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昨日、高校3年間私に数学をマンツーマンで教えてくださった先生から、突然、電話がかかってきました。
この先生は私の高校の大先輩にも当たる方です。我が母校では毎年10月頃に1年生から3年生までが同じ試験内容で順位を競う、校内合同模擬試験なるものが存在します。この試験において、1年生の10月段階で2年生・3年生を相手に堂々の2位に輝き、この時点ですでに東大合格を確実にしたという切れ者です。
確かに切れ者でした。私の記憶では、3年間に私が質問したいろいろな問題(難問ばかりだったと思います。)をいともあっさり、解いてしまわれました。それも鮮やかな解き方で、聴いている私は目から鱗状態の連続でした。
そんな先生から、突然の電話・・・・
≪先生≫:お久しぶりだね。元気にしてますか。実は、今日電話したのは1問、君に解いてみてほしい問題があって電話したんだが。
≪ZX≫:えっ?
≪先生≫:昨日から寝ずに考えているんだが、どうしてもわからない問題なんだ。そこで、今日は君の意見を聞こうと思って電話したわけです。
≪ZX≫:それって、ひょっとして・・・先生でもお解けになれないような問題をこの私に解けということでしょうか?
≪先生≫:そういうわけです。君ならどう考えて、どう解くかを参考にしたい。だめだろうか?
≪ZX≫:先生がお解けにならないとなると・・・相当手ごわそうですね(笑)
それからしばらく、その問題を伺って、書き記す。そのあと電話を切って考えること約1分、これは数学オリンピッククラスの問題だな〜と察しがつく。それから解くこと20分。すぐに、折り返し電話をこちらからかける。
≪ZX≫:先生解けたような気がします。
≪先生≫:えっ!?もう解けたの?じゃあ、結論だけ一応伺いましょうか。
≪ZX≫:○×△になりましたが・・・駄目でしょうかね?
≪先生≫:やはりそうなるか〜。実は、その結論は僕も出ているんだよ。ただね。これって一般性に欠けるような気がするんだ。だって・・・・・・・・・・・・・だろう。どうだろうか?僕が言っている意味は分かってもらえるよね?
≪ZX≫:なるほど〜〜。先生がおっしゃることはよくわかります。(実は、ZXは言われて初めてそのことに気付きました^^;この先生、やっぱすごいな。考え方が深い・・・・)
それから、電話のみであれこれ二人で考えては討論すること2分。
≪ZX≫:こう考えては如何でしょうか?(ぶつぶつ・・・・・・・・)
≪先生≫:あっ!!そうか・・・すべてわかったよ。ありがとう(笑)いや〜〜これでこんばんは安心して寝れるよ(笑)これからも、こんなことあると思うけど、また懲りずに教えてね。(笑)
≪ZX≫:いいえ。とんでもございません。本当にお役に立ったのかどうか心配です。
こういったやり取りが、昨日あったわけです。で、何を言いたいかと申しますと。青色のログを見ていただきたいのです。
やはり、人に質問するときはこれくらい執念をもって自分で考え込まなきゃダメなんだな〜と、今更ながら、教えられました。だからこそ、2分で完全理解出来るんだと・・・・。やはり、我が師は偉大でした・・・。
私の教え子に、今度東大の大学院を受験する子がいます。名前をY君と言います。彼から3日前、過去問は手元にあるんですけど、解答が無いんで・・・先生、解答を作ってもらえませんかと言ってきました。
Y君、我が師を見習ってください。(爆)
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東大の院試の問題って、Web上で誰でも入手できますよね^^。得るは易く…ですね…
今後は、ZXさん、予め、理系全ての院試の問題の解答解説も作っておくべきですね^^。そういえば、、、大学入試問題の解答解説シリーズも2問くらいで中途半端になっていたような…^^。
2010/3/25(木) 午後 8:13
私も答えが欲しいタイプです(笑)
自信ないですからね〜
2010/3/25(木) 午後 10:20
昔は難しい問題があるとチャレンジして考えたんですけど、今は先に答えが欲しくなっちゃいます。
若い時は誰でも根気があるのですが、年齢を経ると根気がなくなるということでしょう。
だから僕がすごいと思うのは、恩師さんの考え続けようとする態度と根気です。
