牡丹亭と庵の備忘録

映像業界人の某が日々のあれこれを興に乗せて語る茶席風

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決めゼリフ・その2

つい先ごろまで放映していたNHKの朝ドラ、『ゲゲゲの女房』終幕近くの回で、
風間杜夫さんが死ぬシーンをやっていた。

ありとキリギリスよろしく、気ままに生きてきた高等遊民の成れの果てが、
イメージの劇場の椅子に座って、おのれの一生を懐古しながら、
ただひと言「面白かったなあ」と笑って呟き、息を引き取る。

じつはほとんど同じシチュエーションのシーンを、私もかつて書いたことがある。
10年あまり前の映画になるが、『JOKER/厄病神』という作品。

萩原健一さん演じる伝説のやくざと言われた男が、
渡部篤郎選手演じるチンピラに、取り壊し直前の名画座
旧池袋文芸坐で展開された銃撃戦の果てに呟いた、いまわの際のひと言。
それが、同じ「面白かったな」という一行ゼリフだった。

別に、盗まれたの真似されたのと目くじらを立てるつもりはない。
同じセリフはそれより前に、稲見一良氏の傑作短編『煙』の結びにもある。

パパは衰弱しきった顔でぼくを見つめながら、
「あおおもしろかった」
と一言言って死んだ。(追悼短篇集『花見川のハック』より)

つまりはこれ、ドラマが描く臨終の際の究極の決めゼリフなのだ。

これに勝るカッコイイ死を映像で表現しようと思えば、
あとは口笛を吹きつつ自ら帽子で顔を覆って、
ゴダール映画のジャン・ポール・ベルモンドばりに、白々と死んで見せた、
『紅の流れ星』の渡哲也を超えるしかないと思うがどうだろう。(求むあなたの死の名場面)http://img.mixi.jp/img/emoji/206.gif

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んー、死の場面。
陳腐ですけど、北斗の拳のラオウです(笑)
ドラマや映画なら何でしょう。
忘れえぬ君のクリスチャン・スレーター。
君に読む物語の最後のシーン。
て、男のかっこよさはラオウしかないですね。
あー、陳腐な意見だ(笑)ぽち→庵さんに。

2010/11/16(火) 午前 9:34 [ ]

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村越かっこよかった!!!
あの古い映画館が舞台と言うのがまた。座席で。
北村一輝さんを見るたびに思い出します。

2010/11/16(火) 午前 9:54 [ showken-fun ]

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亮さん、私は寡聞にして『北斗の拳』の世界にはとんと不案内でして。
あの「お前はすでに死んでいる」というやつでしょうか?

というわけで、ユーチューブにそれらしいシーンがアップしてあるのを見つめて観てみましたが、なるほど男やのうと……。(~_~;)

2010/11/16(火) 午後 4:42 [ 牡丹亭と庵 ]

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Showken-funさん、いきなり登場人物の名前で来られたのには意表をつかれ、かつちょっと嬉しかったです。
あの映画は若手監督の演出がやや不満で、私にとっては決して胸を張れる作品ではありませんが、日本映画版「男たちの挽歌」を作ろうと、結構気合を入れて書いたホンでした。

まだ売り出す前の北村一輝選手が、自ら前歯を抜いてドジなチンピラ役を演じたその役者魂が、後に実を結ぶことになりました。

2010/11/16(火) 午後 4:47 [ 牡丹亭と庵 ]

いえいえ。
庵さんは多分ご存知ないだろうなあ、と思っていながら、ひょっとしたら、みたいな感じだったんです。
私が男の死に様で、一番に思い出すのは時代劇なので、一生懸命現代のものを考えた結果、やはりコケました(笑)

2010/11/16(火) 午後 5:30 [ ]

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パッと思いついたのが、数ヶ月前にBSで久々に見た第三の男のラストで、親友ホリーと対峙して観念し最後自らを撃つように促すハリー・ライム。
ハリーを演じたオーソン・ウェルズといえば、市民ケーン「バラのつぼみ」は死ぬ間際の一言でしたね。

2010/11/16(火) 午後 7:27 [ - ]

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亮さん、バンアレンさん、ありがとうございます。
時々、自分は映画・テレビの中で何人の人間を殺してきたのだろうと反省することがあります。
恐らくは軽く三桁の大台に乗っていることと思います。
いつかきちんと供養をしないといけませんね。(-_-)

2010/11/17(水) 午前 7:00 [ 牡丹亭と庵 ]


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