主観を整理すれば客観はついてくる
本当に必要という点を見極める力が強くなると、欲しいものを引き寄せる力に変わる。
人の精神にはそういう機能がそなわっているんだ
そうかもしれない。
この小説は以前、新聞小説で読んだことがあった。
最近 文庫の新刊として出たことを知り なんとなくまた読んでみたくなった。
内容もあまり覚えていなかったけれど なんとなく。
解説の最後までで636ページ。最近は上下に分かれてることが多くてこういうのは珍しいような。
なんとなく読み始めたけど ぐいぐい引き込まれていった。
むさぼるように文字を追った。
何かを求めていたわけでもなく ただ何故か読みたかっただけ。
わけもなく何かをしたくなったとき
それは何かに動かされているのかもしれない。
そんな感じ。
あたまの中でこんがらがってもつれていた糸が
するりとほどけた。
読み終えてまるで暗雲立ち込めていた私のこころに光が射したような興奮。。
この小説を読んだ人はどんなことを思うのだろう
身近にいる人と話をしてみたくて まわりに聞いてみたけどいなかった。
あきらめきれず ネットで少し探してみた。
びっくりだったのはアンチ派意見がけっこうあったこと。
そっか。う〜ん。。そう感じる? いろいろな思いがあるんだ。
それはそれで。
私にはすごく興味深くて 生きるヒントになった。
タイミングもあったかもしれない。以前はそう印象深い話でもなかったわけだから。
ただ、私もだけど この感想を書いてはいない。
読んだけど よかったけど でも感想を書いていないという人もいるだろうし。
いろんなことを 些細な毎日の出来事を
ああだこうだと話合えるひとがいるといないのとでは
生きる意味がまるで違う。
林太郎は自分は間違っていないと思い込んでいる。
アユミは「それはちがうでしょ」と思っている。
なかったことにはできない。平行線のまま。
別の道を進んだほうがいいと思ったこともあったけど。
なかったことにはできないけど
それでもそれも含めて林太郎という人と一緒に生きていきたい。
見えない糸で繋がっているのかもしれない。
100パーセント思い通りになることなんてなくて当たり前。
そんなのあるわけないじゃない。うん。きっとそう。
ただ相手に合わせていくのではなく
自分の意志も伝えて 話し合い
時には折り合いがつかないことがあったとしても
互いに譲歩しつつ共に生きていく
そうできる関係があれば
それはとても幸せなことなんだと思う。
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