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今日は秋分の日、彼岸の中日だ 子供のころお萩は好物だった。 今は亡き母が食事の後片付けが終わったころからお萩を作るための準備を始める。 小豆を茹で、餅米を蒸す。台所に近い部屋で遊びながらでき上がっていくのを今か今かと待ったものだ。 茹で上がった小豆には砂糖が入れられつぶされる。 そのにおいにやがて口に入るお萩を想像する。 途中でねだって餡を手のひらに乗せてもらい口に入れるのは楽しみだった。 蒸し上がった餅米は突いてまるめられ餡に包まれる。 全部出来上がって大皿の上に整列したお萩を小皿に分けて貰って食べるのは幸せだった。 そのころは余り黄な粉の記憶がない。もっぱら餡だったのかもしれない。 子供心に特に食べるまでの心が躍った記憶が鮮やかに残っている。 彼岸花なるものに目を留めるようになったのはごく最近だ。 成る程なかなか可憐で美しい。茎が出てきたと思ったら忽ち花が開く。 赤のなかの白はいっそう映える。 彼岸花が散り果てると本格的に秋になり、深まっていく。 |

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