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「落下していく自分と、上っていく自分というのはねえ、紙の表と裏なんだよね。
実に破けやすい、薄いものなんですよ。
その関係の中で人生は帳尻が合うようになっている」
「最高と思えるものを感じたり、手にしたりすると、人間は孤独になる。
落下しかないから。
マリファナ吸ってコカインやって、別荘も買っちゃってさあ、カネが天から降ってくる
みたいで、頂点のような気持ちだった。
それもつかの間ですぐに捕まったよ。フッフフフ……」
「ウン、(帳尻が)合った。そんなこと、続くわけがないだろう」
昨夜の毎日新聞夕刊、萩原健一インタビュー“「境界」越えるアウトサイダー”からの
引用抜粋だが、これだけ読んでも、この男やはりただ者ではない。
一件以来本も出した、因縁浅からぬサントリーのテレビコマーシャルにも復帰した、
ライブも数本こなしている、何より“らしく”芸能ジャーナリズムの俎上にも乗った。
あとは“ドラマ”、とりわけ“(単なる脇役ではない)映画”だ。
『傷だらけの天使』、『太陽にほえろ』、『約束』、『青春の蹉跌』、『恋文』……。
ショーケンの演技に強烈なインパクトを受け、彼が見せる虚実を原点に育った世代が、
いままさに映像の世界の中核を担っている。
いろいろあるけどやっぱりハギワラさんが好きなんだというどこかの数奇者が、
もう一花咲かせるべく、彼の主演作品に一肌脱いでくれないかと心底から願っている。
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