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M&Aの大手にSという会社がある。
昨日、その会社主催のセミナーに出席した。 主題は「保険税務の税制変更とこれからの生命保険販売」というもので、これは良くあるもの。 私はそれよりも承継に興味があり、情報収集のために参加したものだ。 実際、市内に承継人がいないがために廃業予定の歯科医があり、そこから相談を受けたために情報を集め良き方向へアドバイス出来るようにするものだ。 通常M&Aは株式価値がその売買基準となるのであるが、例えば会社組織でなく個人でやっているようなクリニックだったらどうするか? とあるデータによれば開業医の40%は個人営業とある。全国に何万軒も個人開業医があるのだ。 先生が高齢となり後継者がいない場合は殆ど廃業するはずだ。 廃業とは、店を閉める事。 もちろんそれまで通っていた患者の事など眼中にない。眼中にあってもどうしようもない。 だが、せっかくの施設だし少しは固定的な患者もいるだろう。 場所が良ければ中身が変わる事で新たな患者に繋がる事も充分考えられる。 今までそれほど繁盛していなくても、まずまず患者はいるはずだ。例えば一ヶ月に200人としても売り上げは100万から200万。 これが何十年も続くのなら、充分やっていける。 問題はのれん代。会社組織なら株価を出し売却すれば事足りるのが、個人営業の場合はそれ(株式)がない。 また株式があっても医業ゆえ配当が出来ないなどの不都合がある。 だが、地域から医療関係の施設が無くなってしまうデメリットは大きく、人間1人の承継の都合だけで割り切ってはいけない部分もある。 医業は公的インフラになってしまっているのだ。 ならば志の高い若者にバトンタッチすれば良いと思うのだが、そう簡単に行く話ではない。 でも、誰かがアドバイスしなければそのまま廃業となるのは目に見えている。 そこは我々保険営業マンの仕事になるのかもしれない…。 少なくとも私はそう思うし、そうやってきた。 保険営業マンの仕事は、保険を売るだけではない。この手のアドバイスも出来て当然であると思う。 |
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