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四季*おり*オリ*の散歩道で♪
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青砥武平治♪

≪鮭の自然ふ化増殖に世界で初めて成功した地 村上・三面川≫

鮭が生まれた川へ帰って来る習性(母川回帰)に着目し、世界で初めて自然保護増殖にのための「種川」(江戸時代に作られた人工河川)を31年もの年月をかけ完成させ、村上藩の財政に大きく貢献し、村上の鮭文化の礎を築いた人物。。。その人が、村上藩士であった青砥武平治です。
その銅像は現在も、三面川を見つめたままたたずんでいます。

“種川” とは、鮭の産卵孵化を容易にする保護河川のことで、カナダで行われている孵化事業の140年も前に、ここ村上で生まれた画期的な増殖技術でした。

イメージ 1青砥武平治(1713〜1788)は幼少の頃、村上藩士であった青砥治兵衛の養子となり青砥家を継ぎます。
“三両二人扶持” の小身でしたが、明和3年(1766年) 54歳の時に当時5万石余の村上藩としては異例と思える70石の “石取り侍” に昇格し、天命8年(1788年)76歳で没しています。

当時、三面川では鮭の漁獲が年々減少し、不漁のため入札が中止された年がありました。村上藩では、往年のように鮭が多く捕れるようにするにはどうしたらよいか困窮していました。
そこで武平治は、三面川に鮭が産卵するのに適した分流を設け、そこに鮭を導き産卵させ育て、春に稚魚を本流に返してやる方法を考案しました。藩では武平治の考えを取り入れ、31年にもわたる川の整備を続け、鮭の自然保護増殖のため『種川』を完成させました。その結果、再び鮭が年ごとに多く捕れるようになり、藩財政を支える運上金も千両以上になった年もあったことが記録されています。
武平治が考案すると同時に村上藩は、運上川の鮭の乱獲を防ぐための鮭漁入札制度を整え、鮭保護増殖のための『種川の制』を確立しました。この『種川の制』は、当時の世界水産史上に見られない、資源保護思想に基づく画期的な保護増殖システムでした。

図は、イヨボヤ会館内の展望休憩コーナーにあったものです。本流の三面川から、種川が分流している様子が描かれています。

江戸時代に作られた種川ですが、ここに鮭を誘き入れ、産卵させてから漁を行う。。。そんなシステムを作り上げたことで、今の村上の鮭文化が根付いたわけですね。

こちらは、村上城址本丸から見た三面川周辺の様子です。
実は、イヨボヤ会館の展望室からも緑が茂って確認出来なかった種川ですが、山城の上からも、公園の緑に隠れてはっきりとは確認出来ません。辛うじて、種川に掛かる木橋が確認出来るだけです。
しかし、三面川の流れが図と同じなのはよく分かりますね。

三面川中州公園まで来ました。綺麗に整備された公園で、散策を楽しむ人の姿が見られました。


向こうに見える下渡山の緑も濃く綺麗です。
公園には3つの木橋が掛けられています。その木橋が掛かる川が、三面川から人工的に作った分流である “種川” です。
今はひっそりとしていますが、武平治の31年間の苦労の賜物がこの川なんですね。
上から覗いてみても、なかなかの透明度のある綺麗な川でした。

藤基(ふじもと)神社

享保2年(1717年)創建という藤基神社です。
ここには、青砥武平治に関する石碑が建てられているというので足を運んでみました。

藤基神社社殿は総欅造りで、日光東照宮と同じ権現造りの建物です。



嘉永2年(1849年)に、当時の工匠がその技を結集し、8年の歳月を費やして造り上げたものです。
村上の生んだ工匠・有磯周斎による「かご彫り」とよばれる彫刻の傑作を各所に残しています。

ご祭神は、徳川家康の異母弟にあたり徳川家17士のひとりでもある村上藩の藩祖 内藤信成候、10代 内藤信敦候、11代 内藤信思候を祀っています。








八幡大神、誉田大神、火帯姫神、稲荷大神、倉稲魂神、秋葉大神、火産霊神、それに学問の神である菅原道真候を祀ってあります。

藤基神社の境内にある『種川碑』です。
世界で始めて鮭の回帰性に着目し、「種川の制」を設けて鮭の増殖を図り、村上藩の財政を潤わせた 青砥武平治 の頌徳碑です。

寶(宝)光寺

村上市羽黒町にある寶(宝)光寺です。
調べ物をしていたら、偶然にもこのお寺に青砥武平治のお墓があることを知りました。

1つずつお墓を拝見してみましたが、「青砥家」と書かれたお墓がこれだけでしたので、不躾ながら写真に収めさせて頂きました。


お寺の方にも未確認。。。全く違う人のお墓だったら申し訳ないです。

村上、三面川の鮭についての歴史は、「イヨボヤ」の記事の方に詳しく書かれています。あわせてご参照下さい。


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    なんてお読みするのかわかりませんが(汗)偉大な人なのですね!
    この人がいなかったら今頃、食卓に鮭はなかったかも?ですね〜
    感謝・感謝です!

