バンクーバーサイエンスカフェに関するYさんのコメント
(Yさんは千葉大から客員としてUBC大学に来れれている方) 
 
1回 77日  『エントロピーと生まれ変わり』
2回 721日  『時間とは何か、原子時計と光格子時計』
5回 91日   『超伝導科学文明』
6回 915日  『とんでもない物質、中性子の素顔』
に参加させていただきましたが,応用物理出身の私でもとても難しい内容を分かりやすく教えて頂きました。文系の方には予習が必要かと思いますが,落語が趣味という先生は,参加者の表情を絶えず伺ながら理解状態を把握し,適切な説明を展開してくれました。その後の質疑も,質問に的確に応えており,正に「サイエンスカフェ」となっておりました。私の父と同じ昭和11年生まれだとお聞きし,またまた驚いております。しかも,参加費$15は会場費で,先生はボランティアでサイエンスカフェの講師を務めております。
来年は,ゴルフの科学についてのサイエンスカフェを展開するそうで,早速,電子書籍「ゴルフ上達の科学 スコアをもう3つよくする科学的ヒント」「科学的アプローチ&パットの極意」「科学的ゴルフの極意理屈がわかればどんどんうまくなる」を購入して,読んでいるところです。とても面白くためになり,日本の那須のサイエンスカフェに参加するか,飛行機代を工面してバンクーバーに来るか,考慮中です。今後とも,どうぞよろしくお願いいたします。
 
 






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サイエンスカフェ最終回の報告と感想が『級長』のKさんから
届いたのでそのまま掲載します。

6回バンクーバーサイエンスカフェ(VSC)総括
今年の最終回は前座を含めて話題3つ、参加者も
13名を数え狭い会場が超満員。
加えて4名の若手が先生方の話の後、大いに議論を
盛り上げてくれたので、誠に活気のある会となった。
来年以降もこの活気が継続されることを望みたい。
 
さて本題に入ります。
 
前座として東京工業大学の高久先生からセルロース
ナノファイバー(CNF)の研究開発および実用化の
現状について話があった。
CNFは第4VSCで大槻先生から現在の鉄を中心とす
る文明から将来はCNFを中心とする文明に代わるか
も知れないとして、話されたテーマである。
CNFの素材であるセルロースはリグニンを結合材と
して植物の骨格を形成している物で地上最多の炭水
化物である。
このセルロースをナノレベルまで細分化する技術が
東大磯貝教授によって有機化合物TEMPOを使う事
によって実用化された。
CNFは鉄の5分の一以下の軽さでありながら、鉄の5
倍以上強度を有する。かつ熱変化が殆ど無い等多く
の特質がある。
しかも植物由来のため環境に優しく、再生産可能で
あることから正に夢の素材として評価されている。

 

本日の本題は前回のテーマであった超伝導の発現機
構である二つの電子が作るクーパーペアーと中性子
星の話。一見無関係に思える二つのテーマであるが、
強い力(原子核の中で陽子を結びつけている力で湯
川博士が予言されたπ中間子を遣り取りする事でも
たらされる。
宇宙に存在する4つの力(重力、電磁気力、弱い力、
強い力)の内の強い力が深く関わっていると言う点
で共通している。
 
まず同じ負の電荷を持つ電子が、どうしてペアーに
なれるのか。これは導体を低温に冷やすことにより
原子を構成する、電子や原子核の振動が小さくなり
原子核を介在して接近した二つの電子間にはフォノ
ン(物質の中を伝わる音を量子化した物で一種の仮
想粒子)を交換して非常に大きな引力が働くように
なり安定で強固なクーパーペアーを作る。

そしてこのクーパーペアーはボーズ粒子としての特
性を持っており、これまで存在したフェルミ粒子と
して制約から解放され、エネルギの最も低い安定し
た状態に凝縮(アインシュタイン凝縮)する。これ
によってこれまでばらばらに動いて互いにぶつかっ
ていた電子が規則正しい運動をする事で抵抗が無く
なり超伝導状態が生じる。尚クーパーペアーは一種
の量子もつれの状態であるとも言える。
 
