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当日はそのまま入院となりました。子供ということで小児科病棟に。 その夜・・既に病院で仮固定をしてもらっていたので痛みはなかったようなのですが、問題はお部屋のお隣さん。夜中12時頃に入院してきた子供が、テレビを大音量で見始めたのです。親は止める気配もなし。明日の朝一番に手術を控えている息子も、さすがに起きてしまいました。ああ・・アメリカはどこまでも非常識な人たちが多いのですが、寄りによってこんな日のお隣さんがそうだとは。 そして翌朝。手術です。手術は経皮的ピンニングといって、レントゲンの透視を見ながら皮膚は切らずに直接太さ1.2-1.5mmのピンを2-3本刺し、うまい具合に牽引しながら整復して固定する方法です。世界各国、至ってスタンダードな方法です。もちろん麻酔は全身麻酔。 ということで手術室まで子供について行くことにしました。実はアメリカで手術室に入るのはこれが初めて。整形外科医とはいえ、契約上、基礎研究員が患者さんと関わることは一切禁止されているため、折角整形外科領域では有名な病院の職員であるにもかかわらず、手術見学はできないのでした(泣)。 まあ設備は世界共通。目新しいモノは何もありませんでした。普通の手術室。使う道具も、道具の準備の仕方も全部同じ。おなじみの光景です。とはいえ6歳になろうという息子には初めての場所ですから、なるべく不安にさせないように励ましてあげます。 麻酔の導入時にはは臭いガスにむせそうになりながら、グズりもせずに頑張って吸い込んだそうで、コメディカルの方からえらく褒められていました。えらいえらい。手術はおおよそ20-30分、前後の麻酔導入と覚醒を合わせても全部で1時間程度だったでしょうか。回復室にはいると程なく目を覚ましました。いくら安全性が高いとはいえ、やっぱりこの瞬間が一番安心しますね。 整形外科医とはここでお別れ、後はまた小児科の担当になります。この辺がちょっと日本と違います。日本は術前術後とも基本的には整形外科の管理になるのですが、こちらは整形外科医は手術をするだけ、その前後の管理は小児科扱いになります。確かに合理的。こういった分業制はアメリカらしいですね。 それから術後の鎮痛は塩酸モルヒネ2mgのワンショット。アメリカではこんなに簡単に麻薬を使うんだなぁと、不思議な気分でした。何だかいつしか見たアメリカのテレビドラマみたい・・。特に子供には痛みを感じさせないことを徹底している様子で、帰宅前にもしつこく鎮痛剤をがっちり使用するように言われました。人道的な見地もさることながら、痛がらせることで裁判になることが多いんでしょうね、きっと。 さて術後は麻酔の抜けもよく、痛がることもなかったので、夜に退院させてもらうことにしました。全身麻酔の手術で当日退院?と思われるかも知れませんが、実は麻酔の『抜け』に関しては全身麻酔の方が腰椎麻酔や伝達麻酔よりも手がかからないことが多いのです。安全性も高いですし。何しろ、もう一泊したらさらに1000ドル単位で治療費が加算されると思うと、どうせ調子がいいのなら帰っちゃおうという感じです。この辺は日本とはまるっきり感覚が逆ですね。日本なら、もっと病院に居させてもらおうとなりますが、こっちはそれがシビアにお金となって跳ね返ってきます。しかもかなりの金額です。まあ、こうやって帰ってきても何も問題がないのですから、日本はやっぱり入院期間が長すぎるのでしょうね。 ちなみに術後は10日から2週間目までキズの手入れは一切なし。そのまま固定して放っておきます。ピンの刺入口から感染することはごく稀ですし、新しい骨が出るまでに固定を着け外しするデメリット、それによって子供が痛がることを考えると、こちらも合理的です(これに関しては、ことこの上腕骨顆上骨折に対するピンニングについては、日本も同様ですが)。 ということで何とか誕生日は自宅で過ごせることとなりました。今週予定していたステーキハウスは来週にしよう!ということで、まずはメデタシメデタシ。
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費用はどのくらいになるんだろう...と思っていたところです。請求書が怖いですね。
2009/10/7(水) 午前 7:47
保険がきけば数百ドルだとは思うのですが・・こればかりは請求が来てみないと分かりません。怖いです。
2009/10/8(木) 午前 10:32