有閑主婦の日常

暇だと感じられるのはエネルギーがある証拠。

育児と子供の成長

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2004年6月生まれの娘。3歳になったら赤ちゃんが産めると信じていたが・・・。新しい家族と楽しい3歳になりそう。
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小学生の葛藤

悩みを取り除くことができたようで、
次女が天真爛漫に戻った。
反抗期だと思っていたがそうではなかったらしい。

また、「美味しい!」と言って好物を食べるようになった。
家事を手伝ったり、マッサージをしてくれることもある。

反抗期だと思った時期には、子供の態度に傷つく事もあった。
『こうやって親はだんだん疎まれたり、嫌われていくのかな』
と悲しくなったり、

『色々やってあげたことは、未来に恩返しを求めるためじゃない。
自分が子供と一緒に楽しめた思い出を、自分自身の人生の思い出として刻めたからいいんだ。
過ぎ去った日々の一つ一つが宝物なのだ。もうすでに私はご褒美をもらったんだ』
と、自分自身を納得させてみたりした。

しかし、またこうして笑顔と優しさを貰えるようになると、
まだまだ親であり続けたいと思う。

ただ、次女が深く悩んでいたことに、なかなか気が付くことが出来なかった自分が、
母親として不甲斐ないと反省もしている。


うとうとと眠ろうとしている頃、
ほんの数センチ、私の部屋の扉があいた。
暗くて顔が見えないが、隙間から小さな声がする。

「ママ・・・おやすみ。・・・大好きだよ」
寝ている私を起こさないように、静かに扉が閉められた。













ギブアンドテイク

夏休みも終わりに近づいた。
長女の中学校でイベントがあるらしい。
「お弁当どうしよう」
私が出勤しようとするまさにその瞬間になって長女が焦っている。
「お弁当いるの?」
「うん、でもなければ午前中で帰ってくる」

一人だけお弁当無しでイベント早退も可哀想だ。
時計を見ると、遅刻ギリギリまであと5分。
冷蔵庫を確認し、メニューを決めた。
「卵とソーセージを炒めて、ブロッコリーとジャガイモのソテー、夜に焼いた太刀魚があるから、
それでいいんだったら作るよ」
「それでいい」
「じゃあ、ママが出来るところまで作るからお弁当箱出したり、ご飯と、おかずつめるのやって」
「うん、わかった!」

ソーセージを切って、フライパンに油を引き、溶き卵をぶっこむ。
その間、ジャガイモの皮をむいて、ブロッコリーとジャガイモを千切りにする。
フライパンをもう一つ出して同時に火をかけた。
長女がご飯をつめている。
「美味しい梅干し入れておいて。ほら、卵の方できたからこれも。あと何分?」
「あと1分」
長女と共同作業は順調で、長女が最後の品を詰め終わったときには、ジャスト5分だった。

「ママ行ってくるから、もし洗濯物干してくれるんだったらやってくれてもいいんだけど」
「分かった。出来たらやっとく」

家に帰ると、洗濯物が干してあった。
「お姉ちゃん全部は干せなかったって」

ちょうど5分でできるくらい干してくれてあった・・・。




ストレスを洗う温水

ここ最近の私の楽しみの一つに、サウナがある。
もともと温泉やスーパー銭湯が好きだったから、サウナが設置されている施設では時々サウナも楽しんでいた。

中でも、塩サウナが気に入った時期もある。
体に塩をごしごし塗りこんでいるときも少し痛くて気持ち良いし、
汗と共にだんだん塩が溶けて流れていくから面白いのだ。

ただ、子供が小さいうちは、温泉施設に行く頻度は多くなかった。
塩サウナを探して色々なスーパー銭湯を調べても、塩サウナが設置されている場所はあまりなかったし、家族で温泉施設に出かけても、私だけが余計に疲れてしまうケースも多かったからだ。
「いやあ〜温泉はやっぱり気持ちいいねえ〜!」
完全にストレスフリーになれる夫は、何度も行きたがったが、一人ゆったり男風呂に入る夫とは違い、私は、娘二人が溺れたり人様に迷惑をかけないように、監視をし続けなければいけない。
ゆっくりサウナで汗をかくなんてことは到底できない。

