『日本周遊紀行』

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日本周遊紀行:西日本編 「はじめに」  


国に山河在り、人に歴史有り 』         

主に沿岸地方であったが・・、「日本一周」を無事大過なくやり過ごすことが出来た。 
そして概ね、「日本という国の形」を歴史文化、自然風土に素人的に触れることが出来、この国の活力を感じ入った次第です。  
これだけでも今回の周遊の旅の目的が達せられたと満足しているが・・、


東日本の特徴は、何と言っても奥深く雄大な太古の自然が、ソコ・ココに残されていることであろう。 
原始の自然は人類創生以前の地球の営みを見ているようで、圧倒的に迫ってくるものがある。 

東北では世界遺産の白神山地をはじめ津軽地方、下北半島の奥深さや特異な海岸(仏が浦)、三陸の緑と豪快な海岸線、そして優美な松島の海岸。 
北海道に到れば雄大かつ変化に富む山岳、広大な湿原、美しい景観の天然湖沼などの大迫力に圧倒される。 
中でも渡島半島の山地、サロベツ原野、宗谷丘陵、オホーツクの海岸線、知床、そして、野付から根室の海岸線、根釧原野など、道内を一周すると殆どの地域が国立、国定、道立公園の範疇に入り、世界遺産の「知床」やラムサール指定地など、湖沼、湿原、原生花園、原野など優美で広大な大自然に驚嘆したのである。



対して西日本は、どちらかというと歴史や文化が深く息ずいていることが主体であろう。

例えば、我等現代人でもある本来の大和民族のルーツを思う時・・、
縄文期の頃までは、今の日本である北海道から琉球沖縄まで、人種の流入過程は異なるが、概ね同系、同種の縄文人であったとされる。 

ところが、弥生期から飛鳥期において大陸や半島からの渡来人である弥生人(大和王朝)が九州、そして中国・近畿・北陸地方にやって来て、従来の縄文人を駆逐し、ないしは融合し、同化していった。
つまり、弥生文化の覇権のため武装(金属の銅や鉄器)した技術集団、農業集団でもある、所謂、稲作キャンペーン集団とも云える新たな民族がやってきて技術面は勿論、文化面、宗教面においても全国に一大革命を起こすのである。 

つまるところ2000年にわたる、集団で定住化された「米」が主食になる稲作農業文化が、画一化された弥生人を創りあげ、国内においては旧来の縄文人の姿、形まで変えてしまったようである。 
即ち、文化や文明が歴史として現代にまで滔々と流れ下り、受け継がれて現代人と現代文明が形成されていったのである。 

但し、この様な弥生文化の駆逐は、北海道と沖縄には平安期の頃まで全く及ばなかったともされる。

両地域とも、本土のよう稲作文明は波及しておらず、従って、本土と並立した「弥生時代」というのは存在しないと言われる。
縄文時代の次の時代は、沖縄では「貝塚時代」(前期、後記)、東北北部から北海道では「続縄文時代」とも呼ばれる縄文様式の継続文化が営々と続いたのである。 
その現況が蝦夷・アイヌの民や琉球人の姿、形に、今ででも見ることが出来るとも言われる。


特に、西日本では、これら日本人(大和民)のルーツから、現在に至るまでの進化の過程を記紀(古事記、日本書紀)伝説、伝承や遺跡・史跡、痕跡、神社、仏閣等から伺い知ることが出来るのである。



ところで、歴史というものはどの時代を通じても、全て繋がりの連続性を持っていて澱(よど)みなく、そして絶え間なく流れ続ける大河のようなものであろう。 
そして、多岐に渡る小河の歴史が寄せ集まり、厳選されて現代に繋がっているのである。 
更に、時代という綿々と流れてきた歴史大河は、主要事項が重なり合って後世に一つの現象を生み出し、影響を与えながら未来へと繋がっていくものでもあろう。 

こんなんが歴史の面白さでもあろうか・・? 。


西日本編』は、東日本編に引き続き今回、特に印象に残った地方、地域の「歴史的側面」を主題に、景勝地や温泉等の観光面を併せてピックアップしながら紹介致します。



周遊は『西日本編』に移り、神奈川県厚木市を出発して、以下の各県順に巡りました。

『西日本編』: :行程・・・神奈川県厚木市(出発地)⇒ 神奈川⇒ 静岡⇒ 愛知⇒ 三重⇒ 和歌山⇒ 大阪⇒ 兵庫⇒ 四国全県(時計回り一周)⇒ 岡山⇒ 広島⇒ 山口⇒ 九州全県(福岡より西回り一周)⇒ 山口⇒ 島根⇒ 鳥取⇒ 兵庫⇒ 京都⇒ 福井⇒ 石川⇒ 富山⇒ 新潟⇒ 長野⇒・・・神奈川帰着

最初は神奈川県・三浦半島からです。


2010年 小生著作(orimasa)




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