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現在はこちらの大学側から移民局に申請することで手に出来る、いわゆる労働許可証(Work Permit)で働いている。期限は1年。もちろん失効と同時に出国しなければならない。 ということで、実は日本にいるときに、特殊技能者用の労働ビザの資格を取るための申請をしていた。Highly Skilled Migrant Programme(HSMP)といって、これの種別のビザを取得すると英国内で2年間好きな職業に就くことが出来る。少なくとも2年間は英国内に滞在できるため、出国をせかされずに済むということである。特殊技能者といっても、要は学位を持っていると優遇されるというものである。曲がりなりにも今年の3月に大学院を卒業して『博士号』なるものをてにしたので、その点が一番効いているだけである。 それにしても、英国のビザ事情はとにかくころころ変わる。私がこの申請をしたのが6月の初めなのだが、8月にはそのシステムそのものが変更になってしまい、HSMPという名前ではなくなってしまった(現在はTier1という種別らしい)。そういう過渡期であったことも手伝って、申請からこの許可証が届くまで、丸4ヶ月かかった。 このHSMPの許可証、実は取得するのにすごく手間と時間、そしてお金がかかる。以前英国ビザを取得したことがあるため、申請そのものは何とかなるだろうと思っていたが、心配なので念のためビザ申請代行業者で、有料の電話相談を受けてみた(電話相談だけで£75!!)。そこで必要書類のあまりの厳密さに、衝撃を受けた。過去12ヶ月分の給与明細、銀行の口座証明、通帳の減俸、学位記等々、原本はもちろん、公式な翻訳が一枚一枚に必要とのこと。『公式な翻訳』とは何ぞや?と質問したところ、公認の翻訳会社に依頼して、書類を英訳してもらう必要があると言うことだった。このプロセスを経ずに申請されたものは有効な書類と見なされず、ことごとく却下されるとのこと。実際、資格を満たしている申請者のうち、実際に申請が通るのが35%、不適格事由のほとんどが書類不備だそうだ。申請書の書き方やカバーレターの書き方もいろいろあるらしく、しかも一人分の申請料は4万円を超える。家族4人で16万円・・・失敗は許されない。 この段階で、自力での申請はあきらめた。申請料と代行料併せて25万円ほどを支払い、翻訳会社を紹介してもらい、申請も代行してもらうことにした。必要書類は全部で50枚ほど。一枚2000円とか取られるんだろうな・・と思っていたら、見積もりを見て目が飛び出た。 一枚6300円!! しかもこれでも『おまとめ割引』にしてくれた金額だそうだ。私の負けです、ハイ・・ということで、結局翻訳に30万円ほどかかった。そしてようやく10月初めに英国の自宅に届いたのは、申請に使った翻訳書類と、たった一枚の紙切れだけ(HSMP許可証)。この紙切れを手にするために、60万円近いお金と多大な労力がかかったのだ。でもやっぱりタダの紙切れ・・(苦笑)。 以前の記事をお読みの方はご存じかもしれないが、7月半ばまでには仕事を始めるように・・と上司から言われていたため、既に受け取っていた労働許可証をもって1年限りの労働ビザを取得し、一家そろって英国に入国済みである。 (次に続く・・)
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アメリカの労働ビザの申請も、弁護士を通してするのが普通みたいです。それだけ、複雑だ、ってことですね。外国で生活するにはお金がかかります...。
2008/10/8(水) 午前 4:41
やっぱりそうなんですか・・実はもう少ししたら、アメリカのビザ申請をしなければならないんです。来年の夏からはニューヨークのラボに移る予定でして・・労働ビザはちょっと難しそうですね。
2008/10/8(水) 午前 5:02