2010/3/25(木) 午後 11:32
★すうぱあわんさん★
毎度、TBありがとうございます。<m(__)m>
この記事を書いているとき、そちらのTB先の記事のことが頭に浮かんできました。そういうわけで、今回のTBはとりわけ嬉しいです^^私の方も、後でTBさせていただきますので、宜しくお願いいたします。
イヤなことや嫌いなことを我慢するのも勉強<まさに、仰せの通りです。いまの子供たちに一番足りないのはコレですよね。怖いのは自分が分からないから、自分が嫌いだから、そんなものは認めない。つまらないもの。不必要なものと考える節が今の子供たちにはあります。本当に怖くなってきます、こういう子たちを見ていると。
2010/3/26(金) 午前 1:56
★なべしさん★
ZXさんに身をもってお教えになられたのでしょうね。<まさにその通りです。いつまでたっても師を超えることって難しいものですね。また、ありがたいことだと思います。こうやって自分が戻れる原点が存在するということ。また、自分の目標としていつも前を走っていてくださっていること。ホント感謝感激です。
いや死ぬほどではなくても眠れないほどは。<いや、死ぬほど考え抜かなければいけないと今回は思いました。
2010/3/26(金) 午前 2:08
★Tobyさん★
そういえば、、、大学入試問題の解答解説シリーズも2問くらいで中途半端になっていたような…^^。<あれ!?アレってTobyさんからの御忠告で私止めたんですけど〜〜
2010/3/26(金) 午前 2:11
★温玉ちゃん★
そうね。答えはみんな欲しいと思います^^
でもね、答えが無い問題も世の中にはたくさんあるんですよ〜。^^
そんな難問じゃあなくても敢えて答えを載せていない。そう言えば
高校の問題集の答えって略解答だけ与えられて、本当の解答集はもらえないんですよ(笑)
2010/3/26(金) 午前 2:14
★Vestelさん★
すごいと思うのは、恩師さんの考え続けようとする態度と根気です。<そうなんですよ〜。私が感動したのはソコなんです。いい加減にこの程度でいいだろう的な解答に走ることも十分可能な問題なんですよ。今回の問題は。ところが、妥協を知らないというか完璧を要求するというか・・・・いやあ〜、今更のように我が師に惚れ直しました。カッコいいとマジに思いましたよ。よくぞ、この不肖の弟子であるZXに声をかけて下さったと・・・・なんかいろんな思いが、ワアーと込上げてきました。
2010/3/26(金) 午前 2:21
私は恩師さんと同じ行動をするタイプで、学生時代も教師に中途半端な授業をされたり、こちらの質問に対する中途半端な回答をされた時にとことん調べてその結果を報告に行ったことがありましたね。
ただし、興味は特定の領域なので、多くの科目は居眠りで過ごしたりしました。
私は「イヤなことや嫌いなことを我慢するのも勉強」だとは全く思いません。
若い頃から目的の無い我慢など無意味だと思っていたので、「とにかく座って聞きなさい」などと言われるとやる気ゼロになっていました。
ちなみに学校の宿題も小中高を通して一度もやったことがありません。問題を見ただけで解答がすぐ分かったので、答えを書くのが面倒だったからです。
「それよりは自分で必要な勉強に時間を使いたいのです」と教師に言ったら「世の中に出たら、嫌々やることがたくさんあるのだから」と怒られましたが、私は大人になってからも何らかの目的を理解して頑張るか、やらないかどちらかです。
ですから学生にも「とにかくやれ」という言い方はしません。
ちょっと記事の主旨から外れましたが、物の考え方は人それぞれ、という意図でコメントさせて戴きました。
2010/4/1(木) 午前 2:55 [ bloom@花咲く小径 ]
もう一つ、量や速さを要求される勉強も嫌いだったので「百ます計算」の類は絶対にやりませんでした。
その代わり、子供時代から考え始めると納得するまで数時間でも本をめくったりフローチャートを書いたりしていました。今も論文を書き始めると12時間くらいはぶっ通しで机に向かいます。
ZXさんの恩師さんのすごいところは、全ての科目にまんべんなく探求心を発揮していた点ですね。私はセンター試験の社会科の得点率が45%でしたよ(それでも総合82%)。
また、東大合格確実というタイプは、量や速さもこなせる人だと思います。希にそういうエリートがいるんですよね。
