|
次の話しは、ヘルメットのリース屋さんの登場である。或る日バイクの練習しての帰り道の事、僕と妻は道を覚える為に、来た道を帰らずその道を更に進んで帰る事にした。湿地と家屋が交互に並ぶ景色を見ながら北上して行った。かなりの道のりを走った頃に、再び町並みが現れ賑やかな風景に成る。更に走ると大きな交差点にさしかかる。目の前は国道一号線である。この道はベトナムの最重要幹線で北は、中国との国境近くの町ランソンに始まり首都ハノイを通り南下してホーチミン、更に南下して最南端のカーマウに至っている。上り下り合わせて六車線、バイク専用の側道が付随している所も有るので全体巾は、50m以上有るかも知れない。両サイドに並木や緑樹滞の付属している所も有りかなり整備されている。韓国製の大型トレーラー等がけたたましい警笛を鳴らして飛ばして行く。そんな国道のバイク専用道をホーチミン市に向け帰る途中の事、妻がバイクを右に寄せて止まる様に言うので、右に寄せ止める。と、妻はバイクから降りて歩き始めた。何やら道端に立っている、叔父さんに話し掛けている。この叔父さん真っ黒に日焼けした顔で頭には、工事用の黄色いヘルメットを被っている。話し終わり妻は叔父さんから二個のヘルメットを受け取りバイクの所に帰って来た。手にしたヘルメットの一個を僕に差し出し被れと言う。それを被り走ること100m余り。再び止まれと後部からの指示。僕の被るヘルメットを取ると、妻は近くに居た別の叔父さんにこれを手渡す。僕はこの時はまだ意味が判って居なかったのだが、後で聞いた妻の説明は{一号線だけは交通量が多い事から、バイクに乗る人は全ての人対象にヘルメット着用が義務付けられている。時々警察官が検挙の為、木陰等に隠れている。その前後でヘルメットのリース屋さんが居て警察が居る事を合図しながら知らせ必要な人にはヘルメットを貸し出し警察官を通過ぎた所で回収すると言うことらしい。}ヘルメット一個につき二千ドン(約15円)、もし捕まってしまったら罰金 二十万ドン(約千六百円)である。こんな事までも、仕事稼ぎに成るベトナムは、とても愉快な国だと思う。
今度は、この国の交通マナー等を書いてみよう。まず言える事は最悪な交通マナーだと言う事だ。
個人主義、身勝手、遠慮が無い、赤信号皆が行くから僕も行く、言葉で表せばそんなところだ。
主要な交差点は、殆ど信号機は設置されている。しかし信号機の機能は満たされて居るとは言えないのが現状だ。信号機本体は、日本と同じで、青、黄、赤。設置場所は日本の場合は交差点上部に有るが、この国は交差点側部に設置されている。日本人ならきずくのが遅れるような場所だ。
青、通れ 黄、注意して通れ 赤、止まれで有る。この国も同じ考えだと思うのだが、現状は少し違う。赤の場合、よけて通れば怖くない。そんな感じの人がかなりいます。例えば当方が信号待ちの場合相手方は、信号が青若しくは、黄色の筈ですから目の前を通ります。さて当方の信号が青に成りました。が、しかし交差点の中へ入って行けません。相手方がまだ前を走り抜けています。こんな感じで当方が青に成って居るにもかかわらず、数秒間は相手方の時間です。何時もどんな時でも、もし警察官が交差点に居たとしても、赤信号皆が行くから僕も行くの精神なんです。がしかしこれに慣れた人々ですから、怒る人も居ませんし無理もしません。事故も余り無いようです。もし日本で赤を確認しながら交差点に入ると成るとこれは大きな事故につながりますからしないで下さい
ベトナムで経験しましょう。
ベトナムはバイク主流の国です。とにかくバイクだらけ、バイクの販売店、修理屋さんは至る所にあります。ガソリンスタンド以外にも闇でガソリン売るタバコ屋さんとか 歩道にエアーコンプレッサーを置いている空気充填屋さん等、バイクに関する店がかなり多いですでも殆どが専門店ですから修理の内容で店を選ぶ必要が有ります。バイクの主流は日本車で110cc位です。オートマチックもかなり増えてきています。車の数は今一少ないです。走っている車はバス トラック タクシー等の 殆どが商用車です。自家用車の数は余り見られません。
ですから道路はバイクだらけで車は、一車線バイクは二車線を走ります。常に車は徐行状態です。
周りをバイクに囲まれる事もしばしば有りますから、車に傷を付けたくないと思えばバイクが成るべく通り過ぎてから動いている状態です。車は遠慮しますが、バイクは遠慮しません。普通車はそんな状態ですが、路線バスは飛ばします。そこのけ、そこのけと言った感じでクラクションを鳴らしながら前を走るバイクを威嚇しながら走ります。またバス停に近くなるといきなり進行方向を変えてくるので右路肩とバスの間に挟まれて転倒する事故は見た事も有ります。バイクに乗っていた人がバスの運転手をバスから引きずり降ろして殴り合いしていました。またバスに後ろから押し出されたバイクの人が石を右手にバイクの運転手に対して罵声を上げて居た事も有りました。本当に路線バスは、マナーが悪いです。
次に大変なのが道路を横断しようとする歩行者です。横断歩道の表示が有っても全く意味が有りません。歩行者の前後を次から次へ、バイクが通り抜けます。成れないと凄く怖いです。僕もこの国に来て初めて僕の住む所から義母の家まで歩いたとき着く迄には数回、道路横断を試みなければ成りません。巾の狭い道も広い道もどちらも横断する時はドキドキしました。今はだいぶ成れましたがそれでも細心の注意が必要です。男の僕でさえ怖い思いをするのですから、お年よりや体の不自由な人等はなおさらの事です。横断歩道等は殆ど有りませんから本当に事故覚悟で渡るしか無いんです。それがこの国の実態です。皆さんも横断する時は手を上げて細心の注意をして下さい。お願いします。
|