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Euplocephalus cf. tutus Two Medicine Formation Glacier County, Montana, USA サイズ:約6.5mm(歯根含む) エウオプロケファルスは白亜紀後期北米産のアンキロサウリア(ヨロイ竜)です。その歯には「Fluting」と呼ばれる特徴的なミゾがあるので、エドモントニアやアンキロサウルス(年代は違いますが)といった他の北米産アンキロサウリアの歯とは容易に鑑別することができます。 Flutingは咬頭(または小歯)と咬頭のあいだから延びるミゾに一致しない小さなミゾのことです(言葉では伝わりづらいので画像をご覧ください)。 他にもエドモントニアやアンキロサウルスに比べ、歯冠サイズが小さく歯帯が弱い傾向があります。 流通量もそこそこ多い白亜紀後期北米産のアンキロサウリアの歯ですが、それぞれ特徴の特徴を把握してコレクションすると楽しみも深まると思います(摩耗や咬耗により特徴が薄れている標本も多いのですが^^;) エウオプロケファルス歯の特徴 1.小さな木の葉状の歯冠。 2.咬頭と咬頭のあいだのミゾに一致しない小さなミゾ(Fluting)を認める。 3.歯帯は弱い(他の北米産アンキロサウリアに比べ)。 表面に細かい構造を多数認める面(唇面?)です。円の直径は5mmです。 歯冠の先端部です。 咬頭(小歯)の間には歯帯へと続くミゾが認められます。 歯冠の中央部です。 咬頭と咬頭のあいだのミゾに一致しない小さなミゾ(Fluting)を認めます。 歯冠表面にはコブ状の隆起も認めます。 歯帯は摩耗しています。咬耗なのかクリーニング時のアーチファクトなのかはっきりしません。 反対側の面(舌面?)です。こちらの装飾はやや弱いです。 咬頭の先端には咬耗が認められます。 もしかしたら上顎骨歯かもしれません。 こちらにもFlutingをみとめます。 こちら側の歯帯は中央がくびれて(凹んで)います(矢印)。 歯帯の右側です。スジ状になっており、Flutingと連続しているように見えます。 横からの面(前縁?後縁?)です。 咬頭はがっしりと厚みがあります。 |
北アメリカ(アンキロ類)
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Ankylosaurus magniventris Hell Creek Formation. Powder River Country, Montana. 10.5 X 6.4mm(歯根含む) [形態] 歯冠は細長い三角形(歯根を含めるとスペード状に見えますね)で辺縁に咬頭(cusp)を認めます。A側の歯冠表面には僅かに縦みぞ構造(fluting)を認め(cuspとは非連続)、中央には先端から基部へ達するうね(ridge)が垂直に走っています。基部には歯帯(cingulum)を認め、瘤状の隆起が団子状に連なっています。また、B側の表面構造はA側に準じていますがridgeは大きくドーム状です。 一枚目の写真は逆光+ストロボ撮影しています。暗くなりましたが、コントラストがついて表面の立体構造が良く分りました(^^v まずはA側の拡大です。 先端と左側のcuspです(バー:1mm)、鋭くガッシリとしています。 歯冠表面には細かいツブ状の構造物が多数見られます。これは意外な所見でした。 中央のridgeです。こちらにもツブツブが見えます。 歯冠とcingulumの境目です。 歯冠には細かいスジが走っています。 Cingulumのスジはさらに細かいです。 続いてB側です。 こちら側にもツブツブが存在します。 CingulumはA側と形が異なっています。 右のCingulumです。 歯根との境目です。筋が細かいです。 歯根の断面は円形です。 こちらに今回の歯と良く似たアンキロサウルスのホロタイプ標本の歯が載っています(276ページ、fig20.6)。
久しぶりにスッキリした同定ができました、いつもこうだと良いのですが(^^; ↓ http://books.google.com/books?id=6ZV1KcVNM18C&pg=PA278&dq=dinosaur+tooth&hl=ja&ei=gZZCTY35AYS4caLG4J4O&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=9&ved=0CFYQ6AEwCA#v=onepage&q=ankylosaurus%20tooth&f=false |
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