2010/4/1(木) 午前 3:23 [ bloom@花咲く小径 ]
★花咲さん★
花咲さんの学生時代のお話を聞くと
ショーペンハウエルやオーウェンの有名な言葉を思い出しますね。
● 凡人はただ時間の過ごし方を考えるだけだが、才能ある人は時間を使おうとする。
● 天才はしなければならないことをし、才能はただできることをする。
花咲さんは、小さい頃からある分野で秀でていらっしゃったのですから、その分野で頑張った方が価値的であり、無理に我慢する必要性はありませんし、時間の無駄と私も思います。
ただ、世の中には、自分が興味をひかれること、好きなことも分からぬまま過ごしている子供たちも多いのです。そういいった子たちは何かに自分自身が興味を持てるまで、ある程度の我慢は必要ではないかと思います。少しは打ちこんでみないと、自分が好きになれるものなのかどうかもわかりません。最初は嫌いだったけど・・・ということもありますから。それでも尚、これは自分に向かないと思えば、他の分野をあたっていくしかありませんね
2010/4/2(金) 午前 1:18
この次の記事で羽生さんの記事をあえて、こちらのブログでアップしますが、大切なのは『苦しまないで努力する』ことなんですよね。そのためには何が自分に向いているのか、何が自分は好きなのかがハッキリすればいいわけです。そのための我慢という意味です。それが分かれば花咲さんのように12時間ぶっ通し打ちこむことができるわけですから。かくいう私も12時間くらいイケますよ(笑)
東大へ行く人間の10分の1ぐらいは、凄いのがいますよ。たとえば分厚い数学や物理の参考書を1回だけ、ただノートに写していくだけで完全に理解できて、記憶にとどめておくことができるなんていうのがいました^^;
ただ、そういったのが大学においての研究や、社会へ出ての仕事で向いているかどうかは今のところ“?”ですがね^^;
2010/4/2(金) 午前 1:28
理解力と研究能力は別ですが、両方を持っている人もいるので研究業界ではZ会の上位常連さんが結構います。
でも理解力と学歴ばかりが勝っていて、発想は凡人・・という人も目立つので、日本の研究者育成システムは秀才寄りかも知れません。
>自分自身が興味を持てるまで、ある程度の我慢は必要
半分は納得ですが、我慢しないと好きなことが見つからないって、育ち方に問題があるんじゃないかな?と思う気持ちもあります。羽生さんも親に無理に将棋をやらされた訳じゃないし・・
勉強もまずやらせて成績を上げれば、そのプライドで頑張るんじゃないかと無理強いする親もいますが、子供は「勉強で他人を見下すこと」が好きになるだけなんですよね。このタイプがうちの大学にちらほらいます。
うちの子供達は知識欲を含め意欲に溢れる人になるように育てていますが、1号の時は机に座る習慣をつけるのを忘れていたので、社会に出る気満々なのに学力が連動しません。まぁ、逆よりは良いし、勉強の目的意識ははっきり持っているので何とかなるかなぁ・・
2010/4/2(金) 午前 7:49 [ bloom@花咲く小径 ]
話戻って、ZXさんの恩師さんは理解力と探求心が全ての科目にまんべんなく揃ったエリートなのですが、どちらかに偏っている人の方が多いと思うんです。
私は探求心寄りの人なので、学生が安易に正解を求めるとイラっとくるんですが、私は特定の科目には理解力が低かったり興味が無かったりするので「何ですぐに分からないの?!」と私に苛ついていた人の姿を思い出し、怒っちゃいけないなぁ・・と思う訳です。
また、1号のように人間関係に探求心を持ち続けるタイプの人には「ママの考えは浅い」と言われます。
それに、私みたいに二言目には「何でですか?」とか「理屈に合わないんですけど」と言い出す人ばかりだと、世の中回りませんよね(少なくとも私は教師を良く怒らせていました)。
だから探求心はあるに越したことはないんですが、それと、今時の若者は・・という話を連動させるのは安易かなと思います。
一日は24時間しかないので、考えなくても良いと思ったことはポイポイ正解を聞いちゃっても良いんじゃないかと。
まぁ、自分が受験する大学院の問題は「考えなくても良いこと」じゃないですけどね。
2010/4/2(金) 午前 8:02 [ bloom@花咲く小径 ]
★花咲さん★
