そもそもメートルとかキログラムはフランスが主導して管理する
『メートル原器』と『キログラム原器』によって定義されていた。しかも
この原器はフランスが管理し、各国はそのフランスに委託して自国
のメートル原器やキログラム原器を運用することになっていた。

もちろんこれに従うことをココロ良しとしないイギリスは伝統的な
    ヤード  ポンド
を使用することに固執してきた。これはもちろんイギリス本国の
ことだけではなく、その『属国』である『大英帝国』内に波及した。
今でもアメリカ、カナダ、オーストラリアなどではヤード、ポンド
が幅をきかす。

困るのは物理など理系の教育である。例えばアンペアの定義。
1アンペアとはまっすぐな電線2本を平行にしてこれらに同じ電気
(電流)を流すときこの電線間に1ニュートンの力がかかるとき、この
電流の大きさのこと、である。これがヤード、ポンド法ではめちゃくちゃ
になってしまう。とても生徒達は覚えられない。イギリス系の先進国
でノーベル物理学賞の受賞者がでることなど奇跡である。彼等は
すべてメートル、キログラムを使用するメートル法(今のことばでは
SI単位系)を使って研究したからだ。

さて最近のSI単位系では大きな出来事があった。キログラムの単位
をフランスのキログラム原器に頼らず、不変定数であるところのプランク
定数から定義することに決定した。『原器』などというおもちゃ箱のような
子供騙しの塊で定義するのはお笑い草だからだ。ちなみにメートル
原器もすでに廃止されている。メートルはもう一つの物理学の不変定数
光速cによって定義される。

SI国際単位の基本度量秒、メートル、キログラムがすべて物理学の
普遍な現象から完璧に定義された。どうだ!イギリスよ、もはやフランス
に対抗してヤード、ポンドに固執する理由は無くなったのだ!

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旧領土、北方四島返還

 安倍総理大臣閣下とロシアプーチン大統領の間の話合いで日ロ間の平和条約
を締結して、まず北方二島を返還するための話し合いに入るそうだ。喜ばしい
ことだ、とだれでも思う。
 しかしこの二島が返還されて旧住民が本当に帰還するのだろうか。あるいは
新住民が移住してゆくのだろうか?私の親友はこの北方四島の出身である。ロ
シア領土になってソ連軍の統治下に子供時代を過ごした。その後強制的に北海道
に追い払われれた。
 それでも不思議なもので成長して大学入学の段になるとためらわず早稲田大学
ロシア文学科に入学したのだ。ロシア文学、とくにドストエフキーの研究者である。
 そこで私はこの領土返還後には旧領土に帰るのか、と聞いた。答えは『まったく
その気はない』というものだった。息子たちも同じ。北方四島など懐かしい思い出
の地であって住み着く場所ではない、という。
 そう言えば日本には無人島が何と6400もあるそうだ。田舎には過疎化
が進み、無人島どころか田舎の町や村には廃屋が広がっているではないか。
北方4島が返還になることが日本民族の悲願だったという人もある。しかしそれ
は何のための悲願なのか?無人島、またはそれに近い島を6400か所に入れる
ためだけなのか。
 国家の領土が大きくなることがそれほどの悲願なのか。単に土地が拡大しても
人が集まり社会活動や産業活動が無ければそれは何らの意味もない。安倍総理
閣下の喜びの笑顔は単に絵に描いた餅となる。
 
  

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自由意志と決定論

、まもるさま
       このことのご質問に対する私の見解は再三にわたって
この欄に掲載しましたのでそれをごらんください。今後とも
同種のご質問には回答しません。
              大槻義彦

