全体表示

[ リスト ]

 安倍首相のイラン訪問2019・6・15
 
 安倍首相のイラン訪問は予想通り失敗だった。訪問中には、ホルムズ海峡を通る日本のタンカーまでもが攻撃され、失敗をさらに印象付けた。トランプは早速、攻撃はイランの責任だと、イラン口撃の材料にまでしてしまった。

 テレビの映像で見る限り、イランの日本の首相に対する対応は慇懃であった。最高指導者ハメネイ氏が、安倍首相とは話すがトランプ氏とは話さない、彼にはその資格がないとまで言い切ったのは、さすが天晴(あっぱれ)であると感じた。もともと、オバマ氏のなし遂げた、イランと各国の核合意を一方的に離脱したのはトランプだからだ。
 
 アメリカもイランも安倍氏の訪問には何も期待していなかったことがよく分かる。というより、トランプに至ってはそれを壊そうとさえしていたのではないか。安倍氏のイラク訪問中に新たなイラク制裁を発表しているのはその証左である。日本国民にも訪問を危ぶむ気持は有っても、アメリカとイランの橋渡しができるとは思っていなかった。トランプの「名代」では、相手も心底、信頼を持たないだろう。安倍首相もトランプの「ポチ」となるのを止めない限り、世界から信頼されることはない。経済的にも、アメリカ、中国などの大国とうまく付き合うことは大切だが、「アイゼンティティ」まで捨てしまっては、日本はもとより外国も信用しなくなる。
 
 国内では、相変わらずその場しのぎである。「年金の2000万円不足問題」。麻生氏自らが諮問した「金融審議会」の報告書の内容が気に入らないらしい。年金が足りなくなるから、資産を早いうちから形成しておけというもので、本来内閣の方針には沿っていたはずだ。だが、世論の批判や不安を察知し、麻生金融担当相は一旦は受け取った報告書を、受け取らないと言った。本来ならあり得ないことである。こんなご都合主義の隠蔽場面を、これまで何回見せつけられてきたか。あったことを無かったことにするのは、安倍政権のお得意である。
 
 安倍政権が維持されたことで、日本はどんどん軍事力を増大させてきた。なかでも、最大の汚点は、「集団的自衛権」まで行使できるようになったことだ。日本は、法律的制約なしに、アメリカのトランプとともに戦う国になってしまった。中国の習近平を牽制することは大事だが、トランプと並走する必要はない。それにトランプと安倍は友人でもなんでもない。友人関係とは相手の痛いところも指摘できる関係をいう。相手にお追従(おついしょう)を言いながら、黙ってついて行くことではない。トランプの行く先には不穏なものを感じる。彼には自分の都合はあるが、全く「正義」がないからだ。彼は誰でも、自己の都合で利用できるし、誰でも見捨てることができるからだ。日本もアメリカのトランプと同一に見られてしまったら、同じリスクを抱えることになる。(2019・6・15


閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事