オリザささかみ自然塾

生き物と自然を愛するオッチャンのブログです。

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オリザささかみ自然塾

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始めまして石塚と申します。  私は新潟の農家であり、JAささかみの職員で53才の
どこにでもいる?オッサンです。
JAささかみは、四半世紀前から首都圏の生協のパルシステムと産直・交流を実施してき
ました。
生協のみなさんと長年交流を重ねてきた結果、私の農業に対する考え方も大きく変わりま
した。
私の経営はお米が主体で、本年度の作付け面積は270aです。  その他、有機大豆と
エゴマを栽培しています。  お米の270aの内、有機栽培が150aで、特別栽培米
(減農薬・減化学肥料)が90a、慣行栽培は30aです。 
なぜ、いろんな栽培に取り組んでいるかというと、一応、営農の指導的立場にいるのでい
ろんな栽培をしないと、自分自らその違いや苦労がわからないといけないと考えているか
らです。 特に有機栽培は10年前より10aから始め、毎年増やしてきました。
まさに、有機栽培は草との戦いです。  手取り除草をやっていると、家内や周辺の農家
から、「あなたは農薬や化学肥料を売るのも仕事なのになぜそんなバカなことをするの」
と言われ続けました。
続けてやってこれたのは、生協の消費者からの応援と何と言っても、生き物達の応援が
あつたればこそと思ってております。
有機栽培で雑草を抑える手法としては、アイガモ・紙マルチ・コヌカ等いろんな栽培があ
りますが、生き物が増えたということは4年ほど前から【冬水たんぼ】という農法に出会
ったからです。  冬水たんぼとは、新しい農法ではなく、江戸時代の会津地方に伝わる
農法で収穫後に水を張り生き物から土を肥やしてもらうことで雑草を抑えます。 
水を張ることで、すべての生き物が活発化します。
最初に藻類や光合成細菌が発生し、有機物を食べるバクテリア、ミジンコ、イトミミズな
どが増えます。小さなものから徐々に大きな物へと生物循環で最後は鳥まで寄ってきます。
特に、イトミミズが重要な役割をします。 人間はえらそうに頭を上にしてこの40年間
でどれだけ地球環境を悪くしたでしょうか。  イトミミズは頭を下にして有機物を分解
して食べ、オシリを上にして糞をかき上げトロトロ層をつくり雑草の発生を抑制します。
人間が壊している地球環境を修復しているのです。 ミミズは英語でアースワームと言い、
地球の虫、つまり地球の主人公なのです。
植物は、主に水と温度と光でもって発芽します。 冬水田んぼは主に耕さず、イトミミズ
が造ったトロトロ層で光を遮断して雑草の発芽を抑える農法で、どんどん生き物が増え、
生き物と農法がリンクした栽培です。  
その結果私の田んぼでは、メダカやホタルが復活しました。 
私はかってに思っていることですが、環境のバロメーターとして水の中ではメダカ、空を
飛ぶ生き物ではホタル、そして忘れてならないものが土の中にいるイトミミズです。 
環境を象徴するこの三種類がどんどん増えてきたのが、たまらなくうれしく思っておりま
す。
今、農業は大規模化、大圃場、大型機械化、つまり効率化をねらって化学肥料や農薬に依
存し、生き物を無視した栽培をやっています。 
私たちはイトミミズから学んで考えていかないと、取り返しがつかない環境になります。
ホタルは5年ほどまえから復活しました。 例年、最初に出るのが6月6日なのですが、
今年は天候が今一なのに密度が多くなったのか、2日ほど早く出ました。  
見ごろは6月下旬から7月いっぱいです。
晩酌の途中でも8時半頃になると、すぐ家の前のたんぼに家内とホタルを見に行きます。
ややもするとビールを片手に畦道にすわって晩酌です。  うらやましいでしょう。
昨年、こんな有機農業の取り組みが新聞やテレビに何回か紹介されました。 
今年の1月末に、団塊の世代の新潟市を中心とした消費者夫婦が十数人、我が家に訪れ
ました。  有機農業を応援したい、作ってみたい、教えてほしいということです。  
私の家の奥にはちょっとした棚田があり、耕作放棄地もかなりあります。 
その耕作放棄地で有機農業をやりたいということなのです。 私は感激しました。
農業委員会というところへ行って、耕作放棄地の耕作権を借りる手続きをしました。
私は昨年まで有機農業を110aやっていて、このへんが限界だろうと感じており
ました。
私には土地を借りる権利はあっても手間がない、彼らには手間はあっても土地を借り
る権利がない。  つまり、利害が一致したのです。  
彼らはヤチダを『夢の谷ファーム』と名づけ、毎週土日になると汗を流し楽しんでお
ります。 耕作放棄地を25年振りに復帰し古代米を田植えしました。
この様子は次にスナップでご紹介します。
今回、申し上げたいことは家内が三十年間勤めた看護師をこの三月末でやめて、私の
有機農業を手伝ってくれることになりました。  
これも生き物のおかげと感謝しております。
私は、若い頃家の後ろがすぐ山で田んぼは小さくて手間がかかり、なんと不便なところ
だろうと思っていました。  今は屋敷内に清水が出ている価値観や生き物のおかげで、
なんとすばらしい環境があるんだろうと感じております。
そんなこんなの理由で、この四月より農家民宿【オリザささかみ自然塾】を立ち上げま
した。
オリザとは、稲の学名が「オリザサテバス」で、めだかの学名が「オリザラテペス」で、
もともと一緒にいたということで同じオリザなのかとかってに解釈して名づけました。
長くなりましたが、まずは立ち上げのごあいさつまで。

