「とある」保険営業マンの一日

楽しく仕事やってる人が好きですし自分もそれを目指してます。

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ここで何回もでてきている某クリニック。
娘さんも入り、待望の第一子も授かりいい流れ。
先日お伺いした時、まだ新しい建物の設計もこれからなのに、父親である院長先生はかなり安堵の表情だった。
サブ的な医師を雇い家族水入らずでヨーロッパあたりに旅行でも出来れは最高、と笑う。
気持ちは分かる。70過ぎまでいろいろ苦労してここまでやってきた。根っからの仕事人間で、仕事一筋だった。
金遣いが荒いと奥様にダメ出しされ、虐げられてきても俺がこのクリニックの責任者。
俺についてこい。
でも心配していた娘も来てくれ、勇退のメドも立った。
でも…。
残念ながらまだこれからだ。新しい建物ができ売上も利益も順調ならば父親の勇退にも花が咲く。
だが決して安泰ではない。
古い建物を壊し新しい建物を建てるためにお金がいる。医療機器もどうするかこれからだ。このお金を借りて返済していくのは娘。
そんな時に悠長にヨーロッパ旅行など楽しめないのだ。
隣の奥様や娘様の心境はこんなもんだろう。
医師は高収入だが金遣いが荒ければ貯まるものもたまらない。
年間の収入が夫婦で3000万あろうが使えば同じ。
クリニックにお金がなくなれば個人のお金を貸す。貯まったお金は役員借入金として貸した人の相続財産である。
にも関わらず返済せず給料で払う。
どうなるか。
給料には高い税率で所得税・住民税がかかる。
そして社会保険料も。わざわざ手取りを減らして相続財産を減らさない。相続財産を減らさないという事はそこに相続税という税がかかるのだ。
こんな、素人でも分かる事を顧問の税理士はやらない。興味が無いのだろうか。
でも某会計事務所のO先生が承継に関わるようになりここに手をつけた。
給料はゼロにして返済していくのだ。もらう側からは同じお金だから、税金がかからない分手取りが増える。
やらなきゃ損だ。
そしてこの返済も残が少なくなり始めた。
そのあたりで給料を支払う。
役員の給料は基本的には決算時に決めるから、年度の途中で変更は難しい。
だからこの決算を待ち変更する。
ところが4月決算にもかかわらずまだ顧問の税理士事務所から決算報告が来ない。
まだ3月の保険治療の収入がわからないそうだ。
そんな事はないだろう。翌月には入金されるはずだ。明細も調べればわかる。
決算の申告は6月末だと思う。まだ間に合うが、これでは先に進まない。
多くの会社やクリニックがそうだと言えるが、あまりにも決算に疎い。
一年締めて自分の会社がどうなっているのか何故関心がないのだろう。
生活できるから良いのではない。

あまりにもお金に疎い現場を再確認した。

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