我慢しないと好きなことが見つからないって、育ち方に問題があるんじゃないかな?<その通りだと私も思います。改めて自分自身を振り返っても、あまり我慢した記憶が無いような気がしますね。気付いたら、数学が好きで、車が好きで、将棋が好きになっていました。数学に関しては・・・何故好きになったかと申しますと・・・分かりませ〜ん(笑)車に関しては父親や従兄の影響ですね。彼らのカーキチが伝染したとしか思えません。将棋は・・・う〜〜んこれもよく分かりませんが・・・何となく羽生さんと同じような気がしています。負けても他のゲームと違い、そこには運が介在する余地が極めて少ないから、自分の非力さとあきらめがつくからかな・・・
勉学面での親の無理強いは確かにあまりいい結果をもたらしませんね。でも、無理強いさせたくなる親の気持ちもわかります^^;理想としては、子供たち自身が自覚し意欲を持ってくれれば親も楽なんでしょうし、子供達も伸びが早いのですが、理想と現実の板挟みと言ったところでしょうかね^^
2010/4/3(土) 午前 2:26
あと、うちの生徒たちを見ている限りでは、勉学で他人を見下すといったことはあまり見受けられませんね。みんな素直ですし、成績の芳しくない子に対しても非常に良心的に接していますよ。そんな子たちを見ているとこちらが教えられることも多いですね。^^
次に、どれだけ成績が良くても、すべての科目にまんべんなく揃ったエリートが少ないという点も同感です。こういったタイプは非常にまれですよ。やはり偏りがあるものです。理系なら国語や社会が弱いとか、文系なら数学や理科が弱いというのが通常ですよね。オールマイティーな子を見ると羨ましいな〜と正直思ってしまいますね。かく言う私も社会が駄目でしたから。ホント今でも受験で社会の問題用紙を見て悩んでいる悪夢にウナされます^^;もし、社会という科目が無ければ私の高校生活ももう少しバラ色だったろうにと思います。
2010/4/3(土) 午前 2:40
一日は24時間しかないので、考えなくても良いと思ったことはポイポイ正解を聞いちゃっても良いんじゃないかと。
<どうでしょう?世の中あまりにも、みんながこんな感じですから駄目なんじゃないでしょうか?時間の許す範囲内でしたら、私は考えたり悩んだりした方がいいような気がしますけど。
私の場合、記事に御紹介した恩師に週1回、日曜の午前9時から12時までの3時間、数学を教わったのですが・・・質問する問題は1週間頭が重くなるまで考え込んだり、いろいろな本を調べつくしましたがそのおかげで、恩師がヒントを与えて下さる途中で殆ど解決していたような記憶がありますね。やはり考える・悩む。調べつくすは重要だと思います。
私はウチの学生たちにも「この問題を頭が割れるくらい考えよう!」と言っています。学生たちは「先生、頭がホント割れそうで〜す(笑)」などと言っていますね^^そんなときの私は・・・「ちょっと、待ってね。今、部屋からアロンアルファー持ってきてくっ付けてあげるから(笑)」なんてやっています^^
2010/4/3(土) 午前 2:50
この記事に関する1号の意見を聞いたところ、どちらの考え方もアリだね・・ということでした。
1号の高校数学の恩師によると「オマエの成長は色々な問題に諦めずに食らいつくようになったことと、捨て問題が分かるようになったことだ」だそうです。
ある程度突き詰めて考えないと捨て問題を判断する能力もつかないそうです。
そんな深イィ話をしてくれる割に春休みの体たらくは・・
2010/4/9(金) 午前 3:10 [ bloom@花咲く小径 ]
★花咲さん★
「捨て問題」という表現が適切なのかどうかわかりませんが。
入試なんかでは、センターでも二次でも解く順番は瞬時に
分からなくてはいけませんよね。「捨て問題」を「後回しにすべき問題」
と考えるのならば、娘さんの先生の仰ることはあたっています。
使える時間が充分あるときに、出来るだけ悩んで問題の難易度を
瞬時に見分ける力を養っておくことは、入試で勝利するための
必須条件ですね。
2010/4/18(日) 午後 2:00
娘さんの春休みの体たらく・・・に関しては・・・
娘さんが切り替えの早いタイプなら問題はないでしょう。
私の場合は、切り替えが悪い方でしたので、のべつ幕なしに勉強して
いないと駄目でしたが(笑)
2010/4/18(日) 午後 2:03