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加藤泰監督の『遊俠一匹』は、山下耕作監督の『関の弥太っぺ』とともに
股旅映画の白眉とされる一本だ。
その哀切極まるラストシークエンスが動画でアップされているので、
備忘録風にURLを貼り付けておく。
以下は尊敬する武闘派評論家、故斎藤龍鳳の遺作集、
『何が粋かよ』のタイトルの由来になった一文よりの抜粋。
『遊俠一匹』には主題歌があり、フランク永井が歌ったらしいけど、
残念なことに、ちっともはやらずじまいだった。
詞で私好みのところがあるので書いておこう。
♪何が意気かよ 気が付くときは みんな手遅れ 吹きざらし〜
私は日本の映画音楽といえば、街道筋を一本差しの旅人が歩く時に
鳴り出すもの以外、あまり認めたくない偏見の持ち主なので、
あえてつけくわえた。
(勝負を放棄しない人間たち なにが粋かよ=加藤泰の世界より)
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斎藤龍鳳という人物を初めて知りました。ネットであれこれ調べているところです。関連する人物も含めて。
生きている人間、死んでいった人間、世の中には知らない事が多いですね〜。いやはや、己の不学を恥じるのみです。
2010/8/22(日) 午後 4:45 [ 黒騎士 ]
黒騎士さん、その斎藤龍鳳の跡を継ぐと言って、日活ロマンポルノ裁判傍聴記等に腐心していた評論家の斎藤正治さんが、自由が丘のアパートで孤独死しているのを発見されたのは何年前のことだったか。
その死体の発見者であった劇作家の岸田理生さんも、数年後に失明の末に亡くなり、まさにうたた荒寥の感色濃い昨今です。
2010/8/23(月) 午前 7:57 [ 牡丹亭と庵 ]