中性子星は太陽の質量の約8倍以上の星が超新星爆
発を起こした後残された中心部が自身の重力で重力
崩壊を起こし、殆ど中性子(原子核内部にあった陽
子は電子を吸収して中性子になる)だけの集まりを
形成した物である。
なお質量が太陽の約40倍以上になると重力崩壊した
中心部の質量が中性子の限界質量を越えてしまうの
で、中性子星としては存在できず、光さえも脱出で
きないブラックホールとなる。
従って中性子星はブラックホールと兄弟、或いはブ
ラックホールになり損なった星と言う事が言える。
 
余談になるがこの超新星爆発時の陽子崩壊によって
生成される粒子(ニュートリノ)を世界で初め観測
に成功したのが神岡鉱山跡地に建設されたカミオカ
ンデで、これによって小柴博士がノーベル賞を受賞
されている。
余談ついでにこの小柴博士のカミオカンデ建設には
、当時学術会議のメンバーであったVSC主催者の大
槻博士の尽力が大いに寄与したことが、当時のエピ
ソードを交えて話された。
 
中性子星の質量は非常に大きく角砂糖の大きさで数
億トンもある。大きさは精々半径が20km程度。
多くの星は自転しているので当然中性子星も自転し
ている。問題はこの自転速度である。
フィギュアスケートで回転を速めるのに広げた手を
折りたたむのと同じ原理で、太陽よりも大きかった
星が僅かに半径20kmにまで小さくなるのである。
これによって自転速度も秒以下となり、強い磁場を
持つ中性子星からは強力なパルス信号が発せられる。
この星をパルサーとよぶ。
このパルス信号を観察することによって中性子星の
事が色々判るようになった。
 

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本日のカフェでは量子力学の最も不思議な
    バーチャル 過程
というものを解説します。その例として
     超伝導のクーパーペア
    宇宙の中性子星
を取り上げます。
    日系の方、日本語の分かるカナディアンの方
矢野アカデミーに1時においでください。満員
ですが、立ち見でよければ。

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拳  さま
  質問の投稿いただきましたが他人の書いた本に関する質問
ですのでお答えしません。著者にすべきものです。これは
当然の原則で、ここで繰り返し述べて来ました。
                             大槻

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他の人の出版本の

このブログでは情報を挙げる時には引用先を明示することに努めて
います。しかし物理科学の分野は情報元は非表示となる場合がありま
すのでご注意ください。その理由は情報は複雑な方法で入手している
から、です。
    物理科学の専門分野の情報は
(1)研究結果はまず研究室、教室のセミナーで話しますがこれが即座に
私に伝わる
(2)論文投稿の段階で関係者から伝わる
(3)論文掲載誌発刊でネット、マスコミなどをとうして伝わる
(4)科学解説誌に綜合報告が出ることにはよって伝わる
というものです。
   これを見て分かることは、私の論評に引用出来るのは(3)の段回以降
になると言う事です。



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関西電力の電柱が軒並み強風で倒れ、大停電。それは電柱の強度
のオソマツからきている。まず朝日の最近の記事を見よう。
   (朝日新聞からの引用)
台風21号による大規模停電は、近畿6府県を中心に延べ約219万
戸に及んだ。約3万戸は今も復旧のめどが立っていない。・・・・・

