牡丹亭と庵の備忘録

映像業界人の某が日々のあれこれを興に乗せて語る茶席風

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

いい質問ですね

たまにシナリオのあれこれに関する講師を頼まれる。
で、当然のようにいろいろな質問を受けることになる。

そこで思い出すのが、高校のころ教師に質問するたびに「愚問だ」と一蹴された経験。
そのときにはただムッとするだけだったが、自分がいざ人に教える立場になってみると、
その意味や気持ちがよく分かるから不思議なものだ。

というわけで、以下は最近担当した某添削講座に寄せられた愚問と、
それに対する私からの苛立ったアンサー。http://img.mixi.jp/img/emoji/207.gif

Q:魅力的なキャラクターとはどういう人物ですか?
  またその魅力をしっかり描くにはどうすればいいのでしょうか?

A:それを追求しながら書くのがシナリオというものです。
 自分が書いたキャラクターが人に受け入れられるかどうかは、
 ひとえに作り手の人間に対する洞察力の深さに関わってきます。
 すべては××さんの人生勉強の積み重ねからにじみ出てくるもので、
 講座で教わるようなことではないと言っておきます。

Q:ト書きと台詞のバランスは?

A:そんなことを考えながらシナリオを書くライターは、少なくとも私の周りにはいません。
 作者のなかで物語がダイナミックに展開し、
 登場人物たちの喜怒哀楽が増幅していけば、
 そんなテクニックのことなど考えなくとも、自然に傑作が出来上がります。

Q:出だしは乗って書けるのですが、最後までテンションが持続しません。
 どうしてでしょうか?

A:原因はハッキリしています。
 ○○さんの書いているドラマが面白くないからです。
 本当に面白いドラマであれば、書いている最中のある時点から、
 登場人物たちが勝手に動き出し、勝手にセリフを喋り始めます。
 そんな体験を是非してみてください。

Q:面白い展開や構成とはどんなもののことを言うのですか?
 セリフの勉強になる映画、ドラマがあれば教えてください。

A:いい映画を観てください。いい本を読んでください。いい恋をしてください。
 自分で発見してください。人に頼らず自身で努力をしてください。

この際ハッキリ言わせてもらうなら、
こんなレベルの質問をしてくる受講生には、初めからほとんど見込みがない。
後に大成するライターは、初心者のときから質問も正鵠を得ているものだ。

「いい質問ですね」
池上彰さんが我が意を得たりと笑って頷く、その嬉しさを自分も体験したい。

と、このところ目が覚めるような提出作にめぐり合っていないと嘆く、
某亀の甲ライターのどうでもいい繰り言でした。。。。http://img.mixi.jp/img/emoji/58.gif

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事