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さて理由の如何に関わらず,EU圏外から英国に6か月以上滞在する場合にはビザ(査証)が必要です.英国の場合,これを"Entry Clearance"といいます. 以前はヒースロー空港に必要書類を持ち込み,入国審査でしつこく渡航の目的や期間,経済的背景を聞かれ,その場で査証の発給を受けていたらしい(?)です.そうした空港での煩わしさを簡略化するため,2003年11月から事前のEntry Clearance申請が始まったようです. 便利なもので,Web上での査証申請登録が可能です.ここで『登録』という表現を使ったのには訳があります.Web上で申請項目を入力した後,それをプリントアウトして,必要書類と一緒に送付(または直接東京の英国大使館に届け出)する必要があるのです.確定申告みたいな感覚ですね. 早速ですが,申請に必要な書類を列記します!(多いですよ,覚悟してください;笑) 申請用紙 VAF1 パスポート 写真45×35mm(パスポート形式) 2枚 申請料£85/person+郵送(返送)料 \700 (滞在期間が1年を越えない旨の宣誓書) 英国内で収入を得ない宣誓書 家族の扶養に関する宣誓書 研究の継続を目的とする旨の証明 or 日本国内で所属する職場の長(教授)による渡航期間,目的の証明(The Letter of Recommendation) 留学先からのInvitation Letter 銀行の残高証明書 Financial Support Certificate 戸籍謄本 医師免許証英訳文証明書 行政処分関係英文証明書 とりあえずこんなもんですね. 詳細は英国大使館の,『学術研究者の申請に必要な書類』を参照して下さい. それでは,サイトで教えてくれないことも含め,解説していきましょう. ※渡航者の分類について(6か月以上の滞在で,家族同伴の場合) ・本人はVisitor – Academic visitors of 6 months or longer,同伴家族はVisitor – Academic dependants of 6 months or longerとなります. ・たとえ自分が大学院生であっても"Student"を選んではいけません!この場合の"Student"は,英国内の大学,大学院に入学することを意味します.このため,現地の大学・各種学校からの入学許可証,英語能力証明書(IELTSの結果証明)等を要求されてしまうことがあります. パスポート ・乳幼児でも一人ずつ取得しなければなりません.この乳幼児,パスポート用の写真を撮るのに一苦労なんですよ・・.黙って正面向いてくれないですから(苦笑). ・過去にパスポートの発給を受けたことがある場合,その(期限切れの)パスポートのコピーまたは原本も要求されます.なくした(盗まれた)場合は,”lost”, “stolen” 等を選択する項目があります(オンライン申請時). 申請料£85 (£1=\210で計算)/person+郵送料 \700 ・金額,レートについては変動がありますから,支払う前に必ずここで確認してください.私が申請したときは一人£36でしたから,随分値上げしたんですね・・. ・家族全員分を一緒に申請する場合には,郵送料(返信)は全員分で \700です(個々に払う必要なし.但しdependantのオンライン申請の際,筆頭者と同時申請である旨のチェックボックスをクリックする必要あります). ・申請料の送付は現金書留で・・すみません,私は反則しちゃいました. (滞在期間が1年を越えない旨の宣誓書) Academic Visitorの項目にいろいろと満たすべき条件が書いてあり,そのうちの1つが,この『滞在期間が1年を越えないこと』です.ただ私の場合は間違いなくビザを更新して1年以上滞在する予定でしたから,この矛盾に満ちた宣誓書を出すのはおかしいかな?と思い,敢えて提出はしませんでした.キチンとビザは出ました. ちなみに,オンライン申請の最後の画面では『VISA申請に必要な書類』としてこの宣誓書は要求されていませんでした. 英国内で収入を得ない宣誓書 これも同様の滞在条件です.これは書いて出しました.英国内の団体から(奨学金などは除く)収入を得ない旨の宣誓書です.『英国内で有給のポジションには就きません・・』の様な内容ですね. 家族の扶養に関する宣誓書 これも一応提出しました.