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Yさんの感想

宇宙の暗黒物質の謎  那須サイエンスカフェ ノート

(大槻義彦早稲田大学名誉教授主催)
20181113日(火)、18302030、 東那須野公民館
 
宇宙の暗黒物質(ダークマター)の存在は、宇宙の泡構造(星雲が泡の要に分布し、こういった泡が集まって宇宙を形成している。)が出来るのもダークマターが存在しているからである。
また回転している銀河を観測すると、内側と外側の速度は、ほぼ同じことから、内側も外側も同じぐらいの重力があることになり、遠心力との兼ね合いから、ダークマターの存在が考えられた。
一方銀河団Abellに存在する ダークマターの重力によって、この銀河団の背後にある、より遠方の銀河が 重力レンズ効果の影響を受けることが観測された。
この原理を利用して、目に見えない重力源(ダークマター)の分布を調べた。
ダークマターとは何か。ブラックホールも候補の一つとして挙がったが、X線γ線を発し、降着円盤が観測されず、また、質量の総量が少ないことから、有力候補から外れた。
ニュートリノも候補に上ったがさまざまな理由で外れた。
ヨーロッパの研究グループによれば、全宇宙には暗黒物質は26.8%、暗暗黒ネルギー(宇宙のインフレーション等にもかかわるエネルギー)は68.3%とのことで、現在解明されている物質はわずか5%足らずである。
ダークマターの候補としてニュートラリーノ、アクシオンが注目されている。
 *ニュートラリーノの性質
  ・電気的に中性
  ・質量30GeV(アルミ原子程度)以上
  ・平均速度及び220km/秒(おそい)
  ・銀河系の中で等方的に飛行
  ・物質とはまれにしか衝突しない。ほとんどすり抜ける。
 *アクシオンの性質
  ・電気的に中性
  ・電子よりずっと軽い。
  ・平均速度およそ220km/
  ・銀河系の中で等方的に飛行
  ・物質とはまれに衝突しない。ほとんどする。
  ・磁場の中で光に変る。
ニュートラリーノは東大のグループがこれを対象に研究している。
カミオカンデの近くの東大暗黒物質実験施設では、ニュートラリーノの検出をボロメーター(半導体温度計)を使用した水温の変化によって行う実験を計画している。
アクシオンは、ヨーロッパの研究グループ、京都大学でも研究。
これらの研究は当然ノーベル賞の受賞対象となる。
地球には500gのダークマターがあると試算されている。
重力を伝えるのはグラビトンと言う素粒子で未発見。

来年の市民大学講座では、暗黒エネルギーを取り上げてくださるそうです。
加速度的に膨張している宇宙。
宇宙が誕生して、135憶年、膨張が進んで、6千億年後にはグレートリップと言う相互作用のない悲観的な世界--------
でもその前に太陽は寿命かな----
人類はどうなるのだろう----
色々考えると、濃いめの伊右衛門を飲んだこともあり、目がさえています。         Y記
  (大槻によって投稿文のごく一部を修正)
 

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トランプとヒットラー

ヒットラーは政権を取ると矢継ぎ早に経済の立て直しをやった。惜しげもなく
国のお金を市民にばらまいた。いわゆる財政政策だった。それに依って若者の
雇用は急速に改善した。典型的なポピュリズム政策だった。トランプもアメリカ
第一を唱えて経済連携協定を破棄、輸入関税を引き上げ、若者の雇用拡大を目指し
た。ヒットラーと同じポピュリズムなのだ。

ヒットラーの前に立ちはだかったのが議会である。しかもその野党の中に共産
党の勢力も拡大していた。この野党勢力を一気に潰すとんでもない仕掛けを実行
した。でっち上げのテロをやることだった。ドイツ南西部で共産主義者のテロ
を仕組んだ。このヤラセのテロの捜査で共産主義者をのきなみに捕縛。併せて
野党の主なメンバーも検挙。
 
はずみで非常事体宣言をやって議会を閉鎖。独裁政権に移行した。そして独裁者
ナチズムによってユダヤ人虐殺と周辺国への侵略戦争。

トランプは先の中間選挙でトランプに反対する野党民主党の躍進に直面している。
ヒットラーと議会の対立の段階。トランプは議会から弾劾されるとなればヤラセ
のテロか戦争の道をとるだろう。つまりヒットラーの戦争の道に学んで。

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カフェ参加者Yさんの投稿

レーザー光は神の手?  那須サイエンスカフェ ノート
(大槻義彦早稲田大学名誉教授主催)
2018116日(火)、183020:40 東那須野公民館
 
先週のカフェ(時間の矢)で時間がなく、触れなかったが、動物植物には体内時計があり、人間はおいては、脳に両目の神経が集中する下にある視交叉上核という領域がありここで時を刻んでいる。(約3分間に一度、ある種のたんぱく質を取り込んで吐き出す。人間の体内時計では一日は23.7時間)
 
今週の題材は「レーザー光は神の手?」
先ず光とは何かであるが、太陽から来る光に関しては、とぎれとぎれで、波束は約6mのインコーヒーレントの光である。一億度の高温のプラズマ状態で、電子が衝突し、加速度によって光が出来る。
何とか連続する光を作りたい。
 1.レーザーの媒体
 2.励起エネルギー
 3.全反射鏡
4.出力鏡
 等の条件を組み合わせ、強い、波長のそろった、方向性を持ったレーザーが得られた。
 光ファイバー発明;カメラに応用、胃カメラ、内視鏡手術等
今年のノーベル物理学賞は、光ピンセット、および高出力レーザーに関する研究が受賞した。
高出力レーザーに関しては、受賞者のドナ・ストリックランド(カナダの女性)が大学院時代に、指導教授から強いレーザーを作りなさいと言われ、レーザー装置にエネルギーをためているうちに、装置が溶けて筒が壊れてしまい、泣きながら、教授に報告したところよくこれだけ強いものが出来たとほめられたそうだ。
この話はドナの指導教授から大槻教授が直接聞かれた話とのことです。
チューニングで波長をコントロールすることができ(エネルギーは波長に反比例するから、装置内では、波長を長くし、出力時には波長を短くする。)高出力レーザーの応用分野が広がった。
緑内障;数秒の照射で治療は終わる。白内障;網膜剥離;がん手術;がんは高温に弱い。
光子コンピューターへの応用、
X線レーザー;半導体製品の評価、電子構造
 プラズマの話から、火の玉の話となりました。大槻教授は一連の減少を実験で再現されたとのことです。特に、風向きに向かって飛んでいく火の玉現象は電磁波の位相が通ることにより説明ができるそうです。
 実際に火の玉現象の出やすい場所とは、この那須地方の様に雷が良く発生する場所とのことです。
 ミステリーサークルの話も出たが、人為的なもの、自然現象両方ある様だ。
 