夫に子供を押し付けて一人で出かけたこともあるが、
「ママ、いつ頃帰ってくる?待ってるからね」
と送り出してくれた子供が、心細そうな目をしていたのを見れば、すべてを忘れてゆっくりすることなどできない。
「ゆっくり行ってきていいよ」
と言う夫は、必ずと言っていいほど子供を置き去りにして近所をふらふら散策してしまうから、夫がいるから安心と言うことはないのだ。
なにやら慌しくサウナや泡ぶろに入り、やっぱり急いで帰宅するのが常だった。

これが、最近になって大きな転換を迎えたから嬉しい。
夫は一層自由度を増してあてにならない。
しかし、小学校高学年になってからの長女は変化した。
「外のお風呂より家のお風呂の方が好きだし、家でテレビとか見て留守番してるよ。おなかすいたら適当に食べるからゆっくり行ってきていいよ」
と変わった。
羞恥心と面倒くささが一緒になっているようだ。
こちらとしても、留守番と言っても出かけるのは遅くない時間だし、ゆっくり行くと言っても、1日中風呂に入っているわけではない。
遊びも家事もほとんど一人でできる長女が、家の中で犬と一緒に数時間留守番する程度なら、私が仕事で遅くなる普段の日より安心なくらいだ。

長女と違って、次女はかなりのお風呂好きで、
「絶対に一緒に行く」
ときっぱり言う。
けれど、最近の次女は一緒にいてくれた方が頼もしいくらいになっている。
お風呂に必要なグッズをせっせと私の分まで準備し、自分の身支度にも余念がない。
次女もサウナ好きだが、子供が入れるサウナは、遠赤外線低温サウナや、ミストサウナなどに限られる場合が多い。
「もし、ママしか入れないサウナだったら待ってるのつまらないでしょ?お姉ちゃんと留守番しててもいいんだよ」
と言うと、
「普通のお風呂も楽しいから大丈夫。それに、ママ一人だと、サウナで倒れたりしたら危ないから、一緒に行ってママが大丈夫か見ててあげるから」
ここまで言われると、確かにいつ何時私が心臓発作を起こさないとも限らないので、
「お願いします、一緒に行ってください」
と言いたくなるほどである。

スーパー銭湯や大型の温泉施設だけではない。
私の住む地域では、ワンコイン以下で入れる近くの銭湯がたくさんあり、
それらが実はとても充実した人気施設で区外からも多くの人が訪れていることが最近分かった。

温泉がひかれているところも多いし、露天風呂や、ジェットバス、炭酸泉、露天風呂、
ミストサウナに足湯、薬湯など様々。
「次はどこ行ってみる?」
この冬から春にかけて次女と一緒に近くの銭湯をあちこち探して入った。

「お風呂が故障しちゃったんだけど、どこの銭湯がいいかなあ?」
と区内の知人に聞かれた時は、私の返答がマニアックすぎてかなりひかれたくらいである。

夏になり、プールが始まると、次女の興味はプールにシフトしてきた。
うっかり私が
「この辺に、区のやってるプールも結構あるんだよね」
と言ってしまったものだから、次女は聞き逃さなかった。
「温泉もいいんだけど、暑いから、今はプールの方が行きたい」
「・・・」
「プールに行きたい・・・、ママが言ったからプールに行きたい気持ちになっちゃったんだよ」
「・・・」
「あーあ、プールに行きたいなあ・・・」
ここ数日、私を見ればプールアピールを欠かさない次女。

そして私は今、若干年齢に合わない水着を手にしている。
なるべく露出が少ないものにしているが、やっぱり恥ずかしい・・・。
温泉は恥ずかしくないのに、不思議なものだ。