『一切の英国の公的扶助を受けずに扶養家族を養います・・』と言う旨の文書を書きました.ちなみに,NHS(National Health Service)など『英国住人(6か月以上居住している人なら英国籍,外国籍問わず)』に対するサービスは,外国人であるわれわれも利用可能ですから,ご心配なく. 研究の継続を目的とする旨の証明 or 日本国内で所属する職場の長(教授)による渡航期間,目的の証明(The Letter of Recommendation) これも一応出しました.『日本国内での研究の準備として,英国で研究活動を行います・・』という旨の文書です.VISA発給の条件として,『国内(英国外)での研究の準備を目的とする英国滞在に限る』という項目があります. 留学先からのInvitation Letter ・英国で滞在予定の研究室(の教授)からの,滞在期間・目的,研究内容等を証明する文書です. ・行く先の担当教授(教官)に用意してもらうことになります. ・VISA申請以外の面でも,効力を発揮します.入国審査・不動産賃貸契約でも,これを見せると信用してもらえました.コピーを数枚持参するとよいでしょう. ・私のinvitation letterには,滞在予定は18-24か月と書いてくれていました.発給されたビザの有効期間は・・最後にお話ししましょう! 銀行の残高証明書 ・銀行に依頼して英語で作成してもらいます.銀行によっては文書料が発生します. ・ありったけのお金を一つの口座に集中して,その残高で作ってもらましょう(私は親に借金をしてカサを増しました). ・どれだけの残高あればVISA発給が受けられるかは不明です. Financial Support Certificate ・英国滞在中も日本から資金提供が得られる旨の証明書です.職場(大学など)に発行してもらいます. ・大学院生の私は,実家からサポートを受ける旨のcertificateを作りました. ・ある先輩Drは○造したといいますが,それはあくまでも大学のスタッフで,本当に大学から収入がある人の話でしょう.大学からの収入が全くないのに,大学の名前を語るのはマズいだろうと判断しました. ・銀行の残高証明より,むしろこちらの方が重視されるという話も聞いたことがあります(あくまでも憶測). 戸籍謄本 ・Dependant(同伴家族)がいる場合に必要です. 医師免許証英訳文証明書 行政処分関係英文証明書 ・文字通り,医師免許の英訳版と,『医師として行政処分を受けていません』という英語版の証明書です. ・この二つの書類は『厚生労働省医政局医事課試験免許室 免許登録係英訳担当』という部署にメール(yanagita-satoshi@mhlw.go.jp)で必要書類を送付してもらうようにお願いしました(このアドレスがいつまで生きているかはわかりません・・).または以下の住所に郵送で資料を請求するが出来ます(むしろこちらの方が一般的でしょう). 〒100-8916 東京都千代田区霞ヶ関1-2-2 Tel 03-5253-1111 内線2577 厚生労働省医政局医事課試験免許室 免許登録係英訳担当 必要書類は ★免許証英訳文証明書 ・免許証英訳文証明申請書(送られてくるもの) ・医師免許証のA4縮小コピー ・返信用封筒(切手を貼付,返信先を記入) ★行政処分関係英文証明書 ・証明願(送られてくるもの) ・英文証明書の発行について(送られてくるもの:所属長からサインをもらいます) ・履歴書 ・医師免許証のA4縮小コピー ・返信用封筒(切手を貼付,返信先を記入) ・申請書類に詳しい書き方が書いてあるので,迷うことはないと思います. ・申請から到着まで1か月は見ておいた方が無難です. ・文書料はかかりません(無料です). さあようやく書類が揃いました!いざ郵送(又は直接申請)です.すでにこの時点でうんざりですよね・・ちなみに,速達書留で送るより小包扱いの方がお得なんですよ.しかも基本的に書留と同じ扱いですからね. ところがさらーーに!なんと後日,東京の英国大使館に面接に呼ばれる可能性あります.まあ,よほど疑問点がなければ大丈夫なんでしょうが. 結局,発給されたビザは1年分でした.と言うことは,ビザの延長が必要です. 延長方法については,後ほど新たなスレッドにアップすることにします. 長文をここまで読んでくださって,ありがとうございました!
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