    [ しょうまる ]

    2010/10/2(土) 午前 8:43

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    ちぇるしーさん、おはようございます。

    鮭の自然増殖の世界初が、日本の村上という場所だったのは知りませんでした。
    そして、すごい!って感動もです。自分の故郷の悩みをそこの土地に住む人が考え
    解決する。しかも、より自然に近い方法で確立し、さらにはその後絶えないように
    ルール作りもする。昔の日本人らしいきめ細やかで、同じ事を繰り返さないという
    信念も感じましたよ。

    キレイな景色。きっと鮭と同じように故郷の姿をそのままに残したいと思う
    郷土愛も感じました。

    私鮭が大好きなんです。この方達の努力があって今の食卓がある事に
    感謝の
    (*^ω^)ノ☆ 凸 ポチッです。

    Stitch将軍

    2010/10/2(土) 午前 10:36

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    村上の鮭文化の礎を築いた青砥武平治の銅像は現在も三面川を見つめたままたたずんでいて何とも趣がありますね♪
    青砥武平治がいなかったら鮭が食べられなかったかも・・・偉大な人ですよね!

    かおりん

    2010/10/2(土) 午前 11:17

  • えぇぇぇ〜〜〜〜〜記事とはまったく関係なのですが・・・。

    今回のアバターナイスです!!(爆)

    BLUE.HAIRの納谷哲哉です

    2010/10/2(土) 午後 0:09

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    鮭にまつわる話で、こんなに深い伝説が・・・。
    大変な苦労があったんでしょうね。
    今後鮭を見る目が変りそうです(^^ゞ

    きゅん

    2010/10/2(土) 午後 0:40

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    しょうまるさんへ♪
    あおとぶへいじ。。。と読みます。
    長い年月を掛けて、種川の開発に取り組んだからこそ、今の鮭文化があるんですね。

    ちぇるしー

    2010/10/2(土) 午後 1:10

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    Stitchさんへ♪
    私も、前回イヨボヤ会館に行った時、そこまで勉強が及びませんでした。(^_^;)
    数回出かけて、ようやく地元史を知る。。。とういか。お恥ずかしいです。
    先人の苦労があってこそ、今の世の中があるんですよね。
    ポチありがとうございます♪

    ちぇるしー

    2010/10/2(土) 午後 1:12

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    かおりんさんへ♪
    謙信像が川中島の方を向いて建っているのと同じで、自分の活躍した場所を向いているものって多いですね。
    31年の苦労があるからこそ、鮭文化が定着し、現在があることに感謝です。

    ちぇるしー

    2010/10/2(土) 午後 1:14

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    ぷらてぃーにさんへ♪
    10月になったので、ハロウィン限定(?!)アバターですよ。(*´艸`)

    ちぇるしー

    2010/10/2(土) 午後 1:14

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    きゅんさんへ♪
    村上の鮭は、京都に献上される貴重なものだったそうです。
    今は何の苦労もなく食べていますが、ここまでの食文化が出来上がるまで、こんなに苦労した人たちがいたんですね。

    ちぇるしー

    2010/10/2(土) 午後 1:16

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    さすが。。。良く調べて記事にしてますね♪
    村上城址本丸から見た三面川周辺の写真、いい感じです・・・
    ポチッします(^^♪

    KAWA

    2010/10/2(土) 午後 2:14

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    KAWAさんへ♪
    自分で知らないことだらけなので、少しのきっかけでも調べてみるようにしてます。
    雨のあとのいいお天気の日だったので、本丸からの眺めも城下が一望できて最高だったんですよ。
    ポチありがとうございます♪

    ちぇるしー

    2010/10/2(土) 午後 3:20

  • 世界で初めてだったとは・・・ビックリです。
    貴重な鮭は宝石になってイクラとなるのですね。
    それにしても良く調べてらっしゃいます☆

    ゲンゴロウ〜Diving beetle

    2010/10/4(月) 午後 8:11

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    げんごろうさんへ♪
    世界でも初!っていうのが凄いですよね。
    県内のことなのに、まだまだ知らないことが多いです。
    出掛けた先での歴史の出会いも面白いです。

    ちぇるしー

    2010/10/4(月) 午後 8:27

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