小さい頃よく海で泳いだので、わりと泳げるが遅いしフォームも変だと思う。
温水プールだから、日焼けの心配もないし、寒くもないだろうが、行きたくない・・・。

でも行ったら意外に新境地が開けるのかもしれない。


















痒みと言えば

何十年かぶりに「キンカン」を買った。
「キンカン買ってきたよ」
「え、どこ?」
長女は冷蔵庫を探している。

「違うよ、かゆいときに塗る方だよ、静岡の家にあるやつ」
と説明して、
「あ、あれか・・・あの瓶のやつか。果物の方かと思った」
とやっと理解する程度にしか我が家では使われていない薬品になっていた。

実家では、私が子供の頃から、虫刺されと言えば「キンカン」であった。
小学生の頃、夏に日焼けして赤くただれてしまった色白の姉が、「かゆいかゆい」
と痒がっていた際、痒いとき=キンカンと思っていた優しい私は、
「これを塗れば治るよ」と姉の真っ赤になった両腕にキンカンをべったりと塗ってあげたことがある。
「ぎゃあっ・・・・!」と悶絶して泣き叫ぶ姉を見て、キンカンは日焼けには塗ってはいけないということだけ理解した。
今になれば、日焼けの痒みは火傷であり、キンカンの成分が有効であるはずがないと分かるが、
当時の私にそんなことを知る由もなかった。

姉はあれ以来、キンカンが苦手になっただろうか?
罪悪感からか、その後姉とキンカンの話をしたことがない。

私は、それほど色白ではないので、日焼けすればしっかり色黒になり、
皮膚が痒くなることはあまりなかった。
日焼けにキンカンを塗って痛かった記憶もないが、
掻き毟った虫刺されにキンカンを塗ったら、猛烈に痛いということは何度も経験済みだ。
大人になるにつれキンカンの痛みは、心地よい物になったので、
私も一人暮らしの頃は、キンカンを買っていた。

ところが、小さなとげでも悲鳴を上げるほど、痛みに弱い夫と出会ってから、
キンカンよりもムヒなどの塗り薬を常備するようになったのだと思う。
その後、子供が生まれ、子供には刺激の弱い塗り薬を使っていたから、
一層キンカンを買う機会は遠のいていた。

これが、今日になってキンカンを買うことになったのは、
次女の切実な願いからだった。
次女は数日前に10歳になった。
成長期真っ最中ということもあり、汗をかきやすい。
公園で遊ぶのが好きだという次女は手足にいくつも虫刺されを作っていた。
「あちこち痒くて寝れないんだけど、なんか他の薬ない?」
「キンカン塗ってみる?もう掻き毟ってあるから、すごく染みると思うけど、気持ちいいかもよ」
「うん、絶対明日買ってきて」
次女は、夜のうちに、ご丁寧に『キンカン買って』と私が忘れないように冷蔵庫にメモ書きを残し、
朝になって早速
「キンカン早く買ってきて!」
と催促。

一番近い薬局の開店時間を待って、キンカンを買ったのだった。

「うー・・・怖い、あ、別に痛くない・・・いたっ!染みる!あ、目が染みる!あ、手も染みる!鼻もつーんとするっ!」
キンカン初体験に、随分ドタバタ悶えていたが、数時間後には、
「あれ塗っていい?・・・なんだっけ?あ、キンカン」
と気に入った様子。

3度目には、
「うーん、キンカン。スーッとして気持ちいいんだよねえ〜」
とうっとりしていたから、次女とキンカンはこの先長い付き合いになることだろう。

そういえば去年の夏、母が楽しそうにキンカンのエピソードを語っていた。
「お父さんがね、『キンカンがねぇっ』て自分で買いに行って、『安かった』って嬉しそうに帰ってきたんだよ。
そうしたらね、暫く使ってて、急に『なんだ、こりゃ、違うじゃん』と言うんだよ。
よく見たら「キンカン」じゃなくて「エーカン」だったんだよ。
パッケージも似てたから、キンカンだとばっかり思ったんだって」

類似品に、「エーカン」という商品がある。
私はこちらの商品は使ったことがないので、効能の違いは分からない。
もう何十年も「キンカン」のコアなファンであり続る両親にとって、
「キンカン」と同じ舞台に並ぶ、虫刺され薬はきっと現れることはないのだろう。



