数学の教え方を考える

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思い出に残る先生

これまで、数学の教え方を考えるために、反面教師的な資料として駄目な教師の
例ばかりを挙げ連ねてきました。しかし、こういった先生ばかりではないはずで
す。素晴しい先生もたくさんいらっしゃる筈です。

駄目な教師の例ばかり挙げ連ねて、さて理想的な教え方は?と言うのも片手落ち
のような気がしないでもありません。そこで、今回はいい意味で思い出に残る
先生の例を挙げてみたいと思います。この記事を読んでいらっしゃる皆さんにも
必ずそういった先生がいらっしゃるはずです。
後ほど、そういった皆さんの思い出に残る先生談もお聞かせ願えたらとも思って
います。

私は自分では小学校以来、ずっと先生に恵まれ続けてきた人間でないかと思って
います。ですから、お世話になった先生全てをここでご紹介したいと思うくらい
ですが、特に強烈な印象を与えらえた先生を一人ご紹介したいと思います。

それは、大学時代の恩師です。それはそれは学問に対して厳しい姿勢で望まれて
いらっしゃる教授でした。また、学生達にもその厳しさを要求される教授でも
ありました。なにせ「学問は命懸けでやるもの」というのが教授の口癖で
ゼミでの欠席は「命懸けでない証拠」として1回でも欠席すれば、どんな理由が
あろうとも認めないという教授でした。以前、
大学時代の思い出(1)
で紹介したことがありますが、どんなことがあってもゼミを休むわけにいかなかっ
たのは教授の厳しさにあったのです。何もレポーターに当たっているとかどうとか
の問題ではなく、(休むこと)=(命懸けでない)=(即、クビ)という等式
が成り立っている教授でした。

ただ、口で言っているだけならたいしたことはないのですが実際にちょっとでも
甘さが見えると即「クビ」にしていました。大学の教務課からも、それはやり過ぎ
ではないかとのクレームが度々教授の方に寄せられていましたが、教授は教務課に
「私をクビにするか、学生をクビにするかどちらかだ!」と電話で怒鳴っているの
を目の当たりにしたことがあります。

しかし、この厳しさも先生ご自身の律し方を見ていると、私としても文句のいいよ
うがありませんでした。年間1通から3通の論文の発表を自分に義務付け(一旦教授
になると、論文公開の回数が極端に落ちるものですが)、これが守れなくなったら
「私は大学を去る」とまで、明言なさっていました。そのために夏休みも返上で朝
から夜遅くまで研究室に篭りっきりでした。(私はどういうわけか、その場に同席
することを許されていましたので、毎日その姿を通して教えられること度々だった
ような気がします。)

また、先生のお宅で一緒に勉強させていただくことも度々でしたが、その日も先生の
論文構成のお手伝いで、徹夜に近い状態で、朝、朦朧としていると、遠くの方から
奥様と先生との会話がきこえてきました。奥様が「家に学生さんを連れてこられると
困ります、学生さんの面倒を見る時間があったら、家族にもその時間を分けてください
学生さんと自分の家族とどちらが大切なんですか!」と、そのあと先生は「アソコに
いるのは学生じゃなくて、家の子なんだよ・・・」と小さな声で言っているのが
微かに聞こえました。ただ厳しい先生だけではなかったんだとその時しみじみ感じ感動
したのを昨日のことのように覚えています。
さて、長らくお待たせいたしました。(お待ちでなかったりして・・・)

私が生徒達から聞いた話ですが・・・・以下のような先生がいらっしゃるそうです。
参考にあげてみます。
サンプル(1)
授業は1年中、教科書を左手に持って、黒板には教科書を“てにをは”まで寸分
たがわず再現していくだけ。後は何もなし。生徒達いわく「自分の言葉」という
ものが一切ないそうです。

サンプル(2)
理系の3年生が、ある問題がわからなくって質問にいったところ、質問された
先生いわく、「そんな難しい質問しないでよ。本当にわかんないんだから。」
と機嫌を悪くして断った。(ちなみに、この子はT大かK大を受験予定)

サンプル(3)
生徒が授業内容が理解できなかったので先生に質問したところ、「よ〜く、聴
けよ」と言ってから、今説明したばかりの内容をテープレコーダーのように
繰り返した。違っていたのは声の大きさだけ。内容は完全一致。

サンプル(4)
生徒が「こんな風に解いてはダメなのでしょうか?」と先生の解答と違う解き方
を確認しに言ったところ、「俺には、この解き方の意味がわからない。」と
言われて突っぱねられた。(ちなみに、この生徒の説き方を私が確認しましたが
ベリーナイスな解き方でした。)

サンプル(5)
数列の漸化式の問題を私の教えた通りに学校の黒板で解いた私の教え子
の解答を見て、「あれ、どうしてそんなに簡単に出るんだ?う〜〜ん
結論は確かにあってるな〜〜。でもどうして?」と言いながら10分
考えて、「もっと基本を大切にして解くようにしようね。」と言って
お茶を濁した。

サンプル(6)
授業を早く進めようとして、「理系のくせに解くのが遅い!反応が遅い!」
を授業中に連発して、ガンガン勝手に進みまくって、次の日から5人の数学
授業の拒否者が出た。(女子生徒の中には泣き出す子も出たとか・・・)

サンプル(7)
授業で教科書の内容ばっかりしている割には、与えられている問題集は
やたらと難しい。そしてその問題集は、各自で解くこと。授業では問題集
はやりません。しかし試験は問題集からのみ出題する。で、「こんな授業で
こんな問題集が解けるようになるのですか?」と言った勇気ある生徒に
「基礎が大切。基礎さへシッカリしていれば必ず解けるはず。」の一点
張りの先生etc

以上のような例を挙げれば枚挙にいとまがない。これが私の知っている
 
    「いわゆる受験校」
    
    
の数学授業の実態です・・・・・・。(ため息)
今日からは、一度も使っていない書庫「数学の教え方を考える」を使ってみる。

私は、今、何校もの受験校と呼ばれる高校生たちを相手に数学を教えている。

そこで感じることは、どこの学校も「内容の深さ」を無視して、その進度に

重点を置いているように思える。

こういっては何だが、この程度のこと教えるのなら、教師は要らないだろうに

と言いたくなる様な、呆れた内容である。多分、学校側は教科書の内容に毛

が生えたような内容で進み、なにせ早く一通りのことを終えてしまいたい

のであろう。そして、受験校の優秀な生徒たちの自発的な自宅学習を期待して

いるかのようにも思える。

そして、全国模試などの結果を見て、まずまず大丈夫だななんて思い上がって

いるのではないだろうか?勘違いしてもらっては困る。成績が良いのは、高校

の先生、あなたたちのお陰ではありませんからと言いたくなってくる。すべて

は生徒達の血の滲むような個人的な努力の結果のお陰ですと言ってあげたい。

どちらかと言えば、先生の教えが生徒達の数学的能力の発展向上の足かせに

なっているのですよとも言いたい。

(この記事は次に続きます。尚、この記事の批判にあげられている高校の数学
教師は、私が自分の生徒達から知りえたごく少数の教師にすぎないことも、お
断りしておきます。かなり過激に批判することになると思いますのであらかじめ)

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