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2006.11.13
第九番札所・法輪寺から第十番・切幡寺へ。
緩やかな坂道を上っていく。
道の両側に表装屋さんやお遍路用品店、宿などが並んでいる。
休みなのか朝だからなのか閉まっていた店のガラス越しに、いい感じの笠が見えた。
ちょっと小さめで柿渋で塗られた、先達さんが被っていそうなやつ。
しかし、今の自分にはこの渋さはまだ早い。
またここに来ることがあって、その時もこの笠があって、お店が開いていたら考えよう。
途中、仁王門の建築工事のため回り道をしてください、という看板が。
歩きだとちょっとの回り道でも嫌なものなんだな、と思いつつ迂回路を歩く。
すると、道の脇にこんなものが。
なんだろう…犬のお墓?
工事中でこの道を歩かなかったらこれを見つけることもなかった。
見つけてよかったのかどうかはわからんが。
この橋、「杖無し橋」。
横に碑が建っている。
杖無し橋 同種の話は八十八ヶ所の他の場所でも耳にすることがある。
信じるも信じないも人それぞれでいいと思う。
自分は、時代性もあるのだろうけど、これが新聞に載った記事であるということに驚いた。関係者の住所や名前が書いてあるし。それに大正だからそれほど大昔でもないし。
そして、こういうこともあると信じる方が、この世界はおもしろいだろうと思う。
現代でもきっと、病や何らかの不幸を抱え、救われることを願って八十八ヶ所を回っている方も少なくないだろう。
どういうかたちであれ、その方たちが救われることを願ってやまない。
それにしても、四月四日にこういうことがあって、八日にはもう新聞記事になっている。
大正時代って、意外とスピーディーだったんだな。
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