艶やかな日々

成長期真っ只中の長女、成長期に突入状態の次女。
娘達の外見が目まぐるしいほどに変化をしている。

長女にはとっくに身長を越された。
私は150㎝を超える世界を知らない。
ところが最近、私は150cmを超える世界というものが少し見えてきた。
ここは、母子の不思議さだと思う。

私は、あたかも、娘達が体験する世界を自分が経験しているような気分になる。
人生9年、12年という小学生には、毎日が未知のスリルに満ちている。

喜怒哀楽のどれかがはっきりと分かる高揚した顔。
「ママ、今日ねっ」
娘の言葉が耳に届く瞬間には、私の記憶が小学生時代にフラッシュバックする。
やはり、私の影響を少なからず受けた娘達。
考えることも小学生時代の私に似ている部分があるらしい。
瞬間だけ小学生の気持ちになっている私は聞いていてうんうんと納得してしまう。
褒められているときは、私も褒められた気分になり、
友達と険悪になったときは、一緒に憂鬱になる。
いじめられたらやり返してやる・・・っ!
絶対に100倍返しだ・・・っ!
・・・とふと我に返って、ああこれじゃだめだと懸命に母親としての意見をかき集める。

「やりかえしたら、後で自分が嫌な思いしちゃうかもしれないから、
今日は我慢した方が良かったね」
「うん、本当は『なんでそういうことするの!』って言いたかったけど、
なんか言って余計嫌なことになったら嫌だから言わなかった。
そうしたら、むこうから『さっきはごめんね』って言ってくれた」
「えらいえらい!」
情けは人の為ならず、と常に思う。
ここで、『誰々ちゃんのために我慢した』となってしまえば、
せっかく誰々ちゃんのために我慢したのに、と愚痴もでるだろうが、
自分が嫌な思いをしないための我慢なのだから、後腐れがない。

さらに、結果オーライとなったのだから娘の選択が正しかったと思う。
「小学生のママだったらやりかえしちゃってたけどね・・・」
つい本音を暴露して、娘も『昔のママだったらきっとそうだろうね』の顔をする。

心の成長だけでなく、外見の成長も自分のことのように感じているのが不思議で、
1センチ伸びたと聞けば1日何ミリ伸びたか計算したり、
靴が入らなくなったら次の新しい靴は何を買おうとときめく。
面白そうなものがあれば、つい全速力で突進するからよく転ぶ。
なめらかな肌の手足に大きな擦り傷があるのは日常茶飯事。

学校から帰ってきたら顔を洗わなくちゃと思いながら、
ソファーでテレビを見たままうっかり寝てしまうから、
おでこに吹き出物が出来てしまったりする。

食べても食べても肉が食べたい。
食べても食べてもお腹がすく。

私は、子供達の空腹を満たすために次から次へと料理を作っている方なのに、
自分までたらふく食べたような気分になる。

ああ今日も食べた、明日も大きくなるのかな。

うっかり鏡を見てしまい、自分が母親の方だったと思い知る。
なんとまあ、小さなおばさんだこと。

私は、かっこよくパンツを履きこなせる足を持っていないし、
標準サイズの洋服が合う体も持っていない。

ミニスカートもおかしなことになってしまうし、流行の赤いリップもホラー映画のようになったので、
慌ててティッシュでふき取った。

自分の年齢に寂しさを感じ始めた頃に、娘達がみるみる女性らしくなってきていた。
後ろから見る長女は、肩の骨が少しとがってきた。
特別にスタイルが良いわけでもない普通の小学生だが、
足の短い私からみれば腰の位置が高くてうきうきする。

ポッコリお腹だった次女も、ウエストができて膝下がぐっと伸びてきた。
似合わなかった洋服がたくさん着られるようになったと喜んでいる次女。

子供達を通して、私まで再びファッションを楽しめるのは、
思いがけないご褒美のようでもある。








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