 台風の被害を受けた電柱は、近畿6府県で800本を超えた。電柱

は最大で風速40メートルの猛烈な風にも耐えられる設計だったが、。。。。。。

 近畿を通過した4日の最大風速は、和歌山市で39・7メートル(最

大瞬間風速57・4メートル)、大阪市で27・3メートル(同47・4メー
トル)、大阪府南部の熊取町で26・8メートル(同51・2メートル)。。。。

 対策としては、電柱の直径を太くしたり、電線を地中化したりする方

法が考えられるが、いずれも工事のコストや地震のリスクなどの課題
があるという。。

システムダウンで苦情殺到

 大規模停電の影響で、停電範囲を送配電の状況から自動的に把

握する関電のシステムにも障害が発生した。

 2004年8月の台風16号では関電管内の56万戸が停電した経

験から、同規模の停電情報は把握できるようにシステムを増強して
いた。だが今回の停電規模はこの約4倍。停電情報が集中し、シ
ステムの処理能力が追いつかなくなった。

 関電はこの停電情報システムを利用し、ホームページを通じて停

電地域や復旧状況を利用者に提供していた。だが、4日午後から6
日夜までシステムが停止し、関電や自治体に問い合わせの電話が
殺到した。

 関電はオペレーターを100人増の500人態勢にしたが、電話が

つながりにくい状況が続いた。ただ、つながっても、システム停止で
十分な情報提供ができなかった。

 大阪府岸和田市の市役所本庁舎は4日に一時停電して守衛室

の電話しか使えなくなったが、「関電に電話がつながらない」などの
電話が鳴りっぱなしだった。

 大阪府幹部は7日、府庁に関電幹部を呼び、「市町村にものすご

いたくさんの苦情が入り、災害対応に支障があった」と苦言を呈した
。関電の担当者は同日の会見で、「対応は十分ではなかった」と謝罪し
、「反省して知恵を出しながら対策を考えたい」と話した。(五十嵐聖士郎、島脇健史)
   (引用終わり)
  え、何だって?!大阪市の電柱、たった27メートルの風速で倒れたのか?
超高層ビルは風速90m、レインボウブリッジは風速80m以上、耐震防災ビル
のカラス窓は風速70mの安全設計だという。それがたった27mで電柱は倒れた
のだから呆れる。関西電力は『風速40mの安全設計だった』とうそぶく。
 呆れてモノも言えない。40mの風なら台風でなくても前線、雷、冬の大陸
高気圧でも吹く。つまり電力会社はいつでも電柱は倒れて大停電になること
を承知で設計しているのだ。おかねがかかるから、と。
 2年前にサイパンを襲った大台風、ホテルのガラスはすべて吹き飛んだ。
風速90m。それでも5つあるサイパンのゴルフ場のヤシの木は一本も倒れ
なかったそうだ。ヤシの木は進化の過程でセルロースナノファイバーを有効
に配置して身を守ったのだ。
 ヤシの木にできることを日本有数の科学技術産業、関西電力がやれないのか。
 
  

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body
皆さま
何時も言ってるように日本は
     災害列島
ですね。とくに今年はひどかった。九州の災害に始まり西日本
の梅雨前線大雨、続いて1週間おきの大台風が九州から西日本
を襲いました。その中で北海道はカヤの外。梅雨前線もなし、
台風もなし。多くの知人はこの夏、北海道に短期移住しました。
      ところが今年の災害のダメ押しのように北海道もやられました。
しかも今年最大の被害のようです。今年はこれで最後になって欲しいです。

      これでは前線、冷夏、津波、高潮、台風、じしん、噴火、、、と
激甚災害の烙印です。日本民族は、およそ3000年よくぞここまで生き延びてきましたね。絶滅しなかったのが不思議です!移住しなかったのが不思議です。
   しかし考えてみればあの太平洋戦争で特攻隊の若い尊い命をうばい、繰り返し東京大空襲で命を奪い、とどめ原爆2か所で何十万の命をうばった。総計なんと300万人!。(私の父もその一人)
 この死者数は当時の日本の人口のおよそ5%。5%の人口減少では国は滅びないし集団移住者もほとんど出ないのだ。
 1960年代まで一つの大台風襲来による洪水で死者は2000人から3000人。当時の理科年表をみれば分かる。室戸台風、伊勢湾台風がそれだ。しかし最近の度重なる大台風でも大洪水は起こりにくくなっている。死者の数は1台風ごとに数十人の規模である。
 これはまさに科学j技術の進歩。土木工学の知恵を集めて洪水対策をやってきたおかげである。有名な東京神田川の洪水対策は高田馬場の地下に広大な溜め池空間を作ってある。この対策のためここ40年、神田川の 洪水など話題にならないではないか。
 これからは温暖化との競争である。年々台風は強力になり梅雨全線も活発になる。たしかに1台風あたりの死者数は激減したがこれを0にしなければならない。さらにきめ細かい防災対策が必要である。これはもはや政府の責任である。技術は十分完成しているのだから。      

2018/09/05 21:10、YANO Academy <info@yano.bc.ca>のメール:


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このブログでは情報を挙げる時には引用先を明示することに努めて
います。しかし物理科学の分野は情報元は非表示となる場合がありま
すのでご注意ください。その理由は情報は複雑な方法で入手している
から、です。
    物理科学の専門分野の情報は
(1)研究結果はまず研究室、教室のセミナーで話しますがこれが即座に
私に伝わる
(2)論文投稿の段階で関係者から伝わる
(3)論文掲載誌発刊でネット、マスコミなどをとうして伝わる
(4)科学解説誌に綜合報告が出ることにはよって伝わる
というものです。
   これを見て分かることは、私の論評に引用出来るのは(3)の段回以降
になると言う事です。



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