 来年4月の生涯学習課主催の成人大学の講座では、「宇宙の始まりから終わりまで」を考えていらっしゃるそうです。
 

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  最近(勿論、前からだが)コメント投稿欄に、まったく意味不明
の投稿が寄せられます。0×0は0だとか、自分は天才だとか、ウサギ
が好きとか。私には到底理解困難です。これが同じペンネームで続けて
3通も4通も投稿され、数時間で削除されます。イタズラにしては手が
混んでいます。
  まともに読者の皆様、何故批判、罵倒、注意などしないのですか?
それとも、そのマトモな読者の皆様はこれらヘンテコな文章を良く
理解される のですか?理解できないのは私だけなの?
  

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Yさんから寄せられた感想

 皆さんこんにちは。
 10月30日は那須サイエンスカフェがありました。
 テーマは「時間の矢」でした。
 とても、普段味わえない内容で、楽しく、貴重な時間でした。
 以下に、私なりに内容をまとめてみました。Y記

                              時間の矢  那須サイエンスカフェ
(大槻義彦早稲田大学名誉教授主催)
20181030日(火)、18302030、 東那須野公民館
 
 時間とは振動の数(実数である)。
 時計として古いものは日本では奈良にある漏刻(600年代の水時計);これは大槻先生が韓国の博物館で見たものと酷似していたとの事。
(水時計は水が容器から一回無くなったのが一振動)
 太陽、月が見かけ上、地球の周りをまわる回数も利用されてきた。
 柱時計、機械式腕時計、水晶発振を利用したクオーツ時計、さらには電波で校正する電波時計と誤差が少ないものへと進化している。
 大槻先生は子供のころNHKの時報は何を基準としているのかを知りたくてNHKに質問の手紙を出したそうですが、回答はなかったそうです。
 (この件はウィキペディアの日本標準時間および、時報等を参照すると答えが見つかります。)
 時間は、逆戻りはしない。タイムマシンは物語的には面白いが、ナンセンスで、もし仮にマイナスの時間があっても過去は覗けない。
 それは現在の自分の肉体は、時間を巻きす事が出来たとして、母親の胎内、さらには卵子と精子、さらには水や栄養素となっていき、生まれる前に戻ると、只の水や炭素などとなってしまうからである。
 現在の時間の定義はセシウム原子時計であるが、ストロンチウムを使ったさらに1,000倍程度正確な光格子時計を東大の香取教授(大槻教授の教え子の教え子)が測定に誤差が出ないようなレーザーの波長を見つけ出し原子を閉じ込め,さらには周囲の温度を下げることで、130憶年に1秒の誤差の精度が達成できた。
 この高精度の光格子時計を使用して近くスカイツリーの高さを測る実験が計画されている。
 (すでに香取教授は、ハーバート大学の1階と3階の高さの差を得ることに、この時計で計測することにより、成功しているとの事。)
 地上の上と下では重力に差があることを利用し、アインシュタインの相対性理論「重力が大きければ、重力が小さい所より時間の進みが遅くなる。」に基づき、この微小な時間の差を計測することにより、高さ(時計を置いた位置の差を)求める。
 今まで漠然としていたアインシュタインの相対性理論の一端が体現出来そうなわくわく感がある。ノーベル賞受賞の有力候補と言って間違いない。
 また、資源探査、地震予知などに利用出来そうである。
 反物質の話などから、地球のビッグバン、宇宙の果てとは、宇宙のインフレーションとの話題で盛り上がったが、宇宙のインフレーションは観測で実証されていて、はるか先の未来に原子においても核力まで影響が出て、何もかもバラバラになる絶望的な地球の将来が予想される。
 しかし、インフレーション理論が正しいとすると、光格子時計もわずかながらでも影響を受けるような気がする。
 最も今の私にとっては、不勉強ゆえにか、インフレーション理論そのものも受け入れがたいものです。
   以上





                                          

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