もまた、墓の前で手を合わせた。 |

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