希代の美食家で、陶芸や書、篆刻(てんこく)など多彩な分野で天性の才能を発揮した 北大路魯山人の没後50年に合わせた企画展が15日、京都市東山区の何必館(かひつかん) ・京都現代美術館で始まった。 創作の出発点となった刻字屏風から絶作の絵鉢まで約120点が訪れた人たちを魅了している。 魯山人は北区の上賀茂神社の社家に生まれた。
上京後、書から陶磁器や絵画へ創作の幅を広げ、1925年から主宰した星岡茶寮では 料理の腕をふるい、器から照明まで食にかかわるすべてを演出して名をはせた。 企画展は何必館の所蔵から厳選し、魯山人の陶磁器や篆刻、
金工などの代表作を生活の中で使われていた光景の美しさを思い起こさせる趣向で並べた。 赤く染まった楓の絵柄で表面を彩った「雲錦鉢(うんきんばち)」を 斎藤道三の城の一部だった古材の上に置いたり、柔らかな土色の「信楽土花入」に 栗の枝を生けるなどして趣を引き立てている。 来場した人は1点1点に足を止めてじっくりと鑑賞していた。 11月29日まで。
祝日を除く月曜休み。 有料。 何必館Tel:075(525)1311。 京都新聞より
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