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ブログ開設、おめでとうございます!!ライターの高山です。どうやらパルシステムの方たちが、セキュリティの関係で職場から入り込めないらしく、隙間を縫って「コメント1号」になってしまい、申し訳ないやら光栄やら。ウフフ…。石塚さんの思いとこれまでの重ねてきたことが、あふれ出ていますね。 30年間の看護師としてのキャリアもすばらしいけれど、 石塚さんとともに田んぼに入ろうと決意された奥様、素敵ですね。 お二人の輝ける今日にあやかりに、またささかみ、うかがいますねぇ。

2006/6/12(月) 午前 10:56 [ tky**321 ] 返信する

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石塚さま、おめてどうございます。えごまの金です。^^暗い世の中でこんな瑞々しいプログを拝見できて幸せです。たんぽぽの種のようにこのブログが飛んでいきますように、お祈りします。ファームのみなさまに乾杯! 削除

2006/6/12(月) 午後 2:57 [ chleekim82 ] 返信する

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石塚さん、やりましたね!ブログを作って、などといったものの体がいくつあっても足りない石塚さんがこんなにすばやく立ち上げるとは思ってもいませんでした。これからは居ながらにささかみに触れることができます。とはいえ、現地に立って、肌で風を感じるのが一番。24日には蛍に会えますか? 削除

2006/6/13(火) 午前 9:44 [ sai-f ] 返信する

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パルシステム6月3回の産直通信グリーンプラザパルを見ていてびっくり!35歳の若い若い石塚さんの足元に30歳の私と2歳の娘が写っている1989年のささかみ稲刈りツアーの写真が!娘も20歳になり登録米食べて毎日元気に働いています。今年こそささかみに稲刈りに一緒に行こうと計画中です。それまでこの石塚さんのブログで楽しみたいと思います。Kobayashi

2006/6/13(火) 午後 10:54 [ - ] 返信する

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今年の7月にパルシステムPLAの研修に同行しました。石塚さんのお宅にもお邪魔してたくさんお話を聞き、蛍にも歓迎してもらい素敵な思い出です。先週は「遠くへ行きたい」であの時と同じ石塚さんを拝見しました。お元気そうで・・ブログも楽しみに開いています。 削除

2007/10/23(火) 午後 2:57 [ 高田範子 ] 返信する

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