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小学生のころ、うちの中で猫を飼っていた 学校から帰って玄関の戸を開けると飛び出してきて迎えてくれた 猫とはよく遊んだ いたずらもした 例えば二階から外へ放り出す 猫が見事に地面に立つのを確かめた 寝ている布団の中に入ってくる 夜中に何かそういう感じがある 目を覚ますとたいがい足元に小さくなっている また当時冬にはコタツをかけていた よく絵にあるように‘猫はコタツに丸くなる’たいがいはコタツの上で気持ちよさそうにしていた 或る冬の日、猛烈な熱に襲われ突然入院した
数日後には意識が朦朧になり医者は今日が山場だと母に言ったそうだ 主人がいなくなり猫は何も食べなくなってあっちへ行ったりこっちへ行ったりしていたが、ちょうどその山場のころに死んだそうだ 奇跡的に回復したが、お手伝いに来ていたお婆さんは猫が身代りになって死んでくれた、猫が身代りになるのはよくある、と言っていた 幼いころの病気も死んだ猫の思い出も遠くなってしまった しかし今も可愛らしい猫を見ていると、そんなことがよみ